さてさて、塾なしで偏差値70の公立高校に挑戦する中3のムスメAの学習スケジュールや勉強の様子、学校や模試の成績などを、受験当日まで実況中継しているわけですが、今回は「1学期の通知表内申点と夏休みの学習計画」がテーマです。
中学3年生1学期の通知表
つい先日、学校で親子3者面談が行われ、その場で1学期の通知表(成績表)内申点(各教科5段階評価)が手渡されました。その成績は・・・・・
中1、中2ともに、学年末の数学の成績は「4」でしたが、ここへ来て「5」にアップしたのは嬉しい限りです。小学生のころから、抽象的な数学的思考が苦手でしたが、それを自分なりに認識して、演習を繰り返してきた成果が出てきました。数学は、入試の合否を大きく左右する教科の1つですから、少しでも取りこぼしを抑えたいところ。理解できるまでは苦しくても、理解できれば「楽しい!」と本人も言っているので、ようやく難関高校に挑戦できるベースが出来上がってきたように感じます。
国語も成績は伸びていますが、もう少しです。苦手とする現代文を重点的に学習しましょう。
保健体育は、「AAAA」なのに内申点が「4」というのはもったいないです。定期テストの成績があと一歩足りなかった、と本人は分析しています。
希望校と内申点の関係
以前、ある塾の説明会に出席しましたが、そこでは、ムスメAが進学を希望する高校を含めて、地区トップ3の公立高校を受験する生徒の9教科合計内申点の平均が「42」と聞きました。今回の親子面談でも、担任の先生が同様のことを仰っていたらしいので、内申点だけを見ると、ライバルとなる受験生のド真ん中まで上ってきたことになります。
ただし、受験する高校の学科では、入試当日の試験結果が合否の80%を占める(つまり、内申は20%しか寄与しない)ため、内申書(調査書)の成績はあくまでも「目安」です。
ですので、「内申点が良かった!」と喜ぶだけ喜んだら、次は入試に向けて、実力を磨く努力をしていかなければなりません。内申点は、「勉強をがんばれば成績は付いてくる。これからも頑張ろう!」というモチベーションを高めるのに、大いに役立ちますので、その点でもキッチリと稼いでおきたいところです。
夏休みの学習計画
塾なしで難関高校に挑戦しようとしていることや、勉強に対する前向きな姿勢を担任の先生に気に入られ、少し前からムスメAにだけ、受験に向けた問題を用意してくれています。
学校の先生の立場で考えると、今や高校受験は塾に頼るのが当たり前のようになってきているのに、その中で(無謀?にも)塾なしで挑戦しようとしている生徒の姿を見れば、教育者として自然と応援したくなるのではないでしょうか。その応援を有り難く受け取って、ムスメAのサポートに努めたいと思います。
それはさておき、1学期の成績を受けて、夏休みの学習計画を立てなければなりません。過去記事『塾なし高校受験【実況|その1】自宅勉強だけで偏差値70を目指す計画』では、以下のような粗い計画を記載しました(優先順)。
- 学校の宿題
- Z会を進める
- 数学と英語の先取り学習(市販の教材 etc.)
- 目標とする高校の過去問を眺める(特に、国語と英語の長文に慣れる)
ムスメAと話し合って、この粗い計画を詳細に落とし込み、夏休みの1日あたりの学習を以下のように計画しました。
- 学校の宿題 = 1時間
- 数学と英語の先取り学習 = 各1時間 = 計2時間
- Z会の受験対策ワーク = 1時間
- 「全国高校入試問題正解」(通称「電話帳」)の国語 = 1時間
- 理科の苦手単元(電磁気と水蒸気あたり)の復習 = 1時間
1日に6時間の学習となります。学校の宿題は、休み明けの定期テストとリンクしていますので、先に終わらせてしまうのではなく、受験勉強と並行して進めていくことにしました。余裕を持って計画を立てたつもりなので、余った時間はムスメAが自由に使えば良いと思います。ムスメAは、通塾の子と比較して、勉強時間の短さに少し不安を覚えているようですが、長くやっても集中力が落ちれば意味がありませんから、1日5~6時間をしっかりと集中すれば問題ないと思います。もちろん、本人が「もっとやる!」と言うのであれば、それを止めることはしません。
1日6時間のうち、4時間分の学習は、夏休みの前半にも終わってしまうと思いますので、余裕が出てきたら、目指す高校の類似過去問を解いたり、「全国高校入試問題正解」の国語以外にも手を伸ばしたりしていきたいところです。楽しめる範囲でね。
焦ることなく、苦手を1つひとつ克服しつつ、着実に実力をつけていく時期です。
つづく
次は、夏休みの先取り学習(数学・英語)の結果と、それを踏まえた夏休み後半の学習計画の練り直しです。