敏感の彼方に

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仮想通貨暴落で前月比±0円も米株/ETFに希望の光【5月の投資実績】

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長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。

 

【投資の基本姿勢】

  1. 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
  2. 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
  3. 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。

 

外国株(マネックス証券)

2021年2月から、マネックス証券で米国および中国の個別株の取引を開始しました。今後のアクティブ運用の主戦場は、米国市場および中国市場となります。

 

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米国市場は、コロナ禍からの回復がますます鮮明となり、素材・運輸・鉄鋼・生活用品・金融など、好景気を反映する業種が大きく伸びました。一方、リモートワーク需要を中心とするネットやセキュリティなどのハイテク・グロース銘柄は、5月前半に低迷して、それがナスダック指数の結果にも現れています。これにつられて、前半はポートフォリオ(PF)が -15% ほどの低迷となりました。

 

その後、4月の反省点である「損切りを素早く実行する」を徹底したところ、最終的にはプラスで5月を終えることができました。

 

5月末時点では、WFC・DAL・CCL・U・POSH・BYND・RBLX・PTON・SQ・ZM・DOCU・CRWD・LI・CPRX の14銘柄を保有しています。

 

中国株は、大きな売り圧力とともに下落し始めた宝龍地産(不動産)を利益確定しました。また、先月手放した上海医薬が50日移動平均線で反発上昇し始めたので、再度購入しました。以前から保有する登輝控股(家電)、永達汽車服務(車ディーラー)のほか、先月購入したPerfect Shape Medical(美容)、火岩控股(ゲーム)等のグロース株と併せて、現在は5銘柄を運用しています。香港ハンセン株価指数(HSI)が1.7%ほど上昇したのに対し、保有株は3%前後の下落と不調でした。

 

特に米国株は、景気の戻りとともに伸びが鈍化していますので、資金が回ってきている業種をしっかりと見極め、決算や EPS Trend の良い銘柄を選定し、さらに損切りを素早く徹底しないことには、勝つのがますます難しくなるだろうと思います。

 

米国ETF(楽天証券)

2021年2月から、取り扱い銘柄数を考慮して、米中個別株はマネックス証券に、米国ETFは楽天証券に集約しました。ETFは、長期の積立が基本になりますが、状況に応じて株・債権・コモディティの割合を調整していくことになります。

 

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保有銘柄は、以前からの IAU・BND・IYR・VTI・XLK・XLE・SPXL・DBA・QCLN に加えて、SOXL(半導体ブル)・FAS(金融ブル)の計11銘柄です。

 

IAU や BND のヘッジ込みで、代表的な ETF である SPY や QQQ を上回る結果を残すことができました。SOXL や FAS の伸びが好成績の要因です(もちろん、レバレッジはリスクもデカいので、注意が必要です)。

 

今後は、値下がりしたタイミングで VEA や VWO も加える予定です。そして、これらの13銘柄を基本に、世界経済や市場の動向に応じて、それぞれの比率を調整しながら運用していく予定です。

 

日本株(SBIネオモバイル証券)

2020年の12月に、SBIネオモバイル証券に登録して、日本の個別株の売買を始めました。単元株ではなく、1株や金額単位で投資できるのが便利です。

 

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いくつかの銘柄について、ある程度自信を持って決算を跨いだものの、米国市場の影響を受けた中旬の暴落が重なって、資産が大きく目減りしてしまいました。やはり、決算跨ぎには相当なリスクがあるため、安易な自信で突っ込むものではないですね。

 

5月には、高配当(高利回り)銘柄を売却して、「SREHD」「マークラインズ」「デジタルHD」「栗田工業」「アステナHD(旧 イワキ)」といった成長期待の銘柄のほか、短期的な上昇が期待できる「ディスク」「ANA」へと大きくリバランスしました。

 

これらとは別に、まだ芽は出ていないものの、ファンダメンタルズや収益構造が良好で、しかも割安なベンチャー銘柄「ステムリム」には、長期視点で多めに資金を投入しています。

 

日経平均もTOPIXも上値が重く、しばらくは停滞が続きそうです。5月はガチャガチャし過ぎて無駄な損失を誘発してしまっていたので、6月はじっくりと観察してみることにします。

 

暗号資産(DMM)

イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。

 

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5月前半のピークには、8バガー近くまで伸びましたが、そこからの大暴落で、5月末には先月末と同程度の含み益に落ち着きました。

 

暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。

 

エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)

国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。

 

現在、「株式会社DEFアニバーサリー」「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「メディギア・インターナショナル株式会社」「LIVER株式会社」の6社に出資しています。

 

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いずれの案件も、およそ5年後のイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。

 

ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)

いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。

 

「キルギスマイクロファイナンス事業者支援」「メキシコ女性起業家支援」「アフリカ未電化地域支援」「東欧金融事業者支援」「欧州フィンテック事業者支援」「ユーラシア個人向け小口融資事業者支援ファンド」といったファンドに出資しています。

 

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貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり(依然、コロナ禍の最中でもあるため)、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。償還されるまでは損益ゼロで記載します。

 

クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。

 

メキシコペソは、コロナによる下落から順調に回復しており、バイデン政権の誕生で米国との関係が修復されれば、さらにペソ/円の上昇が期待できるため、今後もペソ建て案件には注目していきます。

 

積立投資信託(楽天証券)

eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」の4銘柄の合計です。

 

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いずれも、世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定もあります。

 

ロボ積立(テオ:THEO)

ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。ボクは、新生銀行の各種手数料が安くなる「ゴールドステージ」狙いのために毎月1万円ずつ積み立てています。人工知能(AI)の将来性にも期待しています。

 

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含み益は順調に伸びています(しかも、完全に放置状態です)。

 

確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)

外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に50%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に10%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に10%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に10%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に10%、バランス型「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」に10%を設定しています。

 

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過去最大の含み益を順調に更新し続けています。

 

小規模企業共済

現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。

 

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最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。しかも、一定期間以上(確か20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。 

 

複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。

 

外貨預金(新生銀行)

2020年の1月(コロナ前)から、豪ドルの定期預金を積み立てています。

 

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オーストラリアは、コロナウイルス感染症(新型肺炎)の押さえ込みに成功した稀有な国の1つであり、2020年11月から本格的な豪ドル/円の上昇が始まりました。その後、ワクチンの接種が進んでコロナの終息が見えてくるのに合わせて、鉄鉱石などの資源需要が回復し、さらに豪ドル高が進んでいます。

 

豪ドルは、リスクオン/オフ時の値動きが比較的はっきりしていて扱いやすく、日本円に対する保険的意味合いにもなるため、貴重な資源国通貨として今後も末永くホールドしておきたいところです。

 

 

 

まとめ

以上、2021年5月分の運用状況をまとめてみました。

 

全体としては、ほぼ ±0% という結果です。仮想通貨(イーサリアム : ETH)の含み益(月別)が、2020年12月の運用開始以来はじめてマイナスになったことが影響しています。しかし、仮想通貨は本来「水モノ」ですから、それに頼ることなく、日米中株/ETFでしっかりと運用益を出せるようになりたいところです。

 

日本株は、グロース中心のポートフォリオにシフトしましたので、手を加えすぎることなく、10日~2週間単位でリバランスを検討するぐらいにしたいと思います。

 

米国株は、中小型株やグロース株での冒険が醍醐味なので、ある程度のリスクを負うのは当然として、損が出たときの後始末(損切り)を潔く迅速にできるかどうかが分かれ目です。市場がダイナミックなだけに、投資する側もダイナミックに資金を動かせなければ、損だけが積もっていくのは自明のことですね。

 

中国株は、いま保有している銘柄や、過去に保有した銘柄をウォッチしながら、キャピタルとインカムの両にらみで、気長に付き合っていこうと思います。

 

投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。

 

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