敏感の彼方に

HSPエンジニアがお送りする、前のめりブローグ

積立が好調の一方で個別株が振るわず前月比-10万円【2月投資実績】

 

 

 

長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。

 

【投資の基本姿勢】

  1. 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
  2. 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
  3. 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。

 

外国株・ETF(楽天証券)

2021年2月から米国株および中国株のアクティブ運用を開始しました。

 

 

2月は、発表された雇用統計が強く、FRB が金融政策決定の指標の1つとする PCEコアデフレータ が前回値も予想値も超えてきたため、再びインフレ&利上げ懸念の思惑が強まったことから、ダウ平均株価指数が -4%、S&P500指数が -3%、ナスダック総合指数が -1% という結果になりました。落ち着いていた金利が再び上昇となったため、ドル円も 5%近く上昇しました。金利が上昇したにも関わらず、2022年に大きく下落したナスダック(グロース中心)は、下落幅が限定的でした。

 

このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は、円ベースで-3% と、指数を割り込んでしまいました。1月とは逆に、PF の半分近くを占める ETF が 10~30% の下落となり、一部は早めに利確しましたが、ホールドし続けた分のマイナスが響いたようです。2月は仕込み時期と割り切り、国債ETFなどを底で買い増しました。

 

一方、個別銘柄のモメンタム投資としては、マクロ環境や決算を意識しつつ、押し目でしっかりと買い増せたり、素早く損切りできた場面がいくつかあったので、その点は今後も生かしていきたい部分です。

 

2月末時点では、個別株は BLDR・SMCI・IOT・ABNB・ASO・SGML・SQM・FREY・VSCO・ZIM・FLNG・VIST・CPRX・ADPT・ARDX・CLSD・SURF・AMAM の18銘柄、ETFは FAS・SOXL・NUGT・YINN・TMF・EDV・REMX の7銘柄を保有しています。

 

個別株は多めに保有していますが、決算を見てみたいものが半分ほど残っていますので、決算後に取捨選択して銘柄数を絞り込むつもりです。半導体業界は先行投資が進みすぎて在庫の懸念があるとのことで、SOXL の上昇も未知数ではありますが、慌てずに買い増したいところです。

 

基本的には、上昇傾向(かつ好決算)の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで無駄なトレードを減らし、機会損失や手数料のロスを抑えられるように心掛けています。

 

中国(香港)株は、2021年12月にすべて売却して以来、現在はノーポジションです。

 

日本株・ETF(楽天証券)

楽天証券で単元株の取引を行っています。トレード方法は、数日~数週間の短中期で上昇銘柄のトレンドに乗る、いわゆる「モメンタム投資」が基本ですが、デイトレも行います。

 

 

日経平均がほぼ±0%、マザーズが-4%前後という地合いの中、ボクのポートフォリオは -6% と、米国株同様に指数を割り込んでしまいました。1月末の決算で急騰した「M&A総合研究所」を主力とする PF ですが、この銘柄が決算内容の割りにジリ貧となってしまい、それがマイナスの主要因です。しかし、1カ月ほどの調整を終えて株価が戻ってきましたので、3月は期待しています。

 

予想通りの好決算だった「バルテス」をホールドする一方、「アライドアーキテクツ」は決算が予想外れのため、素早く損切りしました。また、「エッジテクノロジー」も良いタイミングで購入できて、30%のプラスとなっています。

 

2月末時点では、「Wスコープ」「M&A総研」「ギックス」「バルテス」「エッジテクノロジー」「日本ホスピス」「スマートドライブ」「鎌倉新書」「天然ガス(1689)」の9銘柄を保有しています。

 

暗号資産(DMM)

イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。

 

 

基本的には、ナスダックに連動する傾向にあり、前月比プラスを維持しています。

 

暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。

 

エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)

国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。

 

現在、「株式会社DEFアニバーサリー」「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「メディギア・インターナショナル株式会社」「LIVER株式会社」の6社に出資しています。

 


今月も特に動きはありません。

 

いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。

 

ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)

いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。

 

「メキシコ中小企業金融事業者」「アフリカ未電化地域支援」「欧州フィンテック事業者支援」「コロンビアフィンテック事業者ファンド」といったファンドに出資しています。

 

 

貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。

 

クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。

 

今月は、特に大きな動きはありません。

 

ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、為替リスクに加えてカントリーリスクも考慮しなければならず、かなり難易度の高い投資ですね。

 

積立投資信託(楽天証券)

eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」の5銘柄の合計です。

 

 

含み益微増での着地となりました。

 

世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、いずれも長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定です。

 

ロボ積立(テオ:THEO)

ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。

 

 

2022年の12月から、含み益があまり伸びなくなりました。現在は、人工知能にも難しい、過去に類似パターンのない展開なのかもしれません。ちょうど現金が必要になったので、ごっそりと出金することにしました。

 

確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)

外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に60%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に10%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に10%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に10%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に10% を設定しています。

 

 

老後の大切な資産になります。


思ったよりは含み益が増えました。しかし、この1年以上、ずーっと横ばいです。世界情勢を見れば、横ばいでも、ましな方かもしれませんけどね。

 

小規模企業共済

現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。

 


最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。しかも、一定期間以上(確か20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。 

 

複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。

 

 

 

まとめ

以上、2023年2月分の運用状況をまとめてみました。

 

全体としては、前月比 -10万円という結果です。積立部分が比較的堅調に推移した一方、日米の個別株やETFで指数を下回ったため、積立のプラスが相殺されてしまいました。ただし、トレードの手ごたえとしては悪くないため、引き続き楽しみます。

 

米国経済は、各種指標が良すぎるとインフレ&利上げ懸念が頭をもたげ、指標が悪すぎるとリセション懸念が前面に現れるため、いずれも株価にとってはマイナス要因です。両者間の細い道のりを進む難しい舵取りになりますが、すごく勉強になります!

 

投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。

 

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