敏感の彼方に

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暗号通貨イーサリアムの暴落が響いて前月比-45万円【6月投資実績】

仮想通貨 イーサリアム ETH 投資 iDeCo 運用

 

 

 

長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。

 

【投資の基本姿勢】

  1. 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
  2. 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
  3. 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。

 

外国株・ETF(マネックス証券)

2021年2月から、マネックス証券で米国株および中国株の取引を開始しました。現在のアクティブ運用の主戦場は、米国市場および中国市場となっています。

 

 

6月は、ウクライナ vs. ロシアの紛争をきっかけとして暴騰していた石油・石炭・素材・農業関連銘柄のほか、コロナ発生直後から上昇傾向にあった海運株がいったんピークアウトして、それぞれ大きく下落しました。一方、ダウやS&P500などの指数とは異なる値動きをするバイオ株は、過去5年間の底値にいち早く到達して、上昇基調となりました。それ以外のグロース株や生活必需品銘柄などは、先月に引き続いて下落基調でした。

 

終わってみれば、ダウ平均株価指数が-6%、S&P500指数とナスダック総合指数が-8%という結果です。これに対して、ボクのポートフォリオ(PF)は -3.5% となり、指数は上回れたものの、残念ながらプラスを刻むことはできませんでした。

 

とは言え、月半ばには-15%ほどまで含み損が膨らんでいたことを考えると、月後半は落ち着いたトレードで何とか最小限のマイナスに収められたかな、と思います。-15%まで含み損が膨らんだ原因は、いま最も市場で注目されている指標「米国消費者物価指数(CPI)」が予想を上回って、前年比 +8.6% という驚異的なインフレの兆候を示したのに対し、その重大さをあまく見ていて、株価急落の影響をまともに受けてしまったことにあります。

 

現在は、インフレと景気の動向を市場が注視しており、それらに関連する指標の発表前後には、株価が大きく上下します。今月は、これらの点を痛感する結果となりました。

 

なお、年初来で見てみると、ダウが-16%、S&P500が-21%、ナスダックが-30%に対し、ボクの PF は何とか-15%で済んでいますので、各指数を上回りつつ、株取引の勉強ができている点は救いです。

 

6月末時点では、個別株は CVS・HLT・DAL・ABNB・AMPH・HRMY・TSLA・RUN・OLPX・GTLB の10銘柄、ETFは TMV・SOXL・FAS・TNA・CURE・LABU・YINN・GLD の8銘柄を保有しています。TMV は、まだ歴史的な利上げの最中であることから、押し目で打診買いしました。SOXL・FAS・TNA・CURE・LABU は、年初来かなりの調整が進んだことから、反騰を期待して少しずつ保有しています。YINN は、中国の景気刺激策に期待です。

 

基本的には、上昇傾向(かつ好決算)の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで無駄なトレードを減らし、機会損失や手数料のロスを抑えられるように心掛けています。

 

中国(香港)株は、昨年12月に売却してしまったので、現在はノーポジションです。

 

日本株・ETF(楽天証券)

楽天証券で単元株の取引を行っています。トレード方法は、数日~数週間の短中期で上昇銘柄のトレンドに乗る、いわゆる「モメンタム投資」が中心です。

 

 

日系平均が-5%、マザーズが-4%という状況の中、ボクのポートフォリオは、+4% という結果になりました ✨。ただし、日本株についても、米CPI発表後の世界同時株安の影響で、月半ばには-15% ほどまで含み損が膨らんでしまいました。

 

その他のトレードについては、リスクを取りつつ、利益確定や損切りをこまめに行うことができるようになってきたため、コツコツためた利益が大きなイベントで吹き飛んでしまうことのないように、イベントと地合いにはさらに注意していきたいところです。

 

6月末時点では、「MSOL」「KeePer技研」「ENECHANGE」の3銘柄を保有しています。

 

暗号資産(DMM)

イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。

 

 

6月中旬に大暴落して、2~3バガーの水準まで戻ってしまいました。去年の年末には10バガーが見えていたのに、半年でこの有り様です。ここまで落ちてしまうと、しばらく上昇は期待できなさそうです。次のサイクルまで数年かかることも覚悟しておいた方が良いかもしれません。

 

暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。

 

エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)

国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。

 

現在、「株式会社DEFアニバーサリー」「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「メディギア・インターナショナル株式会社」「LIVER株式会社」の6社に出資しています。

 

 

いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。

 

ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)

いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。

 

「キルギスマイクロファイナンス事業者支援」「メキシコ女性起業家支援」「メキシコ中小企業金融事業者」「アフリカ未電化地域支援」「欧州フィンテック事業者支援」「ユーラシア個人向け小口融資事業者支援ファンド」といったファンドに出資しています。

 

 

貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。償還されるまでは損益ゼロで記載します。

 

クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。

 

今月は分配金の発生が特になく、含み損益は±0%です。

 

積立投資信託(楽天証券)

eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」の5銘柄の合計です。

 

 

米国を含む先進国(ひいては世界)がインフレと景気後退の渦中にあるため、それらをポートフォリオの中心としている以上、過去1年の含み損更新は当然の帰結ですね。

 

いずれも、世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後も、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定です。

 

ロボ積立(テオ:THEO)

ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。ボクは、新生銀行の各種手数料が安くなる「シルバーステージ」狙いのために毎月1万円ずつ積み立てています。人工知能(AI)の将来性にも期待しています。

 

 

ロボ積立は、大きな変化なく、含み益が先月比プラスとなっています。ベアマーケットでの安定感が光ります。今年前半は、S&P500が-20%のベアマーケットで、ロボ積立は+10%という結果を出しています。次のベアマーケットでは、ロボ積立を活用するのもありですね。

 

確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)

外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に60%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に10%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に10%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に10%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に10% を設定しています。

 


米国や先進国の株式中心のポートフォリオを組んでいますので、ベアマーケットでは含み益がそれなりに目減りしてしまいます。長期投資なので、淡々と積み立てていくだけです。

 

小規模企業共済

現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。

 


最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。しかも、一定期間以上(確か20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。 

 

複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。

 

外貨預金(新生銀行)

2020年の1月(コロナ前)から、豪ドルの定期預金(3年)を積み立てています。

 

 

コロナウイルス感染症(新型肺炎)が収束に向かう中、量的緩和(QE)の終了と今夏以降の利上げの可能性を発表したオーストラリアに対して、日本は低金利政策を続けることとなったため、豪ドル/円がかなり上昇しています。経済制裁を受けるロシアの代替的な鉱物供給源としての期待も影響して、豪ドル高の水準が続いています。

 

豪ドルは、リスクオン/オフ時の値動きが比較的はっきりしていて扱いやすく、日本円に対する保険的意味合いにもなるため、貴重な資源国通貨として今後も末永くホールドしておきたいところです。

 

 

 

まとめ

以上、2022年6月分の運用状況をまとめてみました。

 

全体としては、前月比 -45万円という結果です。このマイナスの半分以上は、暗号資産(イーサリアム)の暴落によるものです。とは言え、まだ含み益ですし、一喜一憂しても仕方ありません。将来を見据えて、ただホールドするのみです。

 

6月は、世界的なインフレと景気後退の影響で、日本株とロボ積立で利益を出せた以外は、残念な結果です。7月もマーケットはインフレと景気動向に注視していますし、日米ともに決算シーズンを迎え、ボラティリティがさらに高くなることが予想されます。安易なトレードは極力控えて、こまめな利確や損切りを徹底していきたいところです。

 

投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。

 

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