敏感の彼方に

HSPエンジニアがお送りする、前のめりブローグ

米インフレ終了へ 全アセット好調で前月比+100万円【11月投資実績】

 

 

 

長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。

 

【投資の基本姿勢】

  1. 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
  2. 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
  3. 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。

 

外国株・ETF(楽天証券)

2021年2月から米国株および中国株のアクティブ運用を開始しました。

 

 

7月に今年の最高値を付けた後、利上げやリセッションの警戒で10月末までダラダラと10%前後下がってきた株価も、PCEコアデフレータや雇用の落ち着きで FRB が実質的な利上げ停止を示唆ことから、11月は近年まれに見る急激な株価回復となりました。

 

結果的に、ダウ平均株価指数が+9%、S&P500指数が+9%、ナスダック総合指数が+11% と、力強く上昇です。これに対して為替は、米金利が低下の一方、日本金利は上昇傾向にあることから、金利差の縮小で円が買われ、最終的には先月比 3%ほどのドル安となりました。

 

このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は円ベースで+18% と、指数を大きく上回ることができました。金利の低下で債権ETFが10%以上も上昇したこと、コインベースなどの中小型グロースが30~60%も上昇したこと、アルゼンチンに親米左翼政権誕生で関連銘柄(ビスタ・エナジー)が上昇したこと、UPWK・INDI・VSCO の決算またぎに成功したこと、などが要因です。

 

11月末時点では、個別株は AAPL・CGC・COIN・INDI・PLTR・DDOG・UPWK・VIST・SBSW の9銘柄、ETFは EDV の1銘柄を保有しています。SBSW は、利下げが始まるころに大きく伸びる可能性があるため、来年にかけて少しずつ買い増していく予定です。12月は、株価が高くなり過ぎていること、税金対策で中旬以降に売りが出ることなどから、現金を多めに保持して、押し目を狙いたいところです。

 

基本的には、上昇傾向(かつ好決算)の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで無駄なトレードを減らし、機会損失や手数料のロスを抑えられるように心掛けています。

 

中国(香港)株は、2021年12月にすべて売却して以来、現在はノーポジションです。

 

日本株・ETF(楽天証券)

楽天証券で単元株の取引を行っています。トレード方法は、数日~数週間の短中期で上昇銘柄のトレンドに乗る、いわゆる「モメンタム投資」が基本ですが、デイトレも行います。

 

 

日経平均が+8%、グロース250が+10%と驚異的な伸びを見せる中、ボクのポートフォリオ(PF)は +12% と、何とか指数を上回ることができました。

 

ほぼガチホ状態の「霞ヶ関キャピタル」が後半に回復したこと、「M&A総合研究所」が決算後に伸びたこと、「内海造船」の決算を回避しつつ、「名村造船」「ムトー精工」などの決算またぎに成功したこと、半導体関連銘柄のデイトレが順調であったこと、モメンタム投資で大きな損を出さなかったこと、などが勝因です。

 

11月末時点では、「M&A総合研究所」「霞ヶ関キャピタル」「JMC」「サイフューズ」「ベースフード」の5銘柄を保有しています。

 

暗号資産(DMM)

イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。

 

 

リスク回避としてゴールドとともに買われたり、非常に予測しづらい資産の1つです。米国のインフレ終了が見えて暗号資産にも資金が流れたこと、ビットコインのETF審査の期待を織り込んだこと、などから、年初来最高値を更新です。

 

暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。

 

エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)

国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。

 

出資した6社のうち2社は事業の継続が困難となり清算されてしまったため、現在は「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「LIVER株式会社」の4社に出資しています。

 


今月も特に動きはありません。

 

いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。

 

ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)

いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。

 

「アフリカ未電化地域支援」「欧州フィンテック事業者支援」といったファンドに出資しています。

 

 

貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。

 

クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。

 

ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、為替リスクに加えてカントリーリスクも考慮しなければならず、かなり難易度の高い投資ですね。

 

今月は、特に動きはありません。

 

積立投資信託(楽天証券)

eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」の5銘柄の合計です。

 

 

米国や先進国の株価インデックスが中心のため、11月の株価上昇の恩恵を目一杯受けました。ここへきて、年初来最高値を更新です。

 

市場をじっくり観察しつつ、また少しずつ積立額を戻していきたいところです。

 

世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、いずれも長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定もあります。

 

ロボ積立(テオ:THEO)

ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。

 

 

3月末に全額出金していったん振り出しに戻りましたが、積立は淡々と続けていきます。

 

確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)

外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に60%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に10%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に10%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に10%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に10% を設定しています。

 

 

老後の大切な資産になります。


8月以降、世界的な株安の影響により2ヵ月連続のマイナスでしたが、先進国や米国の株式がポートフォリオの中心になっていますので、こちらも大台回復とともに、年初来最高値を更新です。いずれにしろ、淡々と積み立てていくだけです。

 

小規模企業共済

現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。

 


最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。しかも、一定期間以上(確か20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。 

 

複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。

 

 

 

まとめ

以上、2023年11月分の運用状況をまとめてみました。

 

全体としては、前月比 +100万円という結果です。

 

地合いが良かったことで iDeCo の含み益が大幅に増えましたが、それと同じぐらい、日米の個別株投資で含み益を積み増すことができました。モメンタム投資の無駄な売買を極力控え、デイトレも落ち着いて取り組めた点が良かったです。

 

今後は、米国の利下げが視野に入ってきますから、基本的にはグロースを中心に株価上昇が期待できます。ただし、景気後退の懸念が完全に無くなったわけではなく、また、ウクライナやイスラエルの紛争など、不確定要素が世界中に存在していますので、どんな状況にも柔軟に対処していく準備は必要ですね。

 

投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。

 

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