敏感の彼方に

HSPエンジニアがお送りする、前のめりブローグ

急激な円高&株価乱高下で含み益激減! 前月比-110万円【7月投資実績】

 

 

 

長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。

 

【投資の基本姿勢】

  1. 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
  2. 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
  3. 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。

 

外国株・ETF(楽天証券)

2021年2月から米国株および中国株のアクティブ運用を開始しました。

 

 

7月は、消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで利下げ観測が強まり、前半は ナスダック・S&P500・ダウの3指数が史上最高値を更新しました。しかし、マイクロソフトやグーグルの決算が弱く出たことをきっかけに、加熱しすぎた株価が一気に反転。特に、それまで好調だった時価総額が大きめのグロース銘柄に利確や売りが入りました。

 

結果的に、ダウ平均株価指数が前月末比+4%、S&P500指数が-1%、ナスダック総合指数が-3%とバラツキました。これに対して為替は、CPI 発表のタイミングで発動された日本の財務省による為替介入(ドル売り&円買い)と、米国の金利低下によって円高ドル安が一気に進行。最終的には前月末比で -7% のドル円水準となっています。

 

このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は円ベースで-7% と、ちょうど為替分のマイナスとなりました。ポートフォリオの中心となっている中小型グロースが横ばい~微損の中、半導体の暴落で MU が-16%の下落。金利低下の恩恵を受けやすい TMF や SBSW が上昇したもののカバーしきれず、このような結果となりました。ただし、無駄なトレードや決算チャレンジはほぼ行わず、規律はしっかりと守ることができました。

 

7月末時点では、個別株は SBSW ・CVNA・SNOW・ASPN・OPEN・COIN・APP・HIMS・MU・VISTの10銘柄、ETFは TMF を保有しています。

 

基本的には、上昇傾向(かつ好決算)の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで無駄なトレードを減らし、機会損失や手数料のロスを抑えられるように心掛けています。米国株は、値動きが大きいため、無謀な決算チャレンジや損切りの遅れによって、資金がすぐに目減りしてしまいます。この2点は、特に注意したいポイントです。

 

中国(香港)株は、2021年12月にすべて売却して以来、現在はノーポジションです。

 

日本株・ETF(楽天証券)

楽天証券で単元株の取引を行っています。トレード方法は、数日~数ヵ月の短中期で上昇銘柄のトレンドに乗る、いわゆる「モメンタム投資」が基本ですが、デイトレも行います。成長を見込んで長期保有する場合もあります。

 

 

日経平均とTOPIXが-1%、グロース250が-2%という横ばい傾向の中、ボクのポートフォリオ(PF)は前月比-8%で、残念ながら指数を大幅に下回ってしまいました。

 

指数の数字としては横ばいですが、急激な円高と、おそらく海外のヘッジファンドの投機的な売買で株価が激しく乱高下し、主力で好決算の「霞ヶ関キャピタル」ですらマイナス。その他、先月まで調子のよかった「ライフネット生命」「SRE」「monoAI technology」「M&A総合研究所」「住信SBIネット銀行」もすべて下落となり、「日経ダブルベア」などで一矢報いるのがやっとでした。

 

7月末時点では、「霞ヶ関キャピタル」「住信SBIネット銀行」「ライフネット生命」「三菱重工業」「SRE」「monoAI technology」「カバー」「ミマキエンジニアリング」「長野計器」「ステムリム」「モダリス」の11銘柄を保有しています。

 

暗号資産(DMM)

イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。

 

 

リスク回避としてゴールドとともに買われたり、非常に予測しづらい資産の1つです。

 

為替や株価の値動きが激しく、その影響でイーサリアムも乱高下しており、ますます予測しづらいです 💦

 

暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。

 

エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)

国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。

 

出資した6社のうち2社は事業の継続が困難となり清算されてしまったため、現在は「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「LIVER株式会社」の4社に出資しています。

 


今月も特に動きはありません。

 

いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。

 

ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)

いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。

 

「アフリカ未電化地域支援」「欧州フィンテック事業者支援」に出資しています。

 

 

貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。

 

クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。

 

ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、為替リスクに加えてカントリーリスクも考慮しなければならず、かなり難易度の高い投資ですね。現在運用中の2ファンドが元本割れの可能性もあり、最終的には含み損益 ±0あたりで着地しそうです。

 

積立投資信託(楽天証券)

eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」「たわらノーロード先進国債券〈為替ヘッジあり〉」の6銘柄の合計です。

 

 

円高の影響で含み益は減少していますが、「たわらノーロード先進国債券〈為替ヘッジあり〉」が狙い通りジワジワと上昇しているのは嬉しいことです。

 

世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、いずれも長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定もあります。

 

ロボ積立(テオ:THEO)

ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。

 

 

4月末にいったん全額出金した後、淡々と積み立てを続けています。

 

確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)

外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に 50%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に 30%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に 10%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に 5%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に 5% を設定しています。

 

 

老後の大切な資産になります。


先進国や米国の株式がポートフォリオの中心になっているため、含み益は一歩後退ですが、淡々と積み立てていくだけです。

 

小規模企業共済

現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。

 


最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、(所得により)10~50%程度もの節税効果があります。しかも、一定期間以上(20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。 

 

複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。

 

しかも、一定の積立期間を経過すると、積立額の8割以上の金額を低利で借りることができるため、これを別の資産運用に利用することもでき、かなりお得な制度です。

 

 

 

まとめ

以上、2024年7月分の運用状況をまとめてみました。

 

全体としては、前月比-110万円という結果です。

 

暗号通貨を含めて世界全体が軟調だった上、急激な円高ドル安で大きなマイナスを刻んでしまいましたが、慌てず、無駄なトレードを極力排除できた点は良かったです。

 

投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。

 

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