
長期の積立投資(iDeCo など)を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。
【投資の基本姿勢】
- 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
- 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
- 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。
外国株・ETF(楽天証券)
2021年2月から米国株および中国株のアクティブ運用を開始しました。

9月は、FOMC の結果、FRB が6会合ぶりに政策金利を0.25%ポイント引き下げ、4.00~4.25%と決定しました。また、追加利下げの可能性もあることから、景気減速はソフトランディングの公算が大きくなり、結局は5カ月連続の株価上昇となりました。
結果的に、ダウ平均株価指数が前月比+2%、S&P500指数が前月比+3.5%、ナスダック総合指数が前月比+5.5%程度と、アノマリーを無視した力強い上昇が見られました。これに対して為替(ドル/円)は、多少の上下はありつつも、先月末からほとんど変化していません。
このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は円ベースで+25% と、指数を大幅に上回ることができました。Hyperliquid(暗号資産の永久契約(満期のない先物契約)取引をメインとする分散型取引プラットフォーム)関連の銘柄や、配当狙いで購入した PFE が大きく上昇してくれた結果です(HYPE については、まだまだ山あり谷ありでしょう 💦)。
9月末時点では、個別株は OPEN・PRCH・HYPD・SONN・SMR・PFE の6銘柄を保有しています。ETFは保有していません。
基本的には、上昇傾向(かつ好決算)の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで無駄なトレードを減らし、機会損失や手数料のロスを抑えられるように心掛けています。米国株は、値動きが大きいため、無謀な決算チャレンジや損切りの遅れによって、資金がすぐに目減りしてしまいます。この2点は、特に注意したいポイントです。
中国(香港)株は、2021年12月にすべて売却して以来、現在はノーポジションです。
日本株・ETF(楽天証券)
楽天証券で単元株の取引を行っています。トレード方法は、数日~数ヵ月の短中期で上昇銘柄のトレンドに乗る、いわゆる「モメンタム投資」が基本ですが、デイトレも行います。成長を見込んで長期保有する場合もあります。

日本株も米株同様に、大型株やバリュー系を中心に上昇が見られました。ただし、特に中小型のグロースについては、資金が抜けて下落の一途でした。日経平均が前月比+5%、TOPIXが前月比+2%、グロース250が前月比-4.5% です。このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は前月比-16%と、指数に対して大幅に劣後してしまいました。
HEARTSEED・トヨコーといった高バリュエーション(PER)の銘柄が大きく失速(特に、HEARTSEED は、ノボノルディスクとの提携解消が9月最終日に発表され、大暴落 💦)。データセクションも月央にワラント発行で2連ストップ安。いずれも買値は上回ってはいるものの、なかなかの痛手でした。グロース株ですから、この程度は当然といえば当然ですけどね。
9月末時点では、「HEARTSEED」「AIロボティクス」「トヨコー」「データセクション」「コニカミノルタ」「ジオスター」「売れるネット広告社」「マイクロ波化学」の8銘柄を保有しています。
エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)
国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。
出資した6社のうち2社は事業の継続が困難となり清算されてしまったため、現在は「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「LIVER株式会社」の4社に出資しています。

今月も特に動きはありません。
いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。
ソーシャル融資(バンカーズ:Bankers)
いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。
「アフリカ未電化地域支援」「欧州フィンテック事業者支援」に出資しています。

貸し倒れや為替(外貨建ての場合)のリスクが少なからずあり、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に融資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。
この融資は、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。
ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、為替リスクに加えてカントリーリスクも考慮しなければならず、かなり難易度の高い投資ですね。現在運用中の2ファンドが元本割れの可能性もあり、最終的には含み損益 ±0あたりで着地しそうです。
積立投資信託(楽天証券)
eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」の4銘柄の合計です。

7月から、これ以上の(急激な)上昇は難しいと考え、9月も投資は手控えています(実際には、3カ月で S&P500が 8%上昇しています 💦)。さすがに上昇し過ぎのような気もしますが、追加利下げの可能性もあるため、意外に底堅さもあります。難しい。
とは言え、トランプ関税の影響で、世界の経済成長が鈍化する予想もありますし、これまでの米国一辺倒から少し考え方を変えた方が良いのかもしれません(ドル基軸や米株の優位性がすぐにどうこうなるわけではありません)。というわけで、積み立てる銘柄を思案中です。
ロボ積立(テオ:THEO)
ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。

こちらは、積み立てを再開して、淡々と継続中です。
確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)
外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に 25%、国内外株式「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に 30%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」に 20%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に 10%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に 5%、コモディティ「ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)」に 10% を設定しています。

老後の大切な資産になります。
米株高やゴールド高の恩恵を受け、含み益が先月に引き続き過去最高を更新です(ついでに、5カ月連続の増加中)。先月、株式を大幅に売却して債権に移し替えました。しばらくは安全性重視です。
小規模企業共済
現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。

最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、(所得により)10~50%程度もの節税効果があります。しかも、一定期間以上(20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。
複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。
しかも、一定の積立期間を経過すると、積立額の8割以上の金額を低利で借りることができるため、これを別の資産運用に利用することもでき、かなりお得な制度です。
まとめ
以上、2025年9月分の運用状況をまとめてみました。
全体としては、前月比 +20万円という結果です。指数とHYPE関連米国株の上昇によって、日本株(個別)のマイナスを何とか埋め合わせています。
今夏以降、アノマリーがことごとく無視され、米株を中心に上昇が続いています。しかし、トランプ政権は先行き不透明感が強く、上にも書いたように米株の割高感や関税の影響も懸念されることから、やはり安全寄りの運転に変わりはありません。
投資に関しては、依然として素人ですから、大して参考にならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。