テクノロジ
交通事故やエレベータ事故の統計を用いた計算によれば、近い将来に普及するレベルの自動運転車は、50 年前の自動車と比較して、少なくとも 240 倍は安全になった印象を与えることになります。果たして、この 240 倍安全になった車に、人は乗るのでしょうか?…
ネット上で自分が過度に特定されることなく、匿名性を重視して生きていく方法です。ネット上で「実名顔出し」で活動するのは簡単ですが、一度そうなってしまうと、二度と後戻りはできません。後世にわたって永遠に、良いことも悪いこともネット上にさらされ…
山で、熊と遭遇した場合は、目を離さずにゆっくりと行動します。一方、猿と遭遇した場合は、目を合わさないように注意します。逆に覚えると大変(!)なことになります。人工知能(AI)とのお付き合いは、「くま」と出会った時のように「凝視」することと、…
AI を利用する自動翻訳『みらい翻訳』の実力がメキメキと伸びてきているようですので、自動翻訳の代名詞的存在である「グーグル翻訳」と、100点満点の点数で競ってみました。特許明細書や論文など、比較的難しくてお堅い技術文書を中心に比較しています。そ…
過去3度目の人工知能(AI)ブームである。今回のブームは長くて、いろんな成果も上がっている。AI をベースとした様々なサービスによって、生活はますます便利になっているけれど、広告や商品、サービスなどの「おススメ」が多すぎて、食傷気味でもある。そ…
FAANG(Facebook、Amazon、Apple、Netflix、Google)と呼ばれる『現代の黒船』を代表して、まずは Google(グーグル)のことが日本で最初に一般向けに報じられた際の様子を調べてみることにしました。日本最古のグーグル紹介記事は、20世紀最後の5月の時事…
『情報の歴史』というスゴイ本があります。1996年の発行時点で、情報の伝達媒体の最終形態を「人工知能(AI)」と見定めています。そのような「情報の歴史」を「労働の歴史」と捉えて特筆すべき年代は、イギリスで世界初の労働組合が結成され、アダム・スミ…
キャッシュレスサービス「PayPay」の「100 億円あげちゃうキャンペーン」が、わずか 10 日であっさりと終わりました。年越しの予想なんかもありましたけど、その予想以上に、ボクら消費者の食いつきが良かったということなんでしょう。世間では、「PayPay ロ…
テレビやゲーム、書籍(マンガ)、ニュース、アプリ、仮想通貨、SNS(Twitter、LINE、Instagram)などがもたらす地獄は、「視力低下」「留年」「中毒」に留まらず、「娯楽」を追求する技術革新によって開拓されるフロンティアの行き着く先にある。「便利」か…
自身の経験から、「AI が普及する未来にかけて、フリーランスというのは、なかなか良い働き方なんじゃないか?」と思うようになりました。AI が普及する社会とフリーランスの働き方とでは、「今日と同じ明日は来ない」という共通点があり、AI が普及する未来…
「未来にはバーチャルな世界しか残されていない」と言われることもありますが、本当にそうでしょうか? 自分の生き方として、「テクノロジ」「子育て」「漁業(釣り)」「農業(畑仕事)」にマイリソースを1/4ずつ配分することを目指してきた結果、「リア…
エンジニアとして、半導体技術や自然言語処理など、新しいテクノロジやイノベーションに日々携わる一方で、スマートフォンやカーナビ、GPS などのテクノロジ製品にはほとんど興味がない。そのモヤモヤしていた理由が、一冊の本によって晴れ渡る結果となった…
半年ほど前に登場して大きな話題になった書籍を再度読み返してみることにしました。今も売れ続けているようなので、衆目を集めるテーマなんでしょう。人工知能(AI)と人間の大きな違いは「読解力」であり、物事の意味を理解して、柔軟に新たな価値を生み出…
「自動運転」が世間を賑わしていますが、テクノロジが進歩したからといって、それがすんなりと社会に受け入れられるとは限りません。自動運転のように人の命がかかっている場合は、普及までに幾重ものハードルがあります。現実的には、「自動車と歩行者(自…
社会が「安定期」に入ると、ありきたりのことは簡単に飽きられてしまい、需要も見込めなくなってしまうため、人工的な「感動」を作って押し売り気味にプッシュするやり方が横行し始める。一方、人工知能(AI)にとっては、予定調和的な「感動」なんかも次の…
新しいデジタルデバイド(デジタル離れ)として、賢い人やお金持ちの間では、子どもたちを「デジタル漬け(スマホ漬けなど)」という「中毒」から救ってあげる動きが見られます。人工知能(AI)が普及した世界でも、 同じように「人工知能デバイド(AI デバ…
Twitter のフォロワ数やブログの PV 数などに価値が置かれる「評価経済社会」では、お金をたくさん持っているからといって、すぐに人気者になれるわけではありません。逆に、フォロワ数や PV 数が充実していれば、お金は後からついてきます。そんな評価経済…
現在、第3次 AI ブームと第2次 BI ブームが同時にやってきているのは偶然ではありません。AI のインフラ化とともに格差が徐々に拡大していく、という言説が流布される中、その格差を解消する手段として、BI の存在感が徐々に増してきています。そこで、ベ…
中国では、人々の「信用度」をスコアリング(点数化)するプロジェクトが着々と進んでおり、他国では考えられないような「管理社会」の流れがある。これだけ「信用スコア」がインフラ化すると、スコアがお金と同等の役割を持ち得るから、ブロックチェーン技…
人工知能(AI)が社会の「インフラ」となりつつある中、人間の決断・判断という「責任」の一部が AI に代替されることにより、「自己責任」が軽くなって、やがて消滅する可能性もあります。自動車の運転や出会い・恋愛・結婚、翻訳・通訳などの分野について…
自宅の書棚に置かれた『ウェブ進化論』がたまたま目に入り、もう 12 年も前の当時、大きな話題となったこの書籍をパラパラと再読してみることにした。「ロングテール」や「ネットのあちら側/こちら側」といった新しい概念の定着に一役も二役も買った書籍だ…
もう6~7年前のことと思いますが、「フィルターバブル」という言葉が話題になりました。自分に都合のよい情報だけを取り込む状態です。慣れ親しんだ情報や過去のパターンに従っていれば、あまり深く考える必要もなく、楽で安心できますからね。でも、残念…
もはや外国語(英語)の会話や学習は、機械や人工知能(AI)に頼れば済む時代です。今回は、主に人工知能(AI)を利用した自動音声翻訳の機器やサービス、英会話練習用のアプリケーションなどを紹介します。人工知能(AI)の進歩は凄まじく、すでに TOEIC 換…
2019 年3月、無料のタクシーが福岡で走り始める。米 Uber Technologies (ウーバー社)の配車・運行サービスの無料版とも言えるが、それとは少し異なるようだ。仕組みは簡単。運賃(運行コスト)を負担するスポンサーの広告が車内で流れるため、利用者はそ…
自動運転技術が中国で一番最初に実用化・普及しそうな理由を考えてみました。2018年3月の Uber社による自動運転車の事故は、「完全自動運転車が史上初めて死亡事故を起こした事例」(つまり、機械が人をひき殺した最初の事例)と受け止められています。一方…
中国では、学歴や職歴、買い物履歴などの個人情報に基づいて一人ひとりの「信用スコア」が算出され、それに応じて様々なサービスを優先的に受けられる「スコアリング社会」が怒涛の勢いで進んでいます。そんな「信用スコア」は、今後ますます社会の「インフ…
また1つ、ドラえもんのひみつ道具が現実のものとなりました。声をリアルタイムで変換するメガホン「ANIMEGAPHONE(アニメガホン)」です。ひみつ道具の「声紋キャンディ製造機(声のキャンディ)」に近いですね。ただし、ANIMEGAPHONE(アニメガホン)では…
仕事やプライベートで中国語の文章を読む機会が増えてきました。そんな中、「中国の検索大手・搜狗(Sogou)が中日(中国語 ⇔ 日本語)と中韓(中国語 ⇔ 韓国語)の翻訳システムを発表」というニュースを目にしたので、早速、Google(グーグル)翻訳との比較…
機械翻訳(自動翻訳)の発想が生まれてから 70 年。その実力は、人工知能(AI)の進歩により、TOEIC に換算して既に 800 ~ 900点とも言われています。また、Google は先日、自動翻訳機にもなるワイヤレスイヤホン「Pixel Buds(ピクセルバズ)」を発表しま…
人類は、「集団が大きくなる」→「脳が大きくなる」→「言語が発達する」という進化を遂げてきましたが、ネットや SNS、人工知能(AI)の発達によって身体感覚(嗅覚・味覚・触覚)が鈍くなると、「信頼関係が希薄になる」→「集団が小さくなる」→「脳が小さく…