長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。
【投資の基本姿勢】
- 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
- 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
- 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。
外国株・ETF(楽天証券)
2021年2月から米国株および中国株のアクティブ運用を開始しました。
1月は、下落スタートとなった半導体や大型テックを中心に株価が大きく回復したものの、最終日の FOMC(政策金利決定会合)で3月の利下げが実質的に見送られたことから、結局は12月末と変わらないレベルに落ち着きました。一方、10月末から大きく上昇した債権がいったん下落し、その影響でゴールドや中小型株(ラッセル)は後退しました。
結果的に、ダウ平均株価指数、S&P500指数、ナスダック総合指数のいずれも+1% 前後の微上昇です。これに対して為替は、金利の上昇とともにドルが買われ、最終的には先月比 4%ほどのドル高となりました。
このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は円ベースで-2% と、指数を下回ってしまいました。パレスチナ・イスラエル紛争などで荒れる中東情勢に対して、石油供給の代替となる中南米の Vista Energy(VIST)を保有し続け、予想通り最高値を更新した一方、PF の比較的大きな割合を占める債権(EDV)・金鉱(SBSW)・アップル(AAPL)のほか、中小型のコインベース(COIN)・インディ(INDI)の下落が響きました。バイオの ARDX は大きく伸びて、+80% の含み益です。
1月末時点では、個別株は AAPL・SBSW ・CGC・COIN・INDI・PLTR・DDOG・UPWK・ARDX・VISTの10銘柄、ETFは EDV の1銘柄を保有しています。SBSW は、利下げを見越して買い集めていますが、1月も底付近で買って平均取得価格を下げることができました。アノマリー的に2~3月は軟調と予想されるため、現金を確保しつつ押し目を狙いたいところです。
基本的には、上昇傾向(かつ好決算)の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで無駄なトレードを減らし、機会損失や手数料のロスを抑えられるように心掛けています。
中国(香港)株は、2021年12月にすべて売却して以来、現在はノーポジションです。
日本株・ETF(楽天証券)
楽天証券で単元株の取引を行っています。トレード方法は、数日~数ヵ月の短中期で上昇銘柄のトレンドに乗る、いわゆる「モメンタム投資」が基本ですが、デイトレも行います。成長を見込んで長期保有する場合もあります。
日経平均が+8%、グロース250が+1%と上昇の中、ボクのポートフォリオ(PF)は +15% と、指数を大きく上回ることができました。過去最高の含み益です。
2023年6月から保有継続中の「霞ヶ関キャピタル」が月初の好決算で 40%上昇、2023年10月の底で買った「M&A総合研究所」が月末の好決算で 20%上昇と、両銘柄が大きく寄与しています。こちらも成長期待の「INFORICH」は、-15%となってしまいましたが、下げ止まっているため継続保有です。
1月末時点では、「M&A総合研究所」「霞ヶ関キャピタル」「INFORICH」「サイフューズ」「日本M&Aセンター」の5銘柄を保有しています。M&A業界が活況の様子なので、「日本M&Aセンター」もしばらく様子を見てみようと思います。
暗号資産(DMM)
イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。
リスク回避としてゴールドとともに買われたり、非常に予測しづらい資産の1つです。ビットコインのETFが審査で承認され、いわゆる「事実売り」でいったんは値を下げましたが、月末には少し回復して右肩上がり継続中です。
暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。
エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)
国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。
出資した6社のうち2社は事業の継続が困難となり清算されてしまったため、現在は「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「LIVER株式会社」の4社に出資しています。
今月も特に動きはありません。
いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。
ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)
いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。
「アフリカ未電化地域支援」「欧州フィンテック事業者支援」といったファンドに出資しています。
貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。
クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。
ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、為替リスクに加えてカントリーリスクも考慮しなければならず、かなり難易度の高い投資ですね。現在運用中の2ファンドが元本割れの可能性もあり、最終的には含み損益 ±0あたりで着地しそうです。
積立投資信託(楽天証券)
eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」の5銘柄の合計です。
米国や先進国の株価インデックスが中心のため、1月の指数上昇の恩恵を受けました。過去最大の含み益となっています。
現金が必要になったので、月末の高値で半分を売却しました。現在は、これまでに蓄積してきた含み益だけでほぼ運用している状態です。市場をじっくり観察しつつ、また少しずつ積立額を戻していきたいところです。
世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、いずれも長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定もあります。
ロボ積立(テオ:THEO)
ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。
2023年3月末に全額出金していったん振り出しに戻りましたが、積立は淡々と続けています。
米国や先進国の株価上昇の恩恵を受け、少しずつですが含み益を伸ばしています。
確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)
外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に 50%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に 30%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に 10%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に 5%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に 5% を設定しています。
老後の大切な資産になります。
先進国や米国の株式がポートフォリオの中心になっており、日本株も上昇していることから、元本に対する含み益がついに 50% を超えました。当然、過去最大です。いずれにしろ、淡々と積み立てていくだけです。
小規模企業共済
現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。
最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。しかも、一定期間以上(確か20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。
複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。
まとめ
以上、2024年1月分の運用状況をまとめてみました。
全体としては、前月比+80万円という結果です。
日本株(霞ヶ関キャピタルやM&A総合研究所)と確定拠出年金(iDeCo)の寄与がほぼすべてです。ただし、日本株は成長株が中心ですので、今後もかなり上下すると思います。銘柄ごとに長期目線と短中期目線をしっかりと使い分ける必要があります。
投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。