未来
「社会の役に立たないこと」を志向すれば、生産性と無縁の人生を送れる。生産性から離れれば、生産性を統治や収益のツールとする国や企業の目論見や思惑の反対側に行ける。そうやって、便利や娯楽をもたらしてくれるシステムの外側に立ち、「不便」や「無」…
「なぜ結婚したの?」と問われたら、「両親と同じような冒険をしてみたかった」と答えるだろうし、「なぜ不倫しないの?」と問われたら、「より困難な冒険の方が楽しいから」と答えるだろう。その冒険とは、長い年月を掛けて承認欲求や予定調和の壁を乗り越…
新型コロナウイルス(新型肺炎)の第1波が終息を迎えようとしています。カルロス・ゴーン被告(日産自動車元会長)の国外逃亡というニュースで幕を開けた2020年ですが、年明け早々、「原因不明の肺炎」に関する情報が中国から少しずつ入ってくるようになり…
交通事故やエレベータ事故の統計を用いた計算によれば、近い将来に普及するレベルの自動運転車は、50 年前の自動車と比較して、少なくとも 240 倍は安全になった印象を与えることになります。果たして、この 240 倍安全になった車に、人は乗るのでしょうか?…
フリーランサー家庭のお金の問題を考えてみました。夫婦間で労働の時給に差があると、場合によっては世帯収入が数十万円も少なくなってしまいます。ただし、労働の目的は「金銭的報酬」以外にも、「生きがい」や「社会参加」の意義などもありますので、収入…
過去3度目の人工知能(AI)ブームである。今回のブームは長くて、いろんな成果も上がっている。AI をベースとした様々なサービスによって、生活はますます便利になっているけれど、広告や商品、サービスなどの「おススメ」が多すぎて、食傷気味でもある。そ…
【タイパの危険性】就学前の子どもに文字や計算をあえて教えない子育てをしたら、小学校入学後から乾いたスポンジのように嬉々として文字や計算を覚えるようになりました。子どもの中に「余白(余裕)」を作ってやれば、子どもは自らその余白を埋めようとし…
ムスコNが生まれた 2011 年、まだ今ほどは人工知能がインフラ化していなかったけど、ここ5年程の間に、資本家への富の集中が随分と進んだ印象がある。子どもがスクスクと育つ一方で、人間の地位を脅かす AI までもがスクスクと育っている状況においては、…
自身の経験から、「AI が普及する未来にかけて、フリーランスというのは、なかなか良い働き方なんじゃないか?」と思うようになりました。AI が普及する社会とフリーランスの働き方とでは、「今日と同じ明日は来ない」という共通点があり、AI が普及する未来…
経団連に加盟している企業が「建前上」従っている現行の就活ルールが、「廃止」へと向かっています。就活ルールが撤廃となった場合は、企業による優秀な学生の引き抜きが早期化・激化していき、それに対しては能動的な学生ほど早期に動き出す一方、受け身な…
半年ほど前に登場して大きな話題になった書籍を再度読み返してみることにしました。今も売れ続けているようなので、衆目を集めるテーマなんでしょう。人工知能(AI)と人間の大きな違いは「読解力」であり、物事の意味を理解して、柔軟に新たな価値を生み出…
「自動運転」が世間を賑わしていますが、テクノロジが進歩したからといって、それがすんなりと社会に受け入れられるとは限りません。自動運転のように人の命がかかっている場合は、普及までに幾重ものハードルがあります。現実的には、「自動車と歩行者(自…
自動運転技術が中国で一番最初に実用化・普及しそうな理由を考えてみました。2018年3月の Uber社による自動運転車の事故は、「完全自動運転車が史上初めて死亡事故を起こした事例」(つまり、機械が人をひき殺した最初の事例)と受け止められています。一方…
【虫が苦手な人はスルーすべき記事】先日、女優のニコール・キッドマンさんが昆虫を食べる様子が話題となりました。国連やFAO(食糧農業機関)は、深刻化する食料不足の解決手段として、以前から「昆虫食」を提唱しています。日本国内でも少しずつ、食用昆虫…
人類は、「集団が大きくなる」→「脳が大きくなる」→「言語が発達する」という進化を遂げてきましたが、ネットや SNS、人工知能(AI)の発達によって身体感覚(嗅覚・味覚・触覚)が鈍くなると、「信頼関係が希薄になる」→「集団が小さくなる」→「脳が小さく…