敏感の彼方に

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【戦時買い】世界株価上昇の影響で 前月比+133万円【3月投資実績】

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長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。

 

【投資の基本姿勢】

  1. 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
  2. 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
  3. 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。

 

外国株(マネックス証券)

2021年2月から、マネックス証券で米国および中国の個別株の取引を開始しました。現在のアクティブ運用の主戦場は、米国市場および中国市場となっています。

 

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「戦時は買い」と言いますが、ロシアによるウクライナ侵攻によって、世界が両国に依存する原油・鉱物・農産物などの価格が急騰し、関連する株式銘柄も大きく上昇しました。また、戦争による景気後退の懸念から、米国の利上げもハト派的な予想通りの展開となり、金利の影響を受けやすいグロース株も上昇となりました。

 

その結果、S&P500・ナスダック・ダウの各指数はいずれも 5% 前後のプラスとなりました。これに対して、ボクのポートフォリオは +11% となり、今月も指数を上回れました。

 

基本的に上昇傾向(かつ好決算)の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで、無駄なトレードが減って、機会損失や手数料のロスを抑えられたこともプラスに作用したようです。

 

3月末時点では、TSLA・SQ・NET・GLBE・DOCS・ZI・PSTG・OLPX・CPRX・HRMY・SQM・CLFD・ABNB・CCL・DAL・ULCC・SBLK・FLNG・VRTX・ANTM・ALL の21銘柄を保有しています。航空レジャー以外は、好決算の銘柄が中心です。

 

中国(香港)株は、昨年12月に売却してしまったので、現在はノーポジションです。

 

米国ETF(楽天証券)

2021年2月から、取り扱い銘柄数を考慮して、米中個別株はマネックス証券に、米国ETFは楽天証券に集約しました。

 

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先月末に保有していた SPXL(S&P500ブル)・TECL(テックブル)・SOXL(半導体ブル)・CURE(ヘルスケアブル)・TMV(20年債ベア) が 6~19% 程度のプラスになり、ボクのポートフォリオも +15% という結果です。過去最高の含み益となりました。

 

3月末時点では、TMVを売却し、SPXL・TECL・SOXL・CURE の4銘柄を保有しています。また、ロシア vs. ウクライナの停戦協議の進展とともに、株価が踊り場となってきため、現金ポジションを 40%超 まで高くしています。

 

日本株(楽天証券)

時価総額の大きな銘柄は SBIネオモバイル証券で端株を購入し、それ以外の中小型銘柄については、楽天証券で単元株の取引を行っています。

 

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日系平均が +3%、マザーズが ±0%という状況の中、ボクのポートフォリオは、+5% で終えることができました。「ステムリム」「スノーピーク」「KeePer技研」などが大きく上昇して、「エアトリ」や「ENECHANGE」などのマイナスをカバーしてくれました。

 

3月末時点では、SBIネオモバイル証券で「ステムリム」「メンバーズ」「デジタルアーツ」「マネーフォワード」「旭有機材」「ウルトラファブリックス」「KeePer技研」「伯東」「スノーピーク」「任天堂」「イーレックス」の11銘柄を保有しています。また、楽天証券では、「エアトリ」「新日本科学」の2銘柄を保有しています。

 

暗号資産(DMM)

イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。

 

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世界的なリスクオンの状況で3月は上昇し続け、久しぶりに7バガーの水準を回復です。

 

暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。

 

エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)

国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。

 

現在、「株式会社DEFアニバーサリー」「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「メディギア・インターナショナル株式会社」「LIVER株式会社」の6社に出資しています。

 

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いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。

 

ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)

いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。

 

「キルギスマイクロファイナンス事業者支援」「メキシコ女性起業家支援」「メキシコ中小企業金融事業者」「アフリカ未電化地域支援」「欧州フィンテック事業者支援」「ユーラシア個人向け小口融資事業者支援ファンド」といったファンドに出資しています。

 

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貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり(依然、コロナ禍の最中でもあるため)、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。償還されるまでは損益ゼロで記載します。

 

クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。

 

「メキシコ女性起業家支援」が円安の恩恵もあって+30%、「東欧金融事業者支援」(円建て)が+10%の利益で償還されました。コロナショックの直後に出資して正解でした。

 

積立投資信託(楽天証券)

eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」の5銘柄の合計です。

 

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今月も底値付近で「楽天レバレッジ NASDAQ100」をスポット購入し、その後の大きな上昇の波に乗れました。おかげで、過去最高の含み益となっています。

 

いずれも、世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後も、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定です。

 

ロボ積立(テオ:THEO)

ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。ボクは、新生銀行の各種手数料が安くなる「ゴールドステージ」狙いのために毎月1万円ずつ積み立てています。人工知能(AI)の将来性にも期待しています。

 

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こちらも、指数上昇の恩恵を受けて、過去最高の含み益です。

 

確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)

外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に60%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に10%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に10%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に10%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に10% を設定しています。

 

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米国や先進国の株式中心のポートフォリオを組んでいますので、同じく指数上昇の恩恵を受けて、過去最高の含み益です。長期投資なので、淡々と積み立てていくだけです。

 

小規模企業共済

現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。

 

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最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。しかも、一定期間以上(確か20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。 

 

複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。

 

外貨預金(新生銀行)

2020年の1月(コロナ前)から、豪ドルの定期預金(3年)を積み立てています。

 

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コロナウイルス感染症(新型肺炎)が収束に向かう中、量的緩和(QE)の終了と今夏以降の利上げの可能性を発表したオーストラリアに対して、日本は低金利政策を続けることとなったため、豪ドル/円がかなり上昇しています。また、経済制裁を受けるロシアの代替的な鉱物供給源としての期待も影響して、過去最高の含み益です。

 

豪ドルは、リスクオン/オフ時の値動きが比較的はっきりしていて扱いやすく、日本円に対する保険的意味合いにもなるため、貴重な資源国通貨として今後も末永くホールドしておきたいところです。

 

 

 

まとめ

以上、2022年3月分の運用状況をまとめてみました。

 

全体としては、前月比 +133万円という結果です。指数に連動する積立投信や iDeCo、ロボはもちろんのこと、日米の個別株やETFのトレードに慣れて指数を上回れたことと、円安の恩恵も受けて、大きなプラスを確保することができました。

 

ロシアのウクライナ侵攻が解決したとしても、米国のインフレは容易に収まることもなく、今年の米国経済は大きな成長が見込めません。そのため、先進国や日本の株価指数にもあまり期待できないでしょう。少しずつコツを掴んできたモメンタム投資により、個別株で利益を積み上げていきたいところです。

 

投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。

 

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