敏感の彼方に

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ロシア侵攻ニモ、指数ニモマケズ、前月比+10万円📈【2月投資実績】

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長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。

 

【投資の基本姿勢】

  1. 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
  2. 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
  3. 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。

 

外国株(マネックス証券)

2021年2月から、マネックス証券で米国および中国の個別株の取引を開始しました。現在のアクティブ運用の主戦場は、米国市場および中国市場となっています。

 

 

米国市場は、深刻なインフレの渦中にあり、1月は長期金利の上昇によって、ポートフォリオ(PF)がグロース株を中心に-14%と大きなマイナスを刻みました。

 

その米国金利も1月下旬には落ち着きを取り戻し、株価は回復傾向を示していましたが、2月後半のロシアによるウクライナ侵攻によって結局、S&P500・ナスダック・ダウの各指数はいずれも -4% というマイナスの結果で終わっています。

 

これに対して、ボクのポートフォリオは +3% となり、指数を上回ることができました。その要因は、DDOG・ZI・NTR・HUN・TSN といった銘柄が好決算で伸びた(決算後、ZI以外は利確)ことと、ウクライナ危機による原油/天然ガスやゴールドの価格高騰で FLNG・AR・VIST・BVN などが伸びたことと、コロナ(オミクロン株)の収束傾向で航空レジャー銘柄(CCL・DAL・ULCC・ABNB)が回復してきたことが挙げられます。

 

基本的に上昇傾向の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで、無駄なトレードが減って、機会損失や手数料のロスを抑えられたこともプラスに作用したようです。

 

2月末時点では、TSLA・SQ・SNOW・GLBE・DOCS・ZI・OLPX・RPRX・CPRX・CCL・DAL・ULCC・ABNB・ZIM・FLNG・VIST・AR・BVN・BLDR・VRTX・CLFD の21銘柄を保有しています。航空レジャーや決算待ち以外は、好決算の銘柄が中心です。

 

中国(香港)株は、昨年12月に売却してしまったので、現在はノーポジションです。

 

米国ETF(楽天証券)

2021年2月から、取り扱い銘柄数を考慮して、米中個別株はマネックス証券に、米国ETFは楽天証券に集約しました。

 

 

SPXL(S&P500ブル)・SOXL(半導体ブル)・CURE(ヘルスケアブル) は、指数下落に伴って 5~10% のマイナスとなりましたが、DPST(地銀ブル)・GUSH(オイルブル)・TMV(20年債ベア)でカバーできたため、ポートフォリオは ほぼ±0% です。

 

2月末時点では、SPXL・SOXL・CURE・TMV を引き続き保有するほか、ウクライナ危機による利上げ手控え予想でリスクオンとなった2月末に、TECL を購入しました。

 

日本株(楽天証券)

時価総額の大きな銘柄は SBIネオモバイル証券で端株を購入し、それ以外の中小型銘柄については、楽天証券で単元株の取引を行っています。

 

 

1月に40%近くの大暴落となったマザーズが2月も -6%、日経平均も -2%となりましたが、ポートフォリオは、+2% で終えることができました。ガチホ気味だった「ステムリム」「ENECHANGE」「ダブルスタンダード」は、決算で下げた分も含めて厳しいマイナスとなりましたが、その他のモメンタム投資が1月に引き続いて上手くいき、マイナスをカバーできました。

 

2月末時点では、SBIネオモバイル証券で「ステムリム」「任天堂」「日本電子」「朝日インテック」のほか、3月の権利日に向けて上昇が見込める高配当の「伯東」「ENEOS」「電源開発」「宇部興産」「三菱HCキャピタル」と、マザーズ急回復の恩恵を受けそうな「SREHD」「デジタルアーツ」の11銘柄を保有しています。また、楽天証券では、「エアトリ」「KeePer技研」「ENECHANGE」の3銘柄を保有しています。

 

暗号資産(DMM)

イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。

 

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米国金利の落ち着きでリスクオン(2月上旬)→ ロシアのウクライナ侵攻懸念でリスクオフ(2月中旬~下旬)→ 侵攻開始による米国利上げ手控え予想でリスクオン(2月末) と目まぐるしく上下し、結局は1月末からわずかのプラスとなりました。

 

暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。

 

エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)

国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。

 

現在、「株式会社DEFアニバーサリー」「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「メディギア・インターナショナル株式会社」「LIVER株式会社」の6社に出資しています。

 

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いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。

 

ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)

いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。

 

「キルギスマイクロファイナンス事業者支援」「メキシコ女性起業家支援」「アフリカ未電化地域支援」「東欧金融事業者支援」「欧州フィンテック事業者支援」「ユーラシア個人向け小口融資事業者支援ファンド」といったファンドに出資しています。

 

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貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり(依然、コロナ禍の最中でもあるため)、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。償還されるまでは損益ゼロで記載します。

 

クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。

 

ロシアのウクライナ侵攻に対する西側諸国の経済制裁で、ロシアルーブルが急落し、その影響でキルギスソムも急落しています。ルーブル建てやソム建てのファンドが9月に償還を迎えるため、それまでに事態が収束することを願います。

 

積立投資信託(楽天証券)

eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」の5銘柄の合計です。

 

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米国・先進国株中心ですので、指数下落の影響を受け、わずかにマイナスです。

 

今月から、「楽天レバレッジ NASDAQ100」も積立の仲間入りです。積立額全体の 15%ほどですが、中長期積立でどのような結果になるか、見てみたいと思います。

 

いずれも、世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後も、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定です。

 

ロボ積立(テオ:THEO)

ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。ボクは、新生銀行の各種手数料が安くなる「ゴールドステージ」狙いのために毎月1万円ずつ積み立てています。人工知能(AI)の将来性にも期待しています。

 

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こちらも、指数下落の影響を受けて、わずかにマイナスです。

 

確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)

外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に60%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に10%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に10%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に10%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に10% を設定しています。

 

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米国や先進国の株式中心のポートフォリオを組んでいますので、同じく指数下落の影響を受けて、わずかにマイナスです。長期投資なので、特に影響はありません。

 

小規模企業共済

現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。

 

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最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。しかも、一定期間以上(確か20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。 

 

複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。

 

外貨預金(新生銀行)

2020年の1月(コロナ前)から、豪ドルの定期預金(3年)を積み立てています。

 

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オーストラリアは、コロナウイルス感染症(新型肺炎)が収束に向かう中、量的緩和(QE)の終了と、今夏以降の利上げの可能性を発表しました。相変わらず低金利政策を続ける日本とは対照的に、豪ドル/円が先月末からかなり上昇して、昨年9月以来の高い含み益となっています。

 

豪ドルは、リスクオン/オフ時の値動きが比較的はっきりしていて扱いやすく、日本円に対する保険的意味合いにもなるため、貴重な資源国通貨として今後も末永くホールドしておきたいところです。

 

 

 

まとめ

以上、2022年2月分の運用状況をまとめてみました。

 

全体としては、前月比 +10万円という結果です。指数に連動する積立投信や iDeCo、ロボのマイナスに対して、日米の個別株トレードやイーサリアム(ETH)、外貨預金(豪ドル)の含み益により、辛うじてプラスを確保することができました。

 

ロシアのウクライナ侵攻が解決したとしても、米国のインフレは容易に収まることもなく、今年の米国経済は大きな成長が見込めません。そのため、先進国や日本の株価指数にもあまり期待できないでしょう。少しずつコツを掴んできたモメンタム投資により、個別株で利益を積み上げていきたいところです。

 

投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。

 

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