敏感の彼方に

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【フリーランスの持続的働き方】力を出し惜しみして6~7割の力で働く

 

 

今や、日本のフリーランサーは、就労人口の 20%とも言われており、米国など最早、2~3年後にはフリーランサーが 50%に達すると予想されています。

 

人工知能(AI)が普及するとルーチン的な仕事は人間の手を離れるものが増え、一部の企業人を除いて、クリエイティブな外部の人間がプロジェクトごとに関与する形態が徐々に増えていくんじゃないかと思います。

 

一方で、政府も副業(複業)の定着を推進する立場ですし、労働者一人ひとりも自由な働き方を良しとして求める風潮が強くなっています。このような時代背景を考えると、フリーランサーが増えるのは自明のことと考えられます。

 

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フリーランサーとしての経験から

かく言う筆者も、すでにフリーランサーとして働くことを経験済みです。

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10 年以上にもわたってフリーランス人生を安定的に継続できたのは、あとから振り返ってみると、あえて力を出し惜しみして、6~7割の力で働いてきたから(働くことができたから)なんじゃないかという気がしています。

 

フリーランスというのは、今さら語ることでもありませんが、どんな会社や団体からも独立して、自分の実力と運を頼りに、時には相手を勘違いさせるズル賢さも利用しつつ、世間を渡っていく生き方です。

 

基本的には個人事業主ですから、何の保障もありません。自分の頭脳や肉体に異常を来たしてしまったら、そこで「The End」となる厳しさがあります。

 

異常を来たしていなくとも、頭脳や肉体に衰えが見えるだけで、クライアント離れのきっかけとなってしまう可能性があります。

 

ですので、頭脳や肉体がいつでも十分にその力を発揮できることが必須であり、そのためにも「あえて力を出し惜しみする」ことによって、いざという時のために備えておくことが重要と感じるわけです。

 

そこで、これまでの経験から、出し惜しみした3~4割の力をどのようなことに費やしてきたのか、簡単に書き残しておきたいと思います。

 

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1割:本業の勉強など

フリーランスとして働くということは、自分自身が1つの企業のような存在であり、数多くいるライバルの中から自分を選んでもらわなければなりません。

 

また、フリーランスというのは、企業がクライアントの場合(B to B)、

  • 時間的な制約があって処理できない案件
  • 能力的な制約があって処理できない案件

のいずれかを受注することが多く、前者の場合であれば、少なくとも発注元企業の社員と同等以上の知識や能力が求められますし、後者に至っては、発注元企業の社員を上回る知識や能力が必要になります。これは、個人がクライアントの場合(B to C)でも概ね当てはまり、フリーランサーとしての能力が試されることになります。

 

以上のような競争的受注環境の中で戦うことになりますから、本業となる仕事の周辺を常に勉強して、ライバルよりも、発注元企業の社員よりも、常に高い能力を維持しておかなければなりません。

 

その場合、たとえばシナジー効果を利用することにより、仕事をしながら(お金をもらいながら)勉強することも可能になります。これについては、過去記事『フリーランスの人生を成功に導くのも実力より運より「勘違いさせる力」』を参考にしてみてくださいね。

 

1割:将来的な仕事の模索

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目先の仕事が上手く回っているからと言って、そうそう浮かれているわけにもいきません。

 

人工知能(AI)の進歩で今の仕事が奪われてしまうかもしれませんし、思わぬ技術革新で自分の手にある技術が陳腐化してしまうかもしれませんし、人々の趣味・趣向の変化で市場が縮んだり消滅したりするかもしれません。

 

そのような場合、企業であれば、過去の研究・開発の積み重ねで新しいシーズを提供できるかもしれませんし、優秀な経営陣による事業再編の恩恵にあずかれるかもしれませんし、いずれにしろ「1+1=3」となる規模の力はあります。

 

一方のフリーランサーは、基本的には自分自身で解決しなければなりません。

 

そのため、新聞や雑誌、ネットニュースなどでテクノロジの進む方向を自分なりに捕捉しておかなければなりませんし、世の中全体を俯瞰して、規制緩和の動向などから、これからどのような分野・市場が伸びそうかを予想してみたり、自分の技術が陳腐化する可能性を考えてみたり、ということが必要です。

 

このブログのように経験や考えをツラツラと書くだけでちょっとした収入にもなりますから、普段からそのように何足かのワラジを履いておくことも有効(というか必要)です。投資によって、お金にお金を稼いでもらうのも良いですね。

 

そして、このように積み重ねた知識や教養が、意外に本業に役立つことがあるのです。これについても、過去記事『フリーランスの人生を成功に導くのも実力より運より「勘違いさせる力」』を参考にしてみてくださいね。

 

1割:精神・肉体的余裕

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本業をこなし、上に書いたような本業に関する勉強、 将来的な仕事の模索もこなしながらも、さらに1割ほどは「余白」を残しておきたいところです。

 

フリーランサーとして個人で仕事をしている以上、たとえば外注先をいくつか確保していても、結局は自分のところがボトルネックとなって、仕事が滞留してしまいます。ギリギリのスケジュールを組んでいては、ちょっとでも予想外の事態が発生した場合に、すぐにスケジュールが崩壊してしまいます。肉体的に限界を超えてしまう場合もあります。

 

それ以上に、「1割の余裕がある」と思える心の余裕こそ、長い目で見て、健全な精神の維持に意外と寄与していることに気付きます。

 

1割:家族サービス(既婚の場合)

サラリーマンであれば、上司や同僚の支えに助けられることが少なからずあります。

 

孤独なフリーランサーは、もちろん同業者や取引先の支えが助けになることもありますが、それと同等かそれ以上に、家族の支えが力になる人が多いと思います。

 

フリーランスは、自分の仕事がそのまま収入に直結し、それが自分の生きる糧そのものですから、生活との密着度がサラリーマンとは比べ物になりません。ですから、家族とも必然的に近くなって(物理的にも精神的にも)、切っても切り離せない存在になります。既婚で、さらに子どもがいる家庭では、なおのことでしょう。

 

では、その家族が無条件に応援してくれるかと言えば、そういう家庭もあるでしょうが、実際にはそう簡単にいかないケースの方が多いのではないでしょうか。

 

基本的には家族ともギブ&テイクの関係になりますので、家族の強力な支えが欲しいなら、こちらからもサービスをギブしておかなければなりません。

 

それが上手くいけば、家族というのは場合により、上司や同僚以上に大きな力となってくれます。実際にそのような環境に身を置いているため、確信を持って言えます。逆に、それぐらい家族を大事にできないのであれば、フリーランサーとしての仕事も長続きしないんじゃないかとすら思えます。

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さいごに

以上のように、フリーランサーは力を敢えてセーブし、未婚であれば3割の力、既婚であれば4割の力を目安として本業以外に注ぎ込むぐらいが丁度よいんじゃないかと、自分自身の経験から感じています。

 

もちろん、分野や業種によっても異なりますので、一概には言えませんが、少なくとも本業に対して常にフルスロットルでは、とても長持ちしないと思います。

 

今後、フリーランサーとして働くことをお考えの方は、本業に全力を注がなくてもやっていけるような計画を立てることをおススメします。そのように意識していても、実際に働いてみたらカツカツになることが多いですからね。

 

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