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塾なし高校受験【実況|その13】D判定から伸び盛り「本番まで2ヵ月」

 

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さてさて、塾なしで偏差値70の公立高校に挑戦する中3のムスメAの学習スケジュールや勉強の様子、学校や模試の成績などを、受験当日まで実況中継しているわけですが、今回は「本番まで残り2ヵ月で「D判定」からさらに続伸中」がテーマです。

 

M教室模試・K塾模試

去る12/8(日)に大手M教室の模試(無料)、12/14(土)に大手K塾の模試(有料)を立て続けに受験しました。そして、両模試の結果が手元に返ってきました。

 

これらの模試は、偏差値 70 前後の公立高校を中心に目指す受験生に的を絞ったものであり、難しい問題ばかりが並びます。前者が 400人規模、後者が 300人規模の受験者数となっており、受験本番まで残り2ヵ月となった区切りの時点で、自分の立ち位置や弱点を確認するための大切な試験です。

 

そんな両模試の結果を早速見ていきましょう。

 

M教室模試=「D」判定

まず、12/8(日)に受けたM教室模試の結果です。

塾なし 受験 模試 D判定

 

特に英語と理科が足を引っ張っていますが、内申点で補うことができた結果、何とか「D」判定に踏みとどまりました。英語は、前回前々回も振るいませんでしたので、最重点教科ですね。本番の配点も高いため、何としても平均点は欲しいところ。

 

数学と社会は、単純な計算ミスや基本問題の取りこぼしがそのまま、平均点との差になって現れました。理解はできているため、それほど心配はしていませんが、模試で取りこぼすということは、本番でも取りこぼす可能性が大きいわけです。そうならないように、見直しや検算をもう少し徹底する必要があります。

 

国語は、古文の不出来が平均点との差に直結しています。古文は、中学校での学習が不十分であった(!)ことが判明して以来、基本事項の確認から仕上げ直している途中段階ですので、この時点では想定内と言える結果です。

 

K塾模試=「D」判定 ⇒「C」判定

次に、12/14(土)に受けたK塾模試の結果です(理科と社会は、50点満点)。

塾なし 受験 模試 C判定

こちらは、内申点を加味せずに「D」判定でした。

 

ただし、国語の得点が自己採点結果とあまりに違うため、返ってきた答案用紙を確認してみました。その結果、記述問題がことごとく「×」とされ、部分点すら与えられていない状況でした。もっとひどいのは、「60字以内」という条件の問題に53字で答え、内容もほぼ完璧なのに、「字数不足」とだけ赤ペンが入って、0点(配点6)になっていました。客観的にムスメAの答案内容をチェックしてみましたが、少なく見積もっても部分点を半分ぐらいはもらえそうな問題ばかりでした。

 

疑いたくはありませんが、塾外生ということで、意図的に点数が削られたような印象を受けます。特に申し立てをする気もありませんが、塾外生として模試を受ける場合は、このような困難も考えられますので、採点結果を鵜呑みにせず、大人の目でもしっかりとチェックしたいところです。これが事実なら、なんとも残念な気持ちになります。

 

というわけで、国語は少なくとも10~15点ほど上乗せできる計算になります。その結果、内申点も加味するなら、「C」判定に達すると考えて間違いないでしょう。

 

これまでに難関高校を対象とする模試を4回受けてきましたが、試験そのものへの慣れもあって、平均点と同等またはそれ以上の結果を残せる教科がそろってきました。

 

とは言え、やはり英語だけが足を引っ張っていますので、何とかしないとダメですね 。

 

では、今後の課題を教科別に見ていきましょう。

 

国語

現代文は、確実に平均点を超えられるようになってきました。10~11月の取り組みの結果がはっきりと表れています(過去記事『塾なし高校受験【実況|その9】初めての模試「I書房模擬テスト」結果』参照)。高校受験程度なら、子どもに合わせた対策を打つことで、点数が容易に伸び得ることを実感できました。

 

遅ればせながら、古文も少しずつ結果が出てきていますので、現代文も古文も、今のやり方でさらに磨きをかけていけば、十分に得点源となってくれそうです。

 

数学

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決して得意な教科ではありませんが、今までの模試で最も安定して得点できています。毎日決まった時間を数学に当て、問題集や過去問で間違えた問題をどんどんツブしていきましょう。欲張る必要などなく、基本問題や標準問題を落とさなければ良いのです。あと、うっかりミスで5点ほど損することが多いため、注意力アップも必須です。

 

担任の先生(数学)が、塾なしで頑張るムスメAだけのために問題を毎日作成してくれており、冬休みも特別に対策してくれるようなので、それも楽しみです。

 

英語 

過去記事『塾なし高校受験【実況|その12】2回目の「E」判定 & 弱点克服の戦略』にも書いたように、ムスメAに合う解答戦略は確立できていると思うのですが、その方法での十分な演習が積めておらず、それが点数に結び付かない原因と分析しました。

 

というわけで、少し簡単な長文に戻って、練習を繰り返しながら、徐々に難しく長い文章に慣れていくことにします。英語は、やった分だけ差が付く教科ですから、一番多くの時間を割いて取り組み、頻出単語や熟語・連語などのボキャブラリも増やしていきましょう。

 

社会

難しい問題でも得点できるようになってきましたが、その反面、基本的な知識問題を落としてしまうことが多いため、1冊で中学社会の全範囲をカバーする本を求めてみることにしました。いろんな会社から出版されていますが、出たばかりのこちら(↓)が良さそうですので、ムスメAと相談して、これに決めました。

高校入試 超効率 中学社会100+資料30

高校入試 超効率 中学社会100+資料30

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 文英堂
  • 発売日: 2019/09/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

また、クチコミや評価は少ない(ほぼゼロ?)のですが、書店の片隅で、このような本を見つけてしまいました。

1か月で偏差値70・高校入試で90点を取る中学生の社会 論述対策マニュアル (YELL books)

1か月で偏差値70・高校入試で90点を取る中学生の社会 論述対策マニュアル (YELL books)

  • 作者:なかがわひろし
  • 出版社/メーカー: エール出版社
  • 発売日: 2019/01/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

地理・歴史・公民の記述問題が110問収録されており、それぞれ、「知識」で解けるのか、「資料の読み取り+思考」で解けるのか、その比率と、難易度が記載されています。受験する高校の入試で出てきそうな問題が散見されます。ほかにあまり見ないタイプの問題集であり、目立たない所に置かれていましたが、偶然の出会いに運命的なものを感じるため、直感を信じて購入することとしました。1日に5問ずつぐらい、実際に手を動かして答案を書く作業を何度か繰り返せば、本番で得点源になる可能性ありです。

 

理科

後回しにしてきた教科です。もう一度、基礎に戻って知識や公式を確認することで、得点アップが見込めます。Z会の「定期テスト攻略ワーク」がまとまっていて良さそうです。

 

冬休みの学習計画

冬休みをどう過ごすかで、受験の合否が決まります。これは、今も昔も変わらないことです。弱点を克服しつつ、少しでも合格に近づける学習計画をムスメAと相談して決めました。自分用に徹底的にカスタマイズした学習内容です。

 

「合格最低点を超えればOK!」「まだ2ヵ月もある!」という超ポジティブ思考で、体調管理をしっかりと、自分を信じて進めば、結果は自ずと付いてきます。

 

冬休み前半

上に書いた各教科のやるべきことを、毎日それぞれ、30分~1時間かけてこなします。それ以外に、普通科共通問題の数学(以前に間違えた問題のみ)、古文(全問)、英語(リスニングを含む全問)をどんどん進めて、主要3教科の基礎を確実にします。

 

冬休み後半

社会(暗記&論述)と数学(先生からのプリント)を引き続きこなしつつ、偏差値で受験本命校の1つ下ぐらいの高校の過去問、受験する私立高校の過去問の一部、「2020年受験用 全国高校入試問題正解 理科・社会」(通称:電話帳)のうち、関東・中部・関西の都市部や、難関私立の問題に取り組みます。これにより、標準~発展レベルを足固めしていきます。

 

時間に余裕があれば、本命校レベルの問題にもどんどん取り組みます。英語になるべく多くの時間を割き、ひたすら長文に慣れていきましょう。

 

ムスメの様子

E判定続きだったのが、D判定~C判定へと、明らかに上り調子になってきていますので、とっても充実した表情をしています。これまでで一番モチベーション高く、やる気がみなぎっているように見えます。自分なりの解答戦略とそのための学習スタイルを見出し、試験自体にも慣れたことで、わずか2ヵ月で模試の点数が各教科10~15点も伸びたわけですからね。勢いが違います。伸びしろも、まだまだたっぷり残っています。

 

結果論ですが、最初はE判定で良かったと思えます。追う者の強みで、上手く上昇気流に乗っかれました。決して腐ることのなかったムスメ自身が、自らの力で受験の権利を手繰り寄せた結果と言えます。諦めない気持ちは、一生の宝物。パチパチ 👏

 

 

 

つづく

次は、冬休みの勉強の成果と、本番まで残り1ヵ月強の学習計画をまとめます。

www.overthesensitivity.com

 

 

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