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塾なし中学受験【実況|その10】入試まで残り3ヵ月の学習と模試・講座

 

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さてさて、塾なしで偏差値60超の公立中高一貫校に挑戦する小6のムスメSの学習スケジュールや勉強の様子、学校や模試の成績などを、受験当日まで実況中継しているわけですが、今回は「入試まで残り3ヵ月弱の学習内容と模試・講座の予定」がテーマです。

 

本番まで残り3ヵ月弱

地球温暖化の影響か、いわゆる「秋晴れ」が少なくなり、秋なのにジメジメした天気が増えたように感じられる今日この頃、ムスメSの小学校でも運動会が2回順延となり、昨日になってようやく終わりました。辛うじて10月に滑り込んだ有様です。

 

運動会が延び延びとなり、学校の雰囲気も落ち着かない中で、ここ半月ほどは、受検勉強にもなかなか身が入りませんでした。まだ小学生なので、大人のように心の波を安定させる術を知らず、どうしても浮ついた状態になってしまうのは仕方のないことです。ここで無理強いするのは良くないと思い、敢えて受検の話は深くせず、様子を見守ることにしました。ボクの辞書に「無理強い」という言葉はありません。

 

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学習方法の修正

とは言え、時間だけは刻々と進み、受検本番まで残り3ヵ月を切りました。ここまで苦労や喜びをシェアしてきたムスメSには、最後まで走り切って、可能であれば「合格」の喜びを味わってほしいと願い続けています。そのために、ムスメSがフワフワしていたこの半月ほども、ムスメSの性格を加味しつつ、残りわずかな時間をどのように過ごすかをジーっと考えてきました。そして、11月23日(土)に迫った模試までは、以下のように進めることにしました。なるべく負担を少なく、効率よく弱点を克服します。

 

国語

ムスメSは読書が好きなので、文字を読むこと自体に抵抗はありません。文字に慣れ親しんでいるため、学校のテストより長い文章の問題でも、よく解けます。ただし、目指している中学(S中学)の適性検査では、大人でも時間内に読解するのが大変な超長文が登場します。そうすると、時間がないため焦って、実力が出せなくなります。

 

逆に考えると、少しでも早く読めるようになれば、時間の余裕が生まれて実力を出せる可能性が高くなるわけです ( `ー´)ノ。

 

また、S中学の国語では、2つの文章(論説文や詩)を読ませて、それぞれの共通点とそれに対する自分の考えを 150~200字で作文させるタイプの問題が毎年必ず出ています。配点も高いです(100点満点中 20~30点)。これを答えない手はありません。

 

「作文」と聞いただけでビビってしまう子も多いですが、共通点は、文章の最初や最後にあることの多い「テーマ設定」「筆者の主張」「結論」などから割りと簡単に抽出できますし、自分の考えは「意見(賛成 or 反対)→ 理由 → 具体例 → まとめ(結論)」というおなじみの文章構成を意識すれば、これも割りと簡単です。

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というわけで、S中学の過去問や同レベルの問題を選定し、長文から「テーマ」「主張」「結論」を拾いながら、なるべく速く読み、作文の設問にだけ答える練習をしばらく積み重ねてみることにしました。これがある程度できるようになれば、その他の設問にも比較的すんなりと答えられるようになるでしょう(期待込み)。

 

算数

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ここ数年、本番の適性検査では、大問が5つ出題されます。時間にすると1つ当たり10分です。ですので、過去問やZ会の問題、過去の模試などから大問を2~3つ選び、習い事のない平日の夜に、1つ当たり10分程度で解いてもらいます(時間になっても本人が希望するなら、延長してじっくりと解いてもらうのも有り)。

 

割合や速度の問題は、計算が多くて時間が掛かる割りに、計算ミスして点数を落とす可能性があり、ムスメSも少し苦手です。それよりも、平面図形や立体図形、プログラミング(アルゴリズム)を意識したような問題、規則性を見つける問題、「あみだくじ」や「じゃんけん」のように生活と密着した問題を得意としていますので、それらで点数を稼ぎつつ、割合や速度では最低限の点数だけ確保できるように、学習時間の比率を考慮します。

 

理科

理科についても、算数と同様に、過去問などから大問を2~3つ選んで、平日の夜を中心に解いていきます。少しずつ知識を拡げ、解ける問題のバリエーションを増やしていきます。

 

社会

社会は、地理分野も歴史分野も、これまで蓄積した知識がありますので、それほど心配はしていませんが、S中学の適性検査では、全体の流れや事件の背景などを問う歴史の問題が比較的多く出題されるため、頭の整理のために、以下の本を購入しました。 

マンガ×くり返しでスイスイ覚えられる 日本の歴史人物100

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  • 作者: 隂山英男,リベラル社,いとうみつる
  • 出版社/メーカー: 星雲社
  • 発売日: 2017/10/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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卑弥呼から湯川秀樹まで、日本の歴史を形作ってきた 106人の人物を、見開き2ページずつ、マンガと会話形式の説明で分かりやすく簡潔に教えてくれます。所々にキーワードや年表も散りばめられているため、時代の流れや背景を捉えやすい仕組みになっています。寝床に持ち込んで、毎日5~10人ずつぐらいのペースで楽しみながら読んでいるようです。

 

「要点ノート」を作成

入試本番では、注意すべきことがたくさんあります。たとえば、全体的なこととしては、「捨て問(計算や記述にやたら時間ばかり掛かる問題)は後回しにする」「選択問題は時間が無くても必ず解答する」などです。国語であれば、過去記事『塾なし中学受験【実況|その6】国語の長文読解(説明文&物語)と作文』に書いたようなことです。算数であれば、「得意な問題から解いていく」などです。また、本番には面接もありますので、その際の注意事項や想定されるQ&Aも覚えておかなければなりません。

 

そこで、これらを一冊のノートにまとめる作業をしました。本番の1週間前~当日はもちろん、模試の前日や当日にも目を通し、普段も時々目を通し、新たな発見があったら追記します。そうやって何度も確認作業をすることで、少ない学習時間をカバーできるようにします。

 

上のようなテクニック論や精神論ばかりでなく、たとえば理科であれば、以下のような表をムスメS自身に作成してもらいました。

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月はおよそ4週間で地球の周りを一周しますので、縦方向には1週間ごとに4つ、横方向には1日のうちの6時間ごとに4つ、太陽・地球・月の位置関係と地球からの見え方をまとめたものです。自分で作成したことで、すっきりと整理して記憶できたようです。この表を何度も眺めることにより、位置関係と見え方を自由自在に想像できるようになることが期待されます。

 

理科では、天体以外にも、てこや歯車の問題、さおばかりや輪軸の問題、電気回路の問題など、本質さえ押さえておけば解ける問題がたくさんあります。こういった本質を、なるべく短いひと言で書き連ねておき、本番前に確認する習慣を身に付けるのです。言葉だけで理解しにくい場合は、簡単な具体例のイラストも描き込みます。

 

大切に大切にまとめた自分だけのノートは、知識の泉となるばかりではなく、本番直前にも手にすることで、勇気や自身を与えてくれる心強い味方になるはずです。ムスメSは、好きなキャラクタやイラストなどで、楽しそうにデコっています。受験の記念として、一生の宝物になるかもしれませんね。

 

11月以降の模試・講座の参加予定

  • 11/16(土): S学園模試(受けるかどうか思案中) 時間の都合によりパス
  • 11/17(日): Rゼミ面接講座(その1)
  • 11/23(土): K塾模試
  • 12/8(日)  : Rゼミ面接講座(その2) 不要と判断してパス
  • 1/12(日)  : Rゼミ予想問題講座

 

 

 

つづく

次は、11月23日(土)のK塾模試の結果を受けた学習計画のまとめです。

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