敏感の彼方に

HSPエンジニアがお送りする、前のめりブローグ

未来

でくの坊 🌵 脱格差論 └|∵|┐【生産性向上という不毛な社会と意味】

「社会の役に立たないこと」を志向すれば、生産性と無縁の人生を送れる。生産性から離れれば、生産性を統治や収益のツールとする国や企業の目論見や思惑の反対側に行ける。そうやって、便利や娯楽をもたらしてくれるシステムの外側に立ち、「不便」や「無」…

冒険するようにボクは結婚し、これからも冒険し続けるのだ📌不倫せずに

「なぜ結婚したの?」と問われたら、「両親と同じような冒険をしてみたかった」と答えるだろうし、「なぜ不倫しないの?」と問われたら、「より困難な冒険の方が楽しいから」と答えるだろう。その冒険とは、長い年月を掛けて承認欲求や予定調和の壁を乗り越…

【コロナ名場面・珍場面】感染症の歴史に名を残した人・そうでもない人

新型コロナウイルス(新型肺炎)の第1波が終息を迎えようとしています。カルロス・ゴーン被告(日産自動車元会長)の国外逃亡というニュースで幕を開けた2020年ですが、年明け早々、「原因不明の肺炎」に関する情報が中国から少しずつ入ってくるようになり…

【自動運転】50年前より 240 倍安全な車が普及する未来の「事故と死」

交通事故やエレベータ事故の統計を用いた計算によれば、近い将来に普及するレベルの自動運転車は、50 年前の自動車と比較して、少なくとも 240 倍は安全になった印象を与えることになります。果たして、この 240 倍安全になった車に、人は乗るのでしょうか?…

「ヒト・AI・ヒト・AI・ヒト・AI・ヒト」という社会で完成する個人主義

個人主義が進むと、「人と人の間に入ること」がとてつもなく怖ろしいことに思えてくる。特に、相手を選べない場合は、魑魅魍魎の世界に放り込まれるようなものだ。魑魅魍魎と縁を切るのも存外難しいことだから、人と人の間に人工知能(AI)を配することにな…

老後の「お金」「ひま」「病気」問題に余裕の老人の話【人生百年計画】

最近、「老後資金に 2,000万円なくても、十分楽しく過ごしていける」と思えたのは、おじ・おばと久しぶりに会って、その「利他的な子ども」のような人生に触れることができたから。「老後」というものに暗くてブラックなイメージしか持てない今日この頃だけ…

[意味中毒社会]子供に「意味」を与えると、そこで人生の冒険が終わる

トヨタ社長が「終身雇用ムリかも・・・」と明言したことで、本格的な格差社会の到来が一気に近づき、多くの人々にとって「生きる意味」の模索がますます難しくなっていくように感じます。それは、手にするのが難しい「生きる意味」を自ら探し求めることを諦…

出産・育児は「する」じゃなくて「した」に意味を付けるもの【少子化】

「子育て」を経験するかどうかは、たまたまの偶然でしかありません。なので、結婚・出産・育児は、「する」を考えることに特に意味はなくて、せいぜい「した」という事実にしか意味はないと思っています。その「たまたま」という一線のこちら側とあちら側で…

令和は「生きる/生きないの自由」を選ぶ時代[昭和・平成からの変遷]

平成最後の夜。「ドラえもん人生ゲーム」で、令和時代の人生をド真剣に占ってみました。その「令和時代」の展望については、「平成時代」の総括と併せて、たくさんの著名な方々が新聞・雑誌やネットなどで語っておられます。それはそれで視野が広く、文章も…

「フリーランスが他人の生きがいに月10万円出すのか出さないのか」問題

フリーランサー家庭のお金の問題を考えてみました。夫婦間で労働の時給に差があると、場合によっては世帯収入が数十万円も少なくなってしまいます。ただし、労働の目的は「金銭的報酬」以外にも、「生きがい」や「社会参加」の意義などもありますので、収入…

[勉強とスポーツと子供]人生のコースを早々と決めてしまう意味と目的

「人生100年時代」なのに 45歳で会社からは「不要」扱いされたり、一方のスポーツ界では、20歳ですでに「ベテラン」と言われたり、引退に追い込まれたりするケースもままあります。人生のピークが低年齢化する一方で寿命は延びる傾向にあり、ピークから寿命…

ストレス弱者(HSP)の方が人工知能(AI)社会で進化できるという仮説

過去3度目の人工知能(AI)ブームである。今回のブームは長くて、いろんな成果も上がっている。AI をベースとした様々なサービスによって、生活はますます便利になっているけれど、広告や商品、サービスなどの「おススメ」が多すぎて、食傷気味でもある。そ…

【少子化問題】資本主義ゲームの「夢」と出産・育児の阻害原因との関係

「かんおけ型」人口ピラミッドの下半分が完成に近づく今後数十年は、「少子高齢化」の話題が途切れることはないでしょうから、現状や未来予想を含めて、いま思うところを少しずつ書き留めていこうと思います。資本主義ゲームから降りた「ヤンキー」や「古風…

「生産性向上」が無意味になる日【AI+BI+ロボット vs. 消費リテラシ】

『情報の歴史』というスゴイ本があります。1996年の発行時点で、情報の伝達媒体の最終形態を「人工知能(AI)」と見定めています。そのような「情報の歴史」を「労働の歴史」と捉えて特筆すべき年代は、イギリスで世界初の労働組合が結成され、アダム・スミ…

[これからの教育]あえて子どもに「退屈」を与える「引き算」の子育て

就学前の子どもに文字や計算をあえて教えない子育てをしたら、小学校入学後から乾いたスポンジのように嬉々として文字や計算を覚えるようになりました。子どもの中に「余白(余裕)」を作ってやれば、子どもは自らその余白を埋めようとします。ただ今の時代…

子供を生み育てる理由がないから「人生を大人脳で振り返る」ことにした

ムスコNが生まれた 2011 年、まだ今ほどは人工知能がインフラ化していなかったけど、ここ5年程の間に、資本家への富の集中が随分と進んだ印象がある。子どもがスクスクと育つ一方で、人間の地位を脅かす AI までもがスクスクと育っている状況においては、…

【エンタメ地獄】視力↓より留年より中毒より怖い娯楽消費フロンティア

テレビやゲーム、書籍(マンガ)、ニュース、アプリ、仮想通貨、SNS(Twitter、LINE、Instagram)などがもたらす地獄は、「視力低下」「留年」「中毒」に留まらず、「娯楽」を追求する技術革新によって開拓されるフロンティアの行き着く先にある。「便利」か…

【ポストが人を育てない時代】高コストな「総ツッコミ」社会の未来予想

日産のカルロス・ゴーン前会長の事件が連日報道されて、お金とは何なのか、組織・仕事とは何なのか、いろんなことを考えさせてくれるけど、若者や子どもの目には、どんな「トップ像」が映っているんだろう。昔は「社長=立派」というイメージがあったけど、…

フリーランスが AI 時代に向く理由|本当の「フリー」は顧客からの解放

自身の経験から、「AI が普及する未来にかけて、フリーランスというのは、なかなか良い働き方なんじゃないか?」と思うようになりました。AI が普及する社会とフリーランスの働き方とでは、「今日と同じ明日は来ない」という共通点があり、AI が普及する未来…

【就活ルール廃止】お見合いが「自由恋愛」になって増えるフリーランス

経団連に加盟している企業が「建前上」従っている現行の就活ルールが、「廃止」へと向かっています。就活ルールが撤廃となった場合は、企業による優秀な学生の引き抜きが早期化・激化していき、それに対しては能動的な学生ほど早期に動き出す一方、受け身な…

「勉強する意味」は、こんな本を読んで「コンテクスト」を理解すること

半年ほど前に登場して大きな話題になった書籍を再度読み返してみることにしました。今も売れ続けているようなので、衆目を集めるテーマなんでしょう。人工知能(AI)と人間の大きな違いは「読解力」であり、物事の意味を理解して、柔軟に新たな価値を生み出…

「夏の宿題代行」をフリマ(メルカリ)や業者に頼る問題が発生する原因

文部科学省とフリマ・オークション大手3社(メルカリ、楽天、ヤフー)は、宿題代行行為の根絶に向けた合意を発表しました。これにより、代行行為や完成品の出品・取引は禁止となって、見つかったものから速やかに削除されていくことになります。ところで、…

自動運転 EV が普及する未来に価値のある場所は幹線道路・高速道路沿い

「自動運転」が世間を賑わしていますが、テクノロジが進歩したからといって、それがすんなりと社会に受け入れられるとは限りません。自動運転のように人の命がかかっている場合は、普及までに幾重ものハードルがあります。現実的には、「自動車と歩行者(自…

人工的な「感動」の押売りに屈して人工知能(AI)の奴隷になるエモい日

社会が「安定期」に入ると、ありきたりのことは簡単に飽きられてしまい、需要も見込めなくなってしまうため、人工的な「感動」を作って押し売り気味にプッシュするやり方が横行し始める。一方、人工知能(AI)にとっては、予定調和的な「感動」なんかも次の…

新しいデジタルデバイドと人工知能(AI)デバイドがもたらす大きな格差

新しいデジタルデバイド(デジタル離れ)として、賢い人やお金持ちの間では、子どもたちを「デジタル漬け(スマホ漬けなど)」という「中毒」から救ってあげる動きが見られます。人工知能(AI)が普及した世界でも、 同じように「人工知能デバイド(AI デバ…

[2020年]話題のビッグイベント「エヴァもマリオも USJ も大学入試も」

2020年、東京オリンピックが開催されます。それと併せて、「2020 年問題」なる恐ろしい問題も取りざたされていますね。資産価値が暴落するとか雇用が一気に収縮するとか。でも、このキリの良い年には、オリンピック以外にも、さまざまなイベントが計画されて…

ベーシックインカム(BI)を「フロンティア」維持装置と考えて納得した

現在、第3次 AI ブームと第2次 BI ブームが同時にやってきているのは偶然ではありません。AI のインフラ化とともに格差が徐々に拡大していく、という言説が流布される中、その格差を解消する手段として、BI の存在感が徐々に増してきています。そこで、ベ…

「信用スコア」の売買がもたらす完全「階級格差社会」は意外と江戸時代

中国では、人々の「信用度」をスコアリング(点数化)するプロジェクトが着々と進んでおり、他国では考えられないような「管理社会」の流れがある。これだけ「信用スコア」がインフラ化すると、スコアがお金と同等の役割を持ち得るから、ブロックチェーン技…

【人工知能の普及】結婚も運転も「自己責任」が消滅するのは幸か不幸か

人工知能(AI)が社会の「インフラ」となりつつある中、人間の決断・判断という「責任」の一部が AI に代替されることにより、「自己責任」が軽くなって、やがて消滅する可能性もあります。自動車の運転や出会い・恋愛・結婚、翻訳・通訳などの分野について…

約10年後の「ウェブ進化論」は、自由なフロー型「自分探し」の本だった

自宅の書棚に置かれた『ウェブ進化論』がたまたま目に入り、もう 12 年も前の当時、大きな話題となったこの書籍をパラパラと再読してみることにした。「ロングテール」や「ネットのあちら側/こちら側」といった新しい概念の定着に一役も二役も買った書籍だ…

- 敏感の彼方に -