さてさて、塾なしで偏差値70の公立高校に挑戦する中3のムスメAの学習スケジュールや勉強の様子、学校や模試の成績などを、受験当日まで実況中継しているわけですが、今回は「受験直前の仕上がりと試行錯誤」がテーマです。
本命校の倍率は約 2.2 倍に決定!
まもなく、運命の受験週間が始まります。
滑り止めの私立高校(KS高校)が 2/10(月)、少しチャレンジの私立高校(R高校)が 2/12(水)、本命の公立高校(S高校)が 2/17(月)、18(火)の本番です。
KS高校は毎年、受験者の99.9%が合格となるため(氏名と受験番号を書き忘れなければ合格)、まずは気楽にスタートして、少しずつレベルが上がっていく良い並びになっていると思います。KS高校は、授業料の全額免除(上位10%)、半額免除(上位20%)を狙える位置にもいるため、それも受験のモチベーションの1つになります。
そして今日、公立高校の受験倍率が発表され、本命校(S高校)は約2.2倍に決定しました。ここ数年で最も高い倍率です。2人に1人も受からないわけで、ボーダー前後のムスメAにとっては、なかなか厳しい条件となっています。
とは言え、ムスメAは、「自分は受かる!」としか思ってないようです。まあ確かに、倍率が2倍であろうと10倍であろうと100倍であろうとも、「受かる!」と思うかどうかは個人の勝手であり自由ですから、それなら、いちいち落ち込むのは損なだけです。何倍になろうともやることはたった1つ。自分の実力を出し切ることだけです。
この数ヵ月の受験勉強を経験して、メンタルもかなり逞しくなりました。
受験直前の仕上がり具合
国語と英語については、これまで手をつけていなかった本命校やチャレンジ私立校の過去問をやってみて、7~8割を取れていますので、本番で実力を出し切れれば得点源になるでしょう。英語リスニングも、メモ書きや回答の手順に慣れてきて、8割前後を確保できるところまでは来ました。社会も同じような仕上がり具合です。
理系2教科のうち、理科については、同レベル校の過去問、過去模試、「2020年受験用 全国高校入試問題正解 理科・社会」(特に、都市部や私立)などを利用して、いろんな種類の問題に触れつつ、間違えた箇所や苦手単元を教科書や参考書で復習する作業を繰り返しています。
その結果、苦手意識も薄れてきて、平均点ぐらいは何とか取れるだろう、というレベルです。難しい問題を深追いせず、基本~標準問題を確実に解いていけば大丈夫です。本番では5教科目ですから、疲れた頭をいかにリフレッシュさせるかもポイントですね。
というわけで、残りは数学です。
数学の試行錯誤(解答順と因数分解のパターン化)
数学も理科と同じで、基本~標準問題を確実に解いていけば平均点ぐらいには何とか到達できそうです。ただし、1回のテストで必ず、2問程度のケアレスミスが発生してしまいます。数学は1問当たりの点数が大きいため、この単純なミスが命取りになります。これでも随分とマシにはなったのですが、緊張する本番を想像すると、ケアレスミスは必ず発生すると考えて間違いありません。
そこで、本人と相談しつつ色々と聞き出してみると、どうやら「やる気」が前面に出すぎていて、落ち着きのないまま最初の小問集合に突入し、勇み足的に簡単な問題をミスしている可能性があることが分かりました。
確かに、国語や英語は、文章を読んでいるうちに落ち着いてくるためか、ケアレスミスが少ない印象です。
それなら数学も同じようにしてみよう、ということで、試験開始となったら、まずは最後の問題のページを開き、そこから2~3分かけて、1問目まで遡る作業を入れてみることにしました。遡りながら、各大問ごとに、どの小問に解答するかの「当たり」も付けていきます。俯瞰的な作業そのものと、それで全体像が見える結果として、落ち着きを取り戻せるだろうという目論見です。
試しにやってもらったら、割りとしっくりくるようなので、もう少し練習を重ねて本番もこのように進める予定です。受験直前ですが、この程度のマイナーチェンジなら大丈夫でしょう。これでケアレスミスが1つでも減るなら、儲けものです。
ところで、ケアレスミスが出てしまうなら、代わりに別の問題を(ほぼ確実に)解けるようになっておけば良い、という話もあります。そこで、もう1つの対策として、因数分解のパターン化を試みました。
因数分解は、これまで演習を重ねてきましたが、確実に正解とはなりません。頭の中で、どの解法を使用するかの整理ができていないように思われます。なので、受験校の過去問を中心に、因数分解の解法を偏差値別にパターン化してみました。
たとえば、受験するKS高校は、①と③からの出題がほとんどです。R高校は、④を中心に⑤と⑥がちらほら。本命S高校は、②と④が中心です(比較的易しい)。今まで重ねてきた演習をベースに、上の6パターンのどれか(あるいは、2つ以上の組み合わせ)を試してみれば、9割前後の確率で正解にたどり着けるはずです。
というわけで、この「パターンまとめ」をムスメAに託しました。各高校の受験前日や受験当日に、該当するパターンを中心に目を通して確認しておくことにより、1~2問分の点数の上乗せが期待できるようになりました。
本当は、もっと早くやるべきだったんでしょうけど、こちらも忙しいのでね。
最後の最後は自分らしく
中国を起点とする新型肺炎(コロナウイルス)が猛威を振るい、アメリカでインフルエンザが大流行し、それらの影響もあってマスクの入手が困難になっています。その他もろもろ、何かと落ち着かない今日この頃ですが、ムスメAは、自分の夢に向かってどっしりと構えています。これまで色々ありましたが、最後はただ自分らしく、気持ちよくゴールテープを切ってもらいたいですね。結果はオマケだからさ。
つづく
半年間に及んだ受験戦争の結果です。