ムスメAが米国ユタ州のホームステイ先に旅立って、1週間ほど経ちました。
8人家族のステイ先でどのような生活を送っているのか、コミュニケーションはできているのか、困ったことはないのか、いろいろ気にはなりますが、今回のホームステイは、自力で困難を打開し、コミュニケーション力を高めるのが狙いですから、先方とやり取りをしないのが原則です。
ですので、な~んにも分かりません。確かに、困りごとがあっても、こちらから手を差し伸べてやることはできませんから、それならば何も知らされない方が幸せですね。ムスメAの生きる力を信じるのみです。
手紙のやり取りは許されているため、つい先日、こちらから送りました。ムスメAからも、そのうち Air Mail が届くと思います。
ムスメAを送り出して落ち着いたことだし、ステイ先に持参した日本のお土産を記録しておきたいと思います。妹や弟も同じようにホームステイするかもしれませんので、そのための記録です。また、これからホームステイしようとしている方や、外国人へのお土産を検討されている方にとって、何らかの参考になれば幸いです。
書籍・マンガ
日本のカルチャーを知ってもらうには、書籍や漫画が手っ取り早いと思います。
本については、1カ月ほど前に準備を終えていたため、以下の記事にまとめてあります。
先方は、家族みんなが読書好きなようなので、高校生の長男を筆頭に、中2、小5、小2(×2)、3歳と年齢層の幅広い子どもたちみんなが楽しめるような作品を選びました。
100均グッズ
100均ショップで売っていたものの中から、日本的なものとして、金魚の巾着、鈴、シール、マスキングテープ、デコレーションテープ、和柄ペン、相撲の樹脂小物を調達しました。
100均グッズを選んだ理由は、主に2つ。
- 8人の大家族なので、お土産の合計金額があまり高くならないようにするため
- 「100円」でここまで揃う! という日本の文化を知ってもらうため
もはや、100均も立派な日本の文化でしょう。
和風グッズ
日本のお土産として、やはり和風グッズは欠かせません。
おりがみ・お手玉・紙風船
折り紙、お手玉、紙風船は、この手の日本土産として定番です。もう、説明の必要もありませんね。紙風船は、ホストの小学生の弟の餌食となってしまいそうです・・・。
ポストカード
「The 日本」という趣きのポストカードも、どうぞ。
鳥獣戯画ハンカチ
鳥獣戯画は、日本人にも人気がありますし、外国人にもかなり人気が高いと聞きました。日本を代表するキャラクタですね。
足袋ソックス
ソックスは世界共通だけど、「足袋」ソックスとなれば、なかなかアメリカ(しかも、ユタ州)にはないでしょう。SOU・SOU ブランドでお世話になりました。こうやって8人分を並べてみると、なかなか見応えしますね。
風呂敷
こちらも、SOU・SOU ブランドです。欧米人には「漢字」がウケるので、そのような柄にしました。さまざまな用途に使える風呂敷は、まさしく日本の文化です。ムスメにある程度使い方を教えましたが、果たして上手く説明できるでしょうか。
手作り品
ネット通販が一般的になり、世界中どこにいても、いろんな国のいろんな商品を手に入れることができます。また、店舗やショップなどでも、ありきたりのモノはすぐに飽きられ、次々に目新しい商品が登場します。
このような状況になってくると、手作り品こそ最強のお土産です。世界中どこを探し回っても、同じものは2つとありません。
というわけで、手作り品もいくつか用意しました。
貝殻の和風ストラップ
シジミの貝殻をきれいに洗って、表面に和紙を貼り付け、金色のストラップで装飾しました。それを、名刺と一緒に袋詰めして、たくさん用意しました(↓)。
滞在中、たくさんの現地の方と交流する予定となっていますので、名刺と併せて数十個単位で用意しなければなりません。数十個ですので、あまり大きいものは嵩張ってしまい、持ち運びに不便です。その点、貝殻ストラップなら、重量もしれてます。
とてもきれいに仕上がりました。きっと、喜んでくれるでしょう。
しおり
ブックマークは世界共通ですが、手作りなら真心も伝わることでしょう。
千社札
「千社札」とは、神社やお寺の参拝記念として貼る物で、自分の名前や住所を書き込んだ札のことです。
今回は、家族8人全員の名前を漢字で表し、それをシール(ステッカー)として「千社札」風にしました。外国の方(特に子ども)は、シールも大好きですからね。
漢字の選定に苦労しましたが、良い意味を表す漢字を1つ1つ丁寧に選びました。実は、これが一番喜んでくれるのではないかと予想しています。
それぞれ何と読むのか、当ててみてください。全部当たったアナタは天才です。
食べ物
食べ物も、その国や土地の文化を表すのにもってこいです。
とは言え、食品には割りと厳しい持ち込み制限がありますし、相手の好みもありますので、なかなか選ぶのに苦労しました。悩んでいても進まないので、最後は、エイやっという気持ちで決めました。
現地で、ホストやママと一緒に料理することになります。
お菓子
国内でよく出回っているお菓子や地元で定番のお菓子を選びました。さて、お味はどうでしょうかね。
豚丼セット
ムスメ自身が大好きな豚肉とゴボウの丼を作れるように、乾物を中心として用意しました。豚肉は、現地で調達することになります。言葉がろくに通じない中で凝った調理は難しいでしょうから、なるべく簡単に出来そうなものを選びました。
もっと日本的な料理も考えましたが、現地の料理で少し食傷気味になる可能性もあるため、あえてムスメ自身が好きな料理にしてみました。
しじみスープ
上に書いた「貝殻ストラップ」にかけて、しじみとワカメの即席スープを用意しました。気に入ってくれるかどうかは、ビミョーです・・・。
わらび餅きっと
こちらは、以前ホームステイを経験した方が、割りと評判良かったものとしてススメてくれました。レシピも英語で書いてあるので、一緒に料理するのに丁度良いです。外国の方は、ネバネバしたものをあまり好みませんが、気に入ってくれることを願いましょう!
まとめ
先方は8人の大家族なので、一人ひとりの金額がわずかでも、合計するとかなりの額になってしまいます。その辺りも考慮して、100均グッズを取り入れてみたり、手作り品を充実させたりしてみました。
今は、買おうと思えば世界中の商品が容易に手に入るため、なるべくローカルにしか入手できないものを優先しました。この点でも、手作り品は、世界のどこにも売っていないわけですから、最強のお土産かもしれません。
気に入ってもらえているでしょうか。
ムスメAが帰国したら、先方の評価をこの記事に追記しますね。
追記:ホストの感想
ムスメAが無事に帰国し、ステイ先での日本土産の評価を教えてくれました。
もちろん、すべて喜んでくれたようですが、1番ウケがよかったのは、「足袋ソックス」だった、とのこと。和柄や日本語が描いてある上、指が分かれているソックスが珍しかったようです。早速、家族全員「足袋ソックス+ビーチサンダル」という格好でお出かけした模様。
また、「千社札」もよかったみたいです。「漢字」自体が強力なお土産になりますし、それぞれの名前に漢字を当てた「手作り感」が良かったのでしょう。
一方、食べ物はいずれも「まぁまぁ」という評価。気を遣ってくれているでしょうから、正直な感想としては、あまり良くなかったのでしょう。小さな兄弟は、明らかに「まずい」という顔をしていたらしいです。食べ物は、アイデンティティそのものといっても過言ではないため、本当に難しいですね。