長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。
【投資の基本姿勢】
- 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
- 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
- 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。
外国株・ETF(楽天証券)
2021年2月から米国株および中国株のアクティブ運用を開始しました。
9月は、アノマリー的に1年で最も上昇を見込みにくい月ですが、中盤過ぎあたりまでは8月の底を上回り、期待感を抱かせてくれました。しかし、21日の FOMC(連邦公開市場委員会)でインフレ収束の難しさが指摘され、高金利の持続(あるいは、追加利上げの可能性)が示唆されると、株価は一気に下落。8月の底値を割ってしまいました。
その結果、ダウ平均株価指数が-3.5%、S&P500指数が-5%、ナスダック総合指数が-6% と、いずれも大きなマイナスで終了です。一方の為替は、米金利の再上昇に伴ってドルが引き続き買われ、最終的には先月比 2.5%ほどのドル高となりました。
このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は円ベースで-3% と、ほぼ指数並みの結果でした。中小型グロースが(年初から数倍の値になっていた銘柄でさえ)軒並み20~30%の下落となる中、高配当の石油株や海運株と現金を多めに保有していたため、大きな損を被ることはありませんでした。
10月も予断を許さない状況が続きそうですが、市場のセンチメントもかなり悪化して、恐怖がたまってきたように思いますので、少しずつ資金を再投入し始めています。
9月末時点では、個別株は AAPL・CGC・COUR・COIN・INDI・ASC・VIST の7銘柄、ETFは EDV・QCLN の2銘柄を保有しています。厳しい地合いの中、VIST が上場来高値を更新して 10% 以上伸びてくれたことだけが救いでした。
基本的には、上昇傾向(かつ好決算)の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで無駄なトレードを減らし、機会損失や手数料のロスを抑えられるように心掛けています。
中国(香港)株は、2021年12月にすべて売却して以来、現在はノーポジションです。
日本株・ETF(楽天証券)
楽天証券で単元株の取引を行っています。トレード方法は、数日~数週間の短中期で上昇銘柄のトレンドに乗る、いわゆる「モメンタム投資」が基本ですが、デイトレも行います。
日経平均が-2.5%、マザーズが-4%と米国追従の中、ボクのポートフォリオ(PF)は -1% と、マイナスではあるものの指数は上回りました。
地合いが多少悪くても好業績の銘柄は伸びることが多く(地合いが悪いからこそ、好業績銘柄に需要が集中する)、今月は「霞ヶ関キャピタル」が頑張ってくれました。
9月末時点では、「M&A総合研究所」「霞ヶ関キャピタル」「サイフューズ」「LABORO.AI」「JMC」「ミクリード」「ダブルスタンダード」の7銘柄を保有しています。
暗号資産(DMM)
イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。
リスク回避としてゴールドとともに買われたり、非常に予測しづらい資産の1つです。7・8月と2ヵ月連続でマイナスになった後、9月は少し含み益が回復しました。
暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。
エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)
国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。
出資した6社のうち2社は事業の継続が困難となり清算されてしまったため、現在は「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「LIVER株式会社」の4社に出資しています。
今月も特に動きはありません。
いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。
ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)
いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。
「アフリカ未電化地域支援」「欧州フィンテック事業者支援」「コロンビアフィンテック事業者ファンド」といったファンドに出資しています。
貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。
クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。
今月も、特に動きはありません。
ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、為替リスクに加えてカントリーリスクも考慮しなければならず、かなり難易度の高い投資ですね。
積立投資信託(楽天証券)
eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」の5銘柄の合計です。
今年に入ってから8月までは負けなしの8連勝でしたが、9月はついに前月比マイナスとなってしまいました。ベア相場の時は、「レバナス」が大きくマイナスに寄与しますから、当たり前と言えば当たり前の結果です。
市場をじっくり観察しつつ、また少しずつ積立額を戻していきたいところです。
世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、いずれも長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定もあります。
ロボ積立(テオ:THEO)
ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。
3月末に全額出金していったん振り出しに戻りましたが、積立は淡々と続けていきます。
確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)
外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に60%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に10%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に10%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に10%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に10% を設定しています。
老後の大切な資産になります。
8月は初めて大台に到達しましたが、先進国や米国の株式がポートフォリオの中心になっていますので、3月以来の前月比マイナスです。こちらも、淡々と積み立てていくだけです。
小規模企業共済
現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。
最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。しかも、一定期間以上(確か20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。
複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。
まとめ
以上、2023年9月分の運用状況をまとめてみました。
全体としては、前月比 -20万円という結果です。
9月はアノマリー通り、指数はそこそこの下落となりましたが、アクティブ運用については、米国株を現金多めにシフトし、日本株を好業績株にシフトしていたため、被害を最小限に抑えられました(本当は、この程度の地合いであればプラスにしたいのですが💦)。結局、iDeCo のマイナスが一番大きなマイナス寄与となりました。
投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。