さてさて、塾なしで偏差値60超の公立中高一貫校に挑戦する小6のムスメSの学習スケジュールや勉強の様子、学校や模試の成績などを、受験当日まで実況中継しているわけですが、今回は「冬休みの学習・過ごし方や直前期の注意点など」がテーマです。
本番まで残り1ヵ月時点の実力(自宅模試)
入試本番(2020年1月18日)まで残り1ヵ月となった先日、過去の模試(S学園)を自宅で受験することにしました。姉(ムスメA)が3年前の11月に受けた模試です。当時とまったく同じ時間配分で、実力を試してみることにしました。
その結果・・・
- 検査Ⅰ(国語):53点(平均 40点)
- 検査Ⅱ(算数):44点(平均 49点)
- 検査Ⅲ(理科+社会):56点(平均 56点)
得意の国語で点数を伸ばし、全教科総合で平均(偏差値50)を超えました。3年前の受験生との比較になりますが、順位は 170人中 60~70位という結果です。算数のつまらないミスで10点を失っていますので、それがなければ 50位前後となります。当時のS学園からの合格者が45人ほどでしたので、「算数のミスなし」という仮定ではありますが、ついにボーダーラインが見えてきました!
国語と並んで得意な理科もよくできていたので、国語・算数・理科については、単純なミスをしなければ十分に合格圏を狙えることが分かりました。
社会については、Z会や過去問を利用して復習したり、以下のような本を毎日読んで知識を定着させている最中です。受検当日までに、まだまだ伸びてくれると期待しています。
本人と相談した結果として、3つの習い事も続けながらこれまで突っ走ってきましたが(欲張り!)、それぞれの発表や展示も無事に終わり、受検だけに集中できる期間がやってきました。本人もすごく落ち着いた表情の中に、闘志の炎を燃え上がらせています。伸びしろたっぷりの良い感じで冬休みを迎えることができました。
冬休みの学習計画と過ごし方
塾の冬期講習などは一切利用しません。大切なことは、合格最低点までに上乗せすべき点数を教科ごとに概算し、それに向けて弱点を克服していくことです。そのためには、本人用にカスタマイズした学習計画の方が断然有効なわけです。
毎日やること(学習時間:4~5時間/日)
- 日本一の算数ドリル「割合」の残りを1つずつ
- Z会の「公立中高一貫コース」や過去模試の中から、理解が不十分かつ受検中学の傾向に近いものを再度繰り返す(算数と理科を中心に、大問2つ分程度)
- 2012~2018年の過去問(赤本)の古い方から、検査Ⅱ(算数)と検査Ⅲ(理科+社会)を1年分ずつ(半分以上が2巡目)
- 上に掲載した歴史本や地理本の読書(2巡目)
※ 間違えた問題はチェックしておき、年明けから順次振り返る。
その他(上記以外の日)
- これまでに手を付けていない過去の模試や予想問題集(3回分)を本番形式で行い、間違えた問題をしっかりと見直す(捨て問の見極め、解く順序の確定)
- 苦手な「速度」をまとめて対策
- 面接の対策・準備(想定問答の作成や練習など)
本番では、算数で差がつきやすいため、やはり一番多くの時間を当てたい教科です。国語は得意ですし、読み方や解く順序も身体で覚えてきているため、当てる時間は短めです。その他、定期購読している毎日新聞出版の『月刊 ニュースがわかる』にも目を通して、時事問題を確認しておきたいところ。
直前期の注意事項
思い付くことを列挙しておきます。
- 勉強時間は、なるべく本番の試験時間帯を中心に確保する
- 本番と同じ時間配分でリズムを作る(たとえば、「50分集中+10分休憩」)
- 本番当日のタイムスケジュールを机の前やトイレに貼り出す(雰囲気作り)
- 本番まで2週間を切ったら、過去問の出来/不出来に一喜一憂しなくて済むように、過去問は解き方の確認や「振り返り」程度に利用する(過去問は所詮、過去問ですから、本番には出ません (^^)/)
- 本番と同じ曜日・時間に受験校まで行ってみる(心の準備、交通事情の確認)
親として必要なこと
学習計画は子どもと一緒に検討しましたが、実際の学習は子どもにしかできません。親としてできることは、生活リズムが乱れないように配慮してあげること、オーバーワークにならないように注意してあげること、「まだ2週間もあるね!」といったポジティブ思考の声掛けで不安を吹き飛ばしてあげること、受験後の楽しみ(旅行、イベント、合格した中学でやりたいこと etc.)を会話に盛り込んで背中を押してあげること、などでしょう。
つづく
次は、冬休みが明け、本番まで残り10日間の総仕上げ内容をまとめます。