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塾なし高校受験【実況|その2】夏休みの先取り学習(数学・英語!)

 

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さてさて、塾なしで偏差値70の公立高校に挑戦する中3のムスメAの学習スケジュールや勉強の様子、学校や模試の成績などを、受験当日まで実況中継しているわけですが、今回は「夏休みの先取り学習」がテーマです。

 

なぜ「先取り学習」 が必要?

中3で塾通いする人の割合が7割とも8割とも言われる昨今、特に大手の進学塾などでは、遅くとも夏休みの間に、中3の学習範囲をひと通り終えてしまうのが一般的となっています。9月以降に本格化する模擬試験でも、中3の勉強を終えていることを前提とした問題が多くなります。

 

ムスメAのように塾通いしない場合、自分の実力やレベルを客観的に評価するツールとしては模試がもってこいなわけですが、上記のように中3の勉強を終えていることを前提とした模試が増えるため、それに合わせないと実力を正確に測れなくなってしまいます。

 

ムスメAはZ会の通信講座の「進学クラス」を受講していますが、こちらのスケジュールでは、中3の学習範囲を終えるのが11月となっており、これでは模試に間に合いません。また、難関高校であればあるほど、演習問題を数多くこなす必要がありますが、そのためにも、中3の学習内容は、夏休みまででひと通り終えておくのが良いと考えます。

 

www.overthesensitivity.com

 

「先取り学習」の教科

数学と英語は必須と考えます。段階を追って理解が深まっていく教科であるため、一歩一歩すすんでいく必要があります。また、入試では一般的に国・数・英の配点が高いので、基礎学習はサッサと終え、目いっぱい演習問題に取り組む必要があるからです。

 

国語の現代文は、読解が中心ですので、先取りよりも読解力や記述テクニックの鍛錬を重視します。国語(古文)や社会は、記憶が中心の教科ですので、あわてて先取りするよりも、学校やZ会のペースでじっくりと記憶に定着させる方が効率的と考えます。

 

理科は悩みますが、中3の夏休み以降に残るのが、以下のように記憶中心の単元ですので、国語や社会と同じ扱いでいいかな、と判断しました。ムスメAが苦手なのは、電磁気や水蒸気の単元ですが、これらは中2の学習範囲ですから、「先取り」ではなく「復習」ということになります。

 

【化学】

  • 原子の構造とイオン
  • 電気分解と電池
  • 酸とアルカリ
  • 中和

【生物】

  • 細胞分裂と成長
  • 有性生殖と無性生殖
  • 遺伝
  • 食物連鎖
  • 自然環境と人間

【地学】

  • 地球と月と太陽
  • 地球と太陽の運動(日周運動・年周運動)
  • 月と金星の満ち欠け
  • 太陽系の惑星・宇宙

 

「先取り学習」の教材

書店を少し巡って、気になる6種類の教材を見つけました。その6種類は、「映像授業付き」と「テキストのみ」の2つに分かれます。数学に絞って、それぞれを紹介してみます。

 

映像授業付きの教材(3種類)

テキスト教材と動画(Youtube など)が連携しており、先生の授業を視聴しながら、テキストを使って理解を深めるタイプです。今はやりの「スタディサプリ」などと同様、自宅にいながら、学校や塾の授業を受けられるようなスタイルです。

 

1.【学研】中3数学をひとつひとつわかりやすく


【解説授業】中3数学をひとつひとつわかりやすく。01 多項式と単項式のかけ算とわり算

 

2.【小学館】Try IT 観てわかる 中3数学


【中3 数学】 式の展開1 単・多項式の乗法 (6分)

 

3.【新興出版社啓林館】ひとつずつすこしずつホントにわかる 中3数学


【新興出版社】 ホントにわかる 中3数学 1 1章 式の展開と因数分解

 

 

テキストのみの教材(3種類)

従来どおり、テキスト教材のみを使って理解を深めるタイプです。

 

1.【旺文社】とってもやさしい数学 中学3年
2.【文理】わからないをわかるにかえる 中3数学
3.【文英堂】やさしくわかりやすい  中3数学

 

この教材に決めました!

どの教材も分かりやすく、優劣付けがたいのですが、特に気になったのが、学研の『中3数学をひとつひとつわかりやすく』と、旺文社の『とってもやさしい数学 中学3年』です。

 

前者は、「家庭教師のトライ」の CM などでもお馴染みの「Try IT」シリーズである「【小学館】Try IT 観てわかる 中3数学」との比較で悩みましたが、すでに 300万部以上の実績があることと、映像授業の言葉遣いが平易で、個人で学習するのに最適と判断しました。

 

後者は、映像授業はないものの、1単元当たり4ページずつ、基礎・確認・演習・発展コラムがコンパクトにまとめられており、紙面も見やすく、個人学習のハードルを下げやすいと感じました(クチコミとは異なる意見かもしれません (*'▽') お子さんの適性や相性がありますので、中身をじっくり吟味することをおススメします)。

 

この2教材で悩んだ末、最後は、映像授業がある学研の『中3 数学を ひとつひとつわかりやすく。』に軍配を上げました。やっぱり、動画時代の波には勝てません。

 

英語についても、同じシリーズに決定しました!


【解説授業】中3英語をひとつひとつわかりやすく。 01 中1・2の復習①(動詞の基礎知識1)

 

「先取り学習」の勉強時間(スケジュール)

以上のような教材を利用して、1日に数学を1時間、英語を1時間、合計2時間を先取り学習に割り当てれば、夏休み中に十分、中3の学習を終えられると思います。

 

実際には、夏休みに入ってからの(部活を引退してからの)勉強の進み具合によって、先取り学習に割り当てる時間も変わる可能性があるため、スケジューリングは柔軟に対応したいところです(夏休み以降のスケジュールについては、以下の記事に計画をまとめています)。

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つづく

次は、中3の第1回実力テスト(5月)について、その結果と今後の学習計画を紹介します。

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