長期の積立投資を基本に、株や外貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。
【投資の基本姿勢】
- 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
- 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
- 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。
フォリオ(FOLIO)
13個の投資テーマ「次世代素材」「健康食品」「アグリテック」「AI最前線」「ジェネリック医薬品」「水ビジネス」「鉄道」「温泉」「連続増配」「高ROE」「バフェット銘柄」「はたらく女性」「アンチエイジング」の合計です。
FOLIO は、投資初心者向きの娯楽的プラットフォームですが、長期的な視点では、伸びそうなテーマの選択や、そのテーマの中での銘柄分散(バランス・ディフェンス・グロース・バリュー)など、自分のビジネス感覚を試すことができるので、時間を掛けずに結構楽しめます。
取引ごとに発生する手数料は、短期投資では割高になりますが、中長期投資をするのなら、特に問題となりません。また、テーマ投資特有の「低分散」の問題も、複数のテーマに分散させることで回避しています。
現在投資額 | 累積評価額 | 損益 | |
2020年5月現在 | ¥700,000 | ¥733,919 | ¥33,919 |
2020年6月現在 | ¥700,000 | ¥724,531 | ¥24,531 |
2020年7月現在 | ¥1,350,000 | ¥1,341,517 | ¥-8,483 |
2020年8月現在 | ¥1,350,000 | ¥1,454,485 | ¥104,485 |
2020年9月現在 | ¥1,350,000 | ¥1,464,207 | ¥114,207 |
2020年10月現在 | ¥1,650,000 | ¥1,695,703 | ¥45,703 |
米大統領選で増税を掲げるバイデン前副大統領が優勢との見方から、米株価指数先物の下落に合わせて落ち込んでいた日本株も、10月中旬にはいったん持ち直しました。しかし、下旬には再び、大統領選の先行き不透明感に加え、米国でのコロナ第3波の爆発が重なって、ダウ平均株価に引きずられる形で日本株もみるみるうちに後退。近年の「日本株優位説」をもってしても、現在の混沌とした状況には適いません。
米メディアでは相変わらずバイデン優勢との見方ですが、これには希望的観測も入っており、実際にはほぼ互角の戦いのようです。ここへきてトランプがかなり巻き返しており、どちらが当選しても驚きはありません。ということは、前回2016年のように、トランプ大逆転の衝撃で日経平均が急落(その後、急反発)する可能性は低そうです。
それよりも、選挙後は、どちらが当選しても、結果をめぐる非難合戦や法廷闘争が年明けまでもつれる可能性もあり、それにつられて米国社会の混乱も増すとの見方から、米株が最大で20%下落するとの予想もあります。
というわけで、11~12月の株安を予想して、手持ちの軍資金(現金)を確保するようにしています。過去の大統領選でも、混乱が落ち着くにつれて、株高・ドル高に向かっていますので、中長期的には、11~12月が底になると考えます。
外貨預金(新生銀行)
シンガポール(ドル)、ノルウェー(クローネ)、オーストラリア(ドル)、南アフリカ(ランド)、ブラジル(レアル)、米国(ドル)、中国(人民元)、カナダ(ドル)、ニュージーランド(ドル)の9通貨の合計です。
現在預金額 | 累積評価額 | 損益 | |
2020年5月現在 | ¥1,950,000 | ¥1,676,433 | ¥-273,567 |
2020年6月現在 | ¥1,970,000 | ¥1,767,613 | ¥-202,387 |
2020年7月現在 | ¥2,590,000 | ¥2,390,070 | ¥-199,930 |
2020年8月現在 | ¥2,410,000 | ¥2,249,573 | ¥-160,427 |
2020年9月現在 | ¥2,430,000 | ¥2,225,246 | ¥-204,754 |
2020年10月現在 | ¥2,450,000 | ¥2,216,883 | ¥-233,117 |
基本的には、円安が進む将来を想定した保険的な外貨預金ですので、割安感の出た通貨を少しずつ買い増しています。
こちらも、米大統領選前後の混乱を見越して、米ドルの持ち高を増やす動きが加速しており、ユーロなどの通貨が対米ドルで下落しています。欧州各国は、コロナ第2波~第3波の直撃も受けており、それも下落要因となっていますね。日本円や中国人民元は、コロナの影響が比較的小さいこともあり、この状況でも割りと安定しています。今のところ、菅政権が海外から一定の評価を受けており、それも安定の一因かと。
上にも書いたように、大統領選挙後はしばらく混乱すると予想され、米ドルの流出や安定志向の影響から、多くの通貨に対して今よりも円高基調になると考えられます。なので、日本円の持ち高を多めに設定しています。
マイナスのほとんどは、過去に買った南アフリカ(ランド)とブラジル(レアル)が足を引っ張り続けている結果です (*'▽')。
ウェルスナビ(WealthNavi)
ご存知のロボアドバイザーです。手数料が年間残高の1%前後と、決して安くはないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。人工知能(AI)の将来性にも期待しています。
投資額 | 評価額 | 損益 | |
2020年5月現在 | ¥2,950,000 | ¥3,072,371 | ¥122,371 |
2020年6月現在 | ¥3,000,000 | ¥3,272,924 | ¥272,924 |
2020年7月現在 | ¥3,050,000 | ¥3,397,971 | ¥347,971 |
2020年8月現在 | ¥3,100,000 | ¥3,554,678 | ¥454,678 |
2020年9月現在 | ¥3,150,000 | ¥3,510,539 | ¥360,539 |
2020年10月現在 | ¥3,200,000 | ¥3,496,461 | ¥296,461 |
先月から数万円の凹みです。米大統領選が間近に迫る中ですから、こんなもんでしょう。長期積立ですので、一喜一憂しても仕方がありません。ドルコスト平均法を信じて淡々と積み立てるだけです。
テオ(THEO)
同じく、ロボアドバイザーです。こちらは、新生銀行の各種手数料が安くなる「ゴールドステージ」狙いのために毎月1万円ずつ積み立てています。
投資額 | 評価額 | 損益 | |
2020年5月現在 | ¥190,000 | ¥181,419 | ¥-8,581 |
2020年6月現在 | ¥200,000 | ¥200,688 | ¥688 |
2020年7月現在 | ¥210,000 | ¥212,189 | ¥2,189 |
2020年8月現在 | ¥220,000 | ¥230,077 | ¥10,077 |
2020年9月現在 | ¥230,000 | ¥233,726 | ¥3,726 |
2020年10月現在 | ¥240,000 | ¥238,564 | ¥-1,436 |
同じロボアドバイザーでも、こちらはマイナスになってしまいました。
確定拠出年金(iDeCo)
「日興DCAナビ40」「しんきんインデックス225」「ダイワ投信倶楽部・外国債券」「ダイワ投信倶楽部・外国株式」「ダイワ投信倶楽部・日本債券」の5銘柄で運用してます。
掛金額 | 評価額 | 損益 | |
2020年5月現在 | ¥3,114,061 | ¥3,189,049 | ¥74,988 |
2020年6月現在 | ¥3,163,511 | ¥3,312,989 | ¥149,478 |
2020年7月現在 | ¥3,212,961 | ¥3,379,892 | ¥166,931 |
2020年8月現在 | ¥3,262,411 | ¥3,475,270 | ¥212,859 |
2020年9月現在 | ¥3,311,861 | ¥3,540,123 | ¥228,262 |
2020年10月現在 | ¥3,361,311 | ¥3,554,884 | ¥193,573 |
債権の割合を大きくしていますので、比較的安定の推移です(大きくプラスになることもありませんが・・)。時機を見て、銘柄の変更も視野に入れています。
その他の投信積立
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」「アジア好利回りリート・ファンド(年1回決算型)」の4銘柄の合計です。
投資額 | 評価額 | 損益 | |
2020年5月現在 | ¥50,000 | ¥50,823 | ¥823 |
2020年6月現在 | ¥100,000 | ¥102,396 | ¥2,396 |
2020年7月現在 | ¥150,000 | ¥155,683 | ¥5,683 |
2020年8月現在 | ¥200,000 | ¥218,273 | ¥18,273 |
2020年9月現在 | ¥250,000 | ¥260,016 | ¥10,016 |
2020年10月現在 | ¥300,000 | ¥303,716 | ¥3,716 |
コロナ第1波の5月に、新規積み立てを開始しました。米大統領選やコロナ騒動が落ち着いて、経済が巡航速度に戻り、世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、長い目で見て上昇し続ける堅い銘柄だと思います。今後、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定もあります。
小規模企業共済
現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。
掛金額 | 評価額 | 損益 | |
2020年5月現在 | ¥8,350,000 | ¥9,252,000 | ¥902,000 |
2020年6月現在 | ¥8,400,000 | ¥9,313,000 | ¥913,000 |
2020年7月現在 | ¥8,450,000 | ¥9,374,000 | ¥924,000 |
2020年8月現在 | ¥8,500,000 | ¥9,436,000 | ¥936,000 |
2020年9月現在 | ¥8,550,000 | ¥9,498,000 | ¥948,000 |
2020年10月現在 | ¥8,600,000 | ¥9,560,000 | ¥960,000 |
最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。元本さえ保証されるのであれば、少なくとも単利10%前後の利益が確定しています。万が一の保険として加入しています。
クラウドクレジット
いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~2年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。「キルギスマイクロファイナンス事業者支援」「メキシコ女性起業家支援」「【ケニアシリング建て】アフリカ未電化地域支援」「【円建て】東欧金融事業者支援」「【ロシアルーブル建て】欧州フィンテック事業者支援」という5つのファンドに出資しています。
投資額 | 評価額 | 損益 | |
2020年7月現在 | ¥800,000 | ¥800,000 | ¥0 |
2020年8月現在 | ¥800,000 | ¥800,000 | ¥0 |
2020年9月現在 | ¥800,000 | ¥800,000 | ¥0 |
2020年10月現在 | ¥800,000 | ¥800,000 | ¥0 |
貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり(特にコロナ禍の最中でもあるため)、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。償還されるまでは損益ゼロで記載します。
ファンディーノ(FUNDINNO)
国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンを期待する投資です。現在、「株式会社DEFアニバーサリー」「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」の3社に出資しています。
投資額 | 評価額 | 損益 | |
2020年10月現在 | ¥300,000 | ¥300,000 | ¥0 |
いずれの案件も、およそ5年後のイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。
まとめ
以上、2020年10月分の投資状況をまとめてみました。先月分の記事で、『場合によっては、円高や株価下落に備えておいた方が良いのかもしれません』と書きましたが、実際にそうなりました。なのに、備えが不十分で、対応しきれていません。積立は何も考える必要がありませんが、個別銘柄や外貨の売買は、本当に難しいですね。だから面白い。
投資に関しては、まったくの素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。