長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。
【投資の基本姿勢】
- 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
- 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
- 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。
外国株・ETF(楽天証券)
2021年2月から米国株および中国株のアクティブ運用を開始しました。
6月は、5月下旬の下落が押し目となり、金利が下げ止まる中でも大型テック銘柄や一部半導体(主に NVIDIA と ARM)を中心に株価が上昇し、ナスダックと S&P500 が史上最高値を更新しました。一方、中小型銘柄(ラッセル)やダウ系の銘柄は、伸び悩みやマイナスも見られ、銘柄選定が勝敗を分けた月でした。
結果的に、ダウ平均株価指数が前月末比+1%、S&P500指数が+4%、ナスダック総合指数が+9%となりました。これに対して為替は、米国の利下げが遠のいたことでジワジワとドル高が進行。最終的には前月末比で +2% を超える歴史的な円安水準となっています。
このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は円ベースで-1% と、すべての指数を下回ってしまいました。中小型グロースを中心にポートフォリオを組んでいる上、主力の COIN・VIST・APP・MU が横ばい~下落の結果となったことが影響しました。また、利下げに期待して保有している SBSW も 15% の下落です。一方、ELF・CVNA などは、順調に値を上げています。
6月末時点では、個別株は SBSW ・CVNA・ELF・SNOW・COIN・APP・HIMS・RSI・MU・VISTの10銘柄を保有しています。ETFについては、すべて売却したため保有していません。
基本的には、上昇傾向(かつ好決算)の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで無駄なトレードを減らし、機会損失や手数料のロスを抑えられるように心掛けています。米国株は、値動きが大きいため、無謀な決算チャレンジや損切りの遅れによって、資金がすぐに目減りしてしまいます。この2点は、特に注意したいポイントです。
中国(香港)株は、2021年12月にすべて売却して以来、現在はノーポジションです。
日本株・ETF(楽天証券)
楽天証券で単元株の取引を行っています。トレード方法は、数日~数ヵ月の短中期で上昇銘柄のトレンドに乗る、いわゆる「モメンタム投資」が基本ですが、デイトレも行います。成長を見込んで長期保有する場合もあります。
日経平均が+3%、TOPIXが+1%、グロース250が+7%という上昇傾向の地合の中、ボクのポートフォリオ(PF)は前月比ほぼ横ばいで、残念ながら指数を下回っています。
2023年6月に買った主力の「霞ヶ関キャピタル」が今月は-20%と、かなり足を引っ張っていますが、依然として+10%/月(複利)のホールド基準を上回っているため、静観しています。
一方、上昇を見越して仕込んだ「住信SBIネット銀行」「ライフネット生命」「三菱重工業」「SRE」「monoAI technology」「M&A総合研究所」は、いずれも 15~30% のプラスとなり、「霞ヶ関キャピタル」のマイナスを補ってくれているので、大成功と言えます。
6月末時点では、「霞ヶ関キャピタル」「住信SBIネット銀行」「ライフネット生命」「三菱重工業」「SRE」「monoAI technology」「YUTORI」「マネーフォワード」「放電精密加工」「M&A総合研究所」の10銘柄を保有しています。
暗号資産(DMM)
イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。
リスク回避としてゴールドとともに買われたり、非常に予測しづらい資産の1つです。
先月、イーサリアムの ETF 申請がなされたことで期待が一気に膨らみ、史上最高値に到達してから、テクニカル的には「Cup with Handle」のハンドル部分を形成しているように見えます。
暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。
エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)
国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。
出資した6社のうち2社は事業の継続が困難となり清算されてしまったため、現在は「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「LIVER株式会社」の4社に出資しています。
今月も特に動きはありません。
いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。
ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)
いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。
「アフリカ未電化地域支援」「欧州フィンテック事業者支援」に出資しています。
貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。
クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。
ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、為替リスクに加えてカントリーリスクも考慮しなければならず、かなり難易度の高い投資ですね。現在運用中の2ファンドが元本割れの可能性もあり、最終的には含み損益 ±0あたりで着地しそうです。
積立投資信託(楽天証券)
eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」「たわらノーロード先進国債券〈為替ヘッジあり〉」の6銘柄の合計です。
「たわらノーロード先進国債券〈為替ヘッジあり〉」を少し買い増しました。
今月は、米国株が好調な上、ドル高が一層進んだこともあり、含み益が過去最高を更新しました。
世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、いずれも長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定もあります。
ロボ積立(テオ:THEO)
ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。
4月末にいったん全額出金した後、淡々と積み立てを続けています。
確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)
外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に 50%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に 30%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に 10%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に 5%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に 5% を設定しています。
老後の大切な資産になります。
先進国や米国の株式がポートフォリオの中心になっているため、含み益が過去最高を更新し、ついに大台に乗りました。わずか1年で、含み益が2倍にも急成長しています。この2年では、5~6倍にもなっています。いずれにしろ、淡々と積み立てていくだけです。
小規模企業共済
現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。
最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、(所得により)10~50%程度もの節税効果があります。しかも、一定期間以上(20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。
複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。
しかも、一定の積立期間を経過すると、積立額の8割以上の金額を低利で借りることができるため、これを別の資産運用に利用することもでき、かなりお得な制度です。
まとめ
以上、2024年6月分の運用状況をまとめてみました。
全体としては、前月比+30万円という結果です。
米国個別株の運用は一筋縄ではいかず、利益を取り逃してしまっていますが、iDeCo のおかげで何とかプラスを維持できています。7月は日米ともに決算シーズン突入ですが、とにかく無謀な決算チャレンジだけは慎みたいところです。
投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。