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【英単語の暗記法・記憶術】効率的に覚えて忘れない勉強のコツ

 

 

先日、受験勉強に役立つ暗記法・記憶術のコツをまとめました。 

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今回は、先日の内容を少し異なる切り口で捉えて、「英単語」を効率よく覚えて忘れない暗記・記憶法をまとめてみたいと思います。

 

お送りするのは、大学受験で1万語近くを記憶し、現在も仕事の関係で数千語が(たぶん)頭に残っているであろうネズジローです(汗)。

 

受験に必要な英単語

一般的に、高校受験なら 1,500~2,000語、大学受験なら 6,000~8,000語の英単語を記憶することが合格の目安と言われています(もちろん、受験校の難易度にも依ります)。

 

2020年度から、現在のセンター試験に代わる「大学入学共通テスト」が実施される予定となっており、この新テストでは、思考力・判断力・表現力が問われることになります。

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英語は、従来の「読む」「聞く」に加えて「書く」「話す」力も評価されることになり、勉強の仕方や対策も、これまでとは大きく変わることが予想されます。

 

とはいえ、基本中の基本はやはり英単語です。いくら文法をマスターしていようが、どれだけ読解力に優れていようが、単語の意味が分からなければ何ともなりません。逆に、単語をたくさん知ってさえいれば、文法が少し曖昧であっても、意味は何となく掴めるものです。

 

そこで、認知心理学の考え方に沿って、6つのレベル別に単語を暗記する方法を紹介していきます。レベル1(初級)は単なる「丸暗記」なので簡単ですが、レベル6(上級)へと上るに従って、テクニックは難しくなります。記憶というのは一般的に、「単純に覚えれば早く忘れ、工夫すれば長持ちする」ものです。この点を踏まえて、各レベルを見ていきたいと思います。

 

英単語の暗記法・記憶術:効率的に覚えて忘れないコツ

 

 

レベル1:ひたすら丸暗記

九九やお経を何度も唱えて覚えるのと同様に、英単語もブツブツ唱えていれば、やがて頭に残っていきます。

 

ただし、九九は 81通り、お経(般若心経)は 262文字(諸説あり)しかありませんので、何度も反復すれば一生にわたって頭に残りますが、数千語もの英単語を同じ方法で記憶するのには無理があります。

 

この方法で英単語を覚えても、短期的には記憶に残りますが、時間の経過とともに頭からごっそりと抜け落ちてしまうでしょう。

 

レベル2:五感を利用

勉強はどうしても「視覚」に頼りがちですが、視覚と併せて、手で書きながら記憶したり、身体を動かしながら記憶したり、というように、2つ以上の感覚器官を同時にはたらかせると、脳がこれに反応して記憶が定着しやすくなります。

 

英単語の CD などを聞きながら何度も音読することによって、耳からも情報が入るようにするのが有効です。発音やアクセントも身に付いて一石二鳥です。

 

レベル3:間違えた単語を狙い撃ち

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レベル1やレベル2の方法でひたすら英単語を記憶していっても、自分がどこまで覚えられたのかは分かりません。

 

そこで、単語テストなどの「確認テスト」を利用します。正解した単語は、あなたの記憶メカニズムとの相性が良く、記憶の定着率が高いと考えられます。

 

一方、大事なのは、間違えた単語の扱いです。不正解だったということは、記憶メカニズムに取り込みにくい単語なのかもしれませんし、記憶時にその単語の時だけ一瞬、集中力が途切れたのかもしれませんし、とにかく記憶にしっかりと残っていないわけですから、この単語を集中的に覚え直します。

 

このように、間違えた単語に絞り込んで狙い撃ちすることで、記憶のリソースを効率よく配分することが可能になります。

 

レベル4:単語の要素を利用

特に長い英単語は、いくつかの要素(接頭辞、語幹、接尾辞など)が組み合わさっている場合が少なからずあります。たとえば、こんな具合です。

extract
 = ex(接頭辞)+ tract(語幹)
 =「外に」+「引っ張る」
 =「抽出する」「抜く」などの意味
retrospective
 = retro(接頭辞)+ spect(語幹)+ ive(接尾辞)
 =「後ろ」+「見る」+「性質(~のようなもの)」
 =「回顧的な」などの意味
transportation
 = trans(接頭辞)+ port(語幹)+ ion(接尾辞)
 =「向こうへ」+「送る」+「名詞化(~こと)」
 =「輸送」などの意味

 

このような規則性や単語の構造を利用することにより、少ない要素を記憶するだけで、それを応用して多くの単語の意味を推測しやすくなります。

 

たとえば、接頭辞3つ、語幹3つ、接尾辞3つの計9つを覚えておくだけで、それらの単純な組み合わせにより、3×3×3=27 個の英単語を推測することができます。こんな便利なことはありません。

 

 

レベル5:関連する単語を一網打尽

たとえば「high」のような程度・状態を表す単語が出てきた場合は、その反意語である「low」も一緒に覚えてしまえば、別々に覚えるよりも記憶の定着が高まります。

 

広く「回転」を意味する「rotate」「revolve」「turn」「spin」「whirl」・・・などの類義語も、まとめて頭の引き出しにしまってしまいます(それぞれの微妙なニュアンスについては、使いながら覚えていきましょう)。

 

「rotate」という動詞から派生した「rotation(名詞)」、「rotative、rotatable(形容詞)」、「rotatably(副詞)」なども一網打尽してしまいます。

 

このようにすれば、記憶に残る英単語の数が急激に増えていきます。不規則動詞を同じ変化規則ごとにまとめてしまうのも良さそうですね。

 

レベル6:とにかくコミュニケーション

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このレベルは、「覚える」というよりも、暗記・記憶したことを「しっかりと定着」させる意味合いがあります。

 

英語に限らず、覚えたことは、使わなければすぐに錆び付いて、容易に記憶から吹き飛んでしまいます。

 

今はインターネットがありますので、海の向こうと容易につながれます。海外のニュース記事を読んでみたり、知り合いの外国人と会話したりチャットしてみたり、海外のサイト(安全なところ!)に投稿してみたり、あるいは観光地で外国人を案内してみたり、覚えた英単語を利用する機会は、その気になればいくらでもあります。

 

まとめ

以上、「英単語」を効率よく覚えて忘れない暗記・記憶法を簡単に紹介しました。

 

膨大な数の英単語を長期間にわたって記憶するのであれば、レベル1~3では不十分であり、少なくともレベル4以上のテクニックを上手く取り入れていく必要があります。

 

英語(言語)は、人工知能(AI)による機械翻訳(自動翻訳)の開発がかなり進んでおり、日常会話レベルなら、数年後には英語(言語)を覚える必要がなくなるのではないかと思いますが、少なくとも学校のテストや受験には、まだまだ英語力(単語力)が必要ですし、どうせコミュニケーションするなら、機械を通さずに生身の人間同士で通じ合いたいものです。

 

この記事の内容が、「英単語を忘れたくない」誰かの参考になれば幸いです。

 

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