長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。
【投資の基本姿勢】
- 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
- 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
- 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。
外国株・ETF(楽天証券)
2021年2月から米国株および中国株のアクティブ運用を開始しました。
10月は、米国のインフレ傾向がようやく落ち着きを見せ始め、Q3決算も一部のテック企業(GAFAM含む)を除いて比較的好調な様子から、年初来のベアトレンドの中、中旬ごろから株価が持ち直してきました。
今月の成績は、ダウ平均株価指数が+10%、S&P500指数が+5%、ナスダック総合指数が+1%前後という地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は、+7% とまずまずの結果となりました。この1ヵ月でまた少し円安が進んだ影響もあります。
概ね満足していますが、石油関連とヘルスケアの上昇の波を逃したのが反省点です。
10月末時点では、個別株は SNOW・ABNB・DDOG・S・RBLX・XMTR・NU・SGML・CPRX・ADPT・ABCL・RXRX の12銘柄、ETFは FAS・SOXL・LABU・TMF・ICLN の5銘柄を保有しています。中間選挙の年は10月以降に上昇するアノマリーがあるため、リスク分散を図りつつ好決算を期待して、幅広く銘柄を保有しています。
とは言え、インフレは一般的にしつこく長引きますし、米国経済がリセッション入りする可能性も残るため、「底打ち」と決めてかかるのは危険ですね。常日頃から世界のニュースに触れ、SNSやネット上のセンチメントを意識しながら、広い視点でのトレードを心掛けたいところです。
基本的には、上昇傾向(かつ好決算)の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで無駄なトレードを減らし、機会損失や手数料のロスを抑えられるように心掛けています。
中国(香港)株は、昨年12月に売却してしまったので、現在はノーポジションです。
日本株・ETF(楽天証券)
楽天証券で単元株の取引を行っています。トレード方法は、数日~数週間の短中期で上昇銘柄のトレンドに乗る、いわゆる「モメンタム投資」が基本ですが、デイトレも行います。
日経平均とマザーズが+5~6%という好地合いの中、ボクのポートフォリオは、+15% とさらに上をいくことができました。いちおしの「M&A総研」と、先月ひどい目に遭った「ダブル・スコープ」がいずれも1ヵ月で40%近く上昇したためです。
10月末時点では、「Wスコープ」「M&A総研」「コシダカ」「フェローテック」「ハイブリッドテクノロジーズ」の5銘柄を保有しています。
暗号資産(DMM)
イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。
基本的に、米国株と連動するためプラスとなり、久しぶりに4バガーの水準を回復しました。
暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。
エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)
国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。
現在、「株式会社DEFアニバーサリー」「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「メディギア・インターナショナル株式会社」「LIVER株式会社」の6社に出資しています。
今月も特に動きはありません。
いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。
ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)
いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。
「メキシコ中小企業金融事業者」「アフリカ未電化地域支援」「欧州フィンテック事業者支援」「ユーラシア個人向け小口融資事業者支援ファンド」「コロンビアフィンテック事業者ファンド」といったファンドに出資しています。
貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。
クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。
今月は、特に償還などはありませんでした。
積立投資信託(楽天証券)
eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」の5銘柄の合計です。
米株回復の恩恵を受け、3月以来の高い水準となりました。
いずれも、世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後も、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定です。
ロボ積立(テオ:THEO)
ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。ボクは、新生銀行の各種手数料が安くなる「ゴールドステージ」狙いのために毎月1万円ずつ積み立てています。人工知能(AI)の将来性にも期待しています。
いつもの安定感で、過去最高の含み益を更新しました。
確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)
外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に60%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に10%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に10%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に10%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に10% を設定しています。
米国や先進国の株式中心のポートフォリオを組んでおり、こちらも過去最高の含み益となりました。
小規模企業共済
現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。
最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。しかも、一定期間以上(確か20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。
複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。
外貨預金(新生銀行)
2019年の12月(コロナ前)から、豪ドルの定期預金(3年)を積み立てています。
10月半ばまで進んだ豪ドル安が反転して、こちらも過去最高の含み益です。3年間の積立で20%ほどの利益が乗りました。12月半ばにいよいよ償還を迎えます。
豪ドルは、リスクオン/オフ時の値動きが比較的はっきりしていて扱いやすく、日本円に対する保険的意味合いにもなるため、貴重な資源国通貨として今後も末永くホールドしておきたいところです。
まとめ
以上、2022年10月分の運用状況をまとめてみました。
全体としては、前月比 +100万円という結果です。米株の上昇に合わせて、iDeCoや積立投信、暗号資産が大きく伸びたほか、日本株の「M&A総研」「ダブル・スコープ」のプラスが大きく寄与しています。
引き続き、経済指標の発表イベントなどでボラティリティの高い相場が続くと思われますが、慎重に、欲を出し過ぎることのないように、楽しく取引していきます。
投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。