長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。
【投資の基本姿勢】
- 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
- 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
- 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。
外国株(マネックス証券)
2021年2月から、マネックス証券で米国および中国の個別株の取引を開始しました。現在のアクティブ運用の主戦場は、米国市場および中国市場となっています。
この1ヵ月の米国市場は、数十年ぶりとなる強烈なインフレ懸念から、上旬に長期金利が上昇し、コロナショック後の金融相場から業績相場への移行が鮮明になった結果、ナスダックが -9%、S&P500が -6%、ダウが -4%、ラッセル(中小型)が -10% という厳しい状況でした。ボクのポートフォリオ(PF)も、-14%と大きく下落です 💦。
昨年11月にグロース株(特に中小型)の上値限界が見えてきたため、12月には TSLA・SNOW・DDOG・GLBE・ZI・OLPX ・KEYS などのポジションを半分程度に縮小しましたが、1月はさらに 30~50%もの下落を刻み、これが PF 悪化の主因となりました。また、コロナから回復途上のバリュー銘柄(CCL・DAL・ULCC・ABNB)がオミクロン株の影響でマイナスになってしまったのも痛かったです。
一方、業績相場を見越して購入した低PER(or 高配当)の ZIM・HUN・VRTX などがわずかながらも PF の支えとなってくれました。また、WSM・CVS・NTR・AR なども上昇基調ですし、好決算の TSM・CLFD あたりにも期待しています。
1月末時点では、TSLA・SNOW・DDOG・ZI・OLPX・RPRX・CPRX・CCL・DAL・ULCC・ABNB・ZIM・FLNG・AR・TSM・NTR・HUN・WSM・TSN・VRTX・CVS・CLFD の22銘柄を保有するほか、月末に市場が反転して上昇相場となったため、ショート率の高い AI・VRM・BLNK・RUN の4銘柄を短期のデッドキャットバウンス(DCB)狙いで購入しました。
中国(香港)株は、12月に売却してしまったので、現在はノーポジションです。
米国ETF(楽天証券)
2021年2月から、取り扱い銘柄数を考慮して、米中個別株はマネックス証券に、米国ETFは楽天証券に集約しました。
12月末に保有していたSPXL・TECL・CURE(ヘルスケアブル)・FAS(金融ブル)・LABU(バイオブル)・GUSH(オイルブル)のうち、1月最初に SPXLの半分と FAS、LABU を利確し、キャッシュポジションを 50%ほどに高めましたが、残した SPXL・TECL・CURE の下落が激しく、7%ほどのマイナスです。
TECL は中旬に売却し、代わりに DPST(地銀ブル)と TMV(20年債ベア)を買いました。
1月末時点では、SPXL・CURE ・DPST・GUSH・TMV を保有するほか、月末に市場が反転して上昇相場となったため、短期狙いで SOXL(半導体ブル)と LABU を購入しました。
日本株(楽天証券)
時価総額の大きな銘柄は SBIネオモバイル証券で端株を購入し、それ以外の中小型銘柄については、楽天証券で単元株の取引を行っています。
米国市場(特に Nasdaq)の影響を受けたマザーズが、なんと 40%近くの大暴落となったため、「ステムリム」「ENECHANGE」「ダブルスタンダード」が大きくマイナスとなり、これが PF 悪化の主因です。ただし、これらの銘柄は、将来の成長を見越してガチホ気味のため、あまり気にはしていません。
一方、日経平均も8%ほどのマイナスとなりましたが、「エアトリ」「任天堂」「KDDI」「日本郵船」のほか、好決算の「電源開発」などのおかげで、モメンタム投資は、ほぼ ±0%でした。地合いさえ良ければ、というところです。
1月末時点では、SBIネオモバイル証券で「ステムリム」「ENECHANGE」「ダブルスタンダード」「任天堂」「SBIHD」「日本郵船」「KDDI」の7銘柄を保有し、楽天証券で「エアトリ」「グリー」「ステラファーマ」「アグレ都市デザイン」「電源開発」の5銘柄を保有しています。
暗号資産(DMM)
イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。
12月末に7バガー付近まで下落したイーサリアムは、米国市場の低迷に起因する世界的なリスクオフの影響で、とうとう5バガー付近まで下がってしまいました。11月には 10バガーが見えていたので、今はその半分ですね。
暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。
エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)
国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。
現在、「株式会社DEFアニバーサリー」「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「メディギア・インターナショナル株式会社」「LIVER株式会社」の6社に出資しています。
いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。
ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)
いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。
「キルギスマイクロファイナンス事業者支援」「メキシコ女性起業家支援」「アフリカ未電化地域支援」「東欧金融事業者支援」「欧州フィンテック事業者支援」「ユーラシア個人向け小口融資事業者支援ファンド」といったファンドに出資しています。
貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり(依然、コロナ禍の最中でもあるため)、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。償還されるまでは損益ゼロで記載します。
クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。
一部のファンドから償還が始まっており、今後も楽しみです。
積立投資信託(楽天証券)
eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」の4銘柄の合計です。
12月に最高益(含み益)を叩き出したものの、世界的な株安でこの有り様です ( ;∀;)。
なお、ナスダックが暴落したタイミングで、「楽天レバレッジ NASDAQ100」を少しだけスポット購入しました。また、来月から、この「楽天レバレッジ NASDAQ100」も積立の仲間入りです。積立額全体の 15%ほどになる予定です。
いずれも、世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後も、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定です。
ロボ積立(テオ:THEO)
ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。ボクは、新生銀行の各種手数料が安くなる「ゴールドステージ」狙いのために毎月1万円ずつ積み立てています。人工知能(AI)の将来性にも期待しています。
こちらも、12月に最高益(含み益)を叩き出しましたが、数ヵ月前の水準に逆戻りです。
確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)
外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に60%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に10%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に10%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に10%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に10% を設定しています。
米国や先進国の株式中心のポートフォリオを組んでいますので、同じく12月に過去最高益だったものが、数ヵ月前の水準に戻ってしまいました。長期投資なので、特に影響はありません。
小規模企業共済
現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。
最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。しかも、一定期間以上(確か20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。
複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。
外貨預金(新生銀行)
2020年の1月(コロナ前)から、豪ドルの定期預金(3年)を積み立てています。
オーストラリアは、コロナウイルス感染症(新型肺炎)の押さえ込みに成功した稀有な国の1つであり、2020年11月から本格的な豪ドル/円の上昇が始まりました。その後、コロナワクチンの接種が進んで鉄鉱石などの資源需要が回復し、さらに豪ドル高が進みました。
世界的なリスクオフで円高に振れて、含み損益は前月比マイナスです。
豪ドルは、リスクオン/オフ時の値動きが比較的はっきりしていて扱いやすく、日本円に対する保険的意味合いにもなるため、貴重な資源国通貨として今後も末永くホールドしておきたいところです。
まとめ
以上、2022年1月分の運用状況をまとめてみました。
全体としては、前月比 -120万円という結果です。大きなマイナス要因は、世界的なリスクオフのため、積立額の大きな iDeCo と、震源地の米国株、元々ボラティリティの高いイーサリアム(ETH)です。この3つで、マイナス全体の 75% 寄与しています。
1月は大きなマイナスとなってしまいましたが、米国株も日本株も、銘柄選定にはかなり慣れてきました。米国株は、低PER & 高配当の銘柄を中心に、好決算のグロース銘柄も物色していきます。日本株は、地合いが極端に悪くなければ、モメンタム投資でプラスにできそうです(地合いが悪い時にはトレードを控える見極めも大切です)。
投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。