さてさて、塾なしで偏差値70の公立高校に挑戦する中3のムスメAの学習スケジュールや勉強の様子、学校や模試の成績などを、受験当日まで実況中継しているわけですが、今回は「本番まで残り1ヵ月強の学習計画」がテーマです。
冬休みの振り返り
2週間弱の冬休みが終わって、今日からまた、元気に登校していきました。中学生として最後の学期です。悔いのない楽しい青春の1ページを心に刻んで欲しいものです。
この冬休みは、元日だけ完全オフにして、その他はほぼすべて勉強に充てていたようです(息抜きに、買い物やお菓子作りなどはしていました)。こちらからは一言も「勉強しなさい」と強制していません。学習計画を一緒に立て、少し上の目標に向かう喜びを胸に、自ら机に向かえる自主性こそ、塾なし受験の醍醐味です。
冬休み前に立てた計画(↓)は、ほぼすべて消化することができました。
冬休み後半は、偏差値 71 の私立R高校(受験予定)、偏差値 69 の公立M高校(受験予定なし)、偏差値 67 の私立 KS高校(受験予定)の過去問にも取り組みました。
その結果、KS高校の場合は、比較的苦手とする数学と英語で 75~90%の正答率でしたので、ほぼ間違いなく合格です。M高校は英語だけ取り組みましたが、70~80%の正答率で、こちらも十分に合格できるレベルです。R高校は、国語は70%前後の正答率でしたが、数学・英語で50~60%と少し不安な結果となりました。ただし、出題パターンは毎年同じですし、残り1ヵ月強で問題慣れもしていくでしょうから、それほど心配はしていません。
というわけで、とっても伸び盛りの充実した冬休みを送れたと、本人も実感しているようです。しかも、まだまだ伸びしろがありそうですから、その点を意識しつつ、本人と相談しながら、入試本番までの学習計画を考えました。
国語(平日の学習時間の目安:30分)
現代文も古文も、かなりの力が身に付いたため、あとは感覚を鈍らせないように仕上げていく段階です。現代文よりも古文の時間を多くするようにしました。
教材は、M高校、R高校、SG高校(偏差値71の公立)の過去問と、過去模試あたりです。
数学(平日の学習時間の目安:30分~1時間)
数学は、基本~標準問題はほぼ解けるようになりました。あとは、たまにやらかすイージーミスを減らしつつ、解けない問題をさらに減らしていきます(いわゆる「捨て問」は無視して、無駄な時間を掛けません)。
教材は国語と同じですが、担任の先生がムスメAのためだけに毎日作ってくれているプリントも頭の体操に丁度良いため、厳選して取り組みます。
英語 (平日の学習時間の目安:1時間30分)
今のところ一番苦手とする教科なので、文法や単語・熟語の確認に15分、長文に45分、リスニングに15~30分程度を見込んでいます。
教材は、KS高校(特に、文法)、R高校、SG高校の過去問と、過去模試あたりです。頻出の単語や熟語は、頭の体操として毎日欠かさず確認します。また、本命校のレベルや内容に近く、丁度良い練習になりそうな問題集(↓)を見つけましたので、こちらも取り組みます。
社会(平日の学習時間の目安:15~30分)
本番での配点が最も少ないため、多くの時間を掛ける必要はありません。
教材は、SG高校の過去問や過去模試のほか、以下のような参考書で記憶の定着を図りつつ、たまに演習して感覚を鈍らせないように努めます。
1か月で偏差値70・高校入試で90点を取る中学生の社会 論述対策マニュアル (YELL books)
- 作者:なかがわひろし
- 出版社/メーカー: エール出版社
- 発売日: 2019/01/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
※ こちらは、都市部の問題のみ厳選して利用します。
理科
冬休み前の模試で基礎が抜けていることが判明したため、それについては、冬休みにしっかりと復習できました。あとは、演習問題で「わかる」を「できる」に変えていきます。
教材は、M高校、SG高校の過去問や過去模試あたりです。上に取り上げた『全国高校入試問題正解』(都市部や一部の私立)も有効ですね。
土日・休日の学習計画
各土日に1年分ずつ、本命校(S高校)の過去問に取り組んで、問題慣れを図りつつ、捨て問の見極め力を高めます。見直しもしっかりと行います。所詮は過去問なので、その問題が本番で出題されることはありませんが、レベルや分量は参考になりますので、それらをじっくりと確認しつつ、本番を意識した雰囲気づくりをしていきます。
時間が余ったら、平日こなせなかった勉強を片付けていくことになると思いますが、ハリキリ過ぎて本番前に息切れしてしまっては意味がありません。余力を残して受験当日に全力を吐き出せるよう、土日・休日は身体と頭を休めることも大切です。スポーツなどの気分転換も取り入れていきたいところです。
その他
特に数学や英語で、よく間違えるポイントを洗い出し、ノートに書き残す作業をしてきましたが、これも継続します。受験の前日に確認すれば、それだけで数点アップが見込めますし、受験当日には、心強いお守りにもなってくれるでしょう。
受験校の決定
以下の通り、ほぼ確定しました。
- 第1志望 : 公立S高校(偏差値 71)
- 第2志望 : 私立R高校(偏差値 71)
- 第3志望 : 私立KS高校(偏差値 67)
※ 第3志望の KS高校が合格可能性 99%の滑り止めですが、万一どこにも引っ掛からなかった場合には、別日程の公立高校を受けることになります。
ムスメAの様子
何の迷いも戸惑いも憂いもありません。自分が掲げた目標に向かって、毎日ニコニコ顔で過ごしています。親の方がオドオドしちゃって・・・( ;∀;)。15年前に初めて出会った時には、こんなにもたくましくなるなんて、まったく想像すらできませんでした。
つづく
次は、本番まで3週間と少し。仕上げの勉強方法をまとめます。