長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。
【投資の基本姿勢】
- 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
- 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
- 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。
外国株(マネックス証券)
2021年2月から、マネックス証券で米国および中国の個別株の取引を開始しました。現在のアクティブ運用の主戦場は、米国市場および中国市場となっています。
この1ヵ月の米国市場は、ナスダック、S&P500、ダウ、ラッセル(中小型)がいずれも2~4%程度上昇したのに対して、ボクのポートフォリオは、5%ほどの下落となってしまいました 💦。
その理由は、下落傾向となった米国の中小型グロース銘柄(高PER)に固執してしまったことと、それに伴って無駄なトレードが増えてしまったことです。また、中国(香港)市場の地合いもイマイチで、保有していた「永達汽車服務(3669)」「完美医療(1830)」「火岩控股(1909)」がすべてマイナスとなってしまったことも大きく影響しています。
中国(香港)株は、12月上旬に売却してしまったので、現在はノーポジションです。
米国株については、12月末時点で TSLA・SNOW・DDOG・GLBE・ZI・OLPX・CPRX・CCL・DAL・ULCC・ABNB・ZIM・MU・TSM・NTR・HUN・KEYS・WSM・TPX・ASO・XMTR・VRM の22銘柄を保有しています。期待するグロース銘柄(TSLA・SNOW・DDOG・GLBE・ZI・OLPX)や、コロナから回復途上のバリュー銘柄(CCL・DAL・ULCC・ABNB)のほか、増収・増益期待の低PER銘柄(半導体・農工業・必需品等)を増やしました。XMTRとVRMは、年末恒例のデッドキャットバウンス(DCB:Dead Cat Bounce)狙いで利が乗りましたので、1月上旬には利確する予定です。
米国ETF(楽天証券)
2021年2月から、取り扱い銘柄数を考慮して、米中個別株はマネックス証券に、米国ETFは楽天証券に集約しました。
11月は、TMV(米20年債ベア)・DPST(地銀ブル)・DRN(リートブル)・GUSH(オイルブル) を保有していたため、オミクロン株の襲来で景気の先行きが一気に不透明となった結果、株価下落 → 金利下落とオイル下落が重なって大きくマイナスを刻みましたが、12月は TMV・DPST・DRN を売却して SPXL・TECL・CURE などを良いタイミングで購入できたため、含み益が5%ほど増えました。
12月末時点では、SPXL・TECL・CURE のほか、FAS(金融ブル)・LABU(バイオブル)・GUSH を保有しています。TMV が再び上昇基調となっているため、マクロ環境を吟味した上で、再度の保有も視野に入れています。
日本株(楽天証券)
時価総額の大きな銘柄は SBIネオモバイル証券で端株を購入し、それ以外の中小型銘柄については、楽天証券で単元株の取引を行っています。
新薬の開発が一歩進んだ「ステムリム」が2バガー近くになった一方、「ENECHANGE」や「セルソース」の利確遅れ、オミクロン株の影響による「エアトリ」の低迷などによって、含み損益の増減はほとんどありませんでした。
12月末時点では、SBIネオモバイル証券で「任天堂」「シスメックス」「ソフトバンクG」「SRE」「ダブルスタンダード」「フェローテック」「日本電子材料」「メガチップス」「オリックス」の9銘柄を保有し、楽天証券で「ステムリム」「エアトリ」「コシダカHD」「マクロミル」の4銘柄を保有しています。
暗号資産(DMM)
イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。
11月末には9バガー近くまで上昇しましたが、ビットコイン(BTC)とともに値動きが下落基調となって、7バガー付近を上下しています。
暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。
エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)
国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。
現在、「株式会社DEFアニバーサリー」「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「メディギア・インターナショナル株式会社」「LIVER株式会社」の6社に出資しています。
いずれの案件も、およそ5年後のイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。
ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)
いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。
「キルギスマイクロファイナンス事業者支援」「メキシコ女性起業家支援」「アフリカ未電化地域支援」「東欧金融事業者支援」「欧州フィンテック事業者支援」「ユーラシア個人向け小口融資事業者支援ファンド」といったファンドに出資しています。
貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり(依然、コロナ禍の最中でもあるため)、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。償還されるまでは損益ゼロで記載します。
クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。
一部のファンドから償還が始まっており、今後も楽しみです。
積立投資信託(楽天証券)
eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」の4銘柄の合計です。
好調な米国市場のおかげで、含み益が過去最高値となりました。
いずれも、世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定もあります。
ロボ積立(テオ:THEO)
ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。ボクは、新生銀行の各種手数料が安くなる「ゴールドステージ」狙いのために毎月1万円ずつ積み立てています。人工知能(AI)の将来性にも期待しています。
こちらも、含み益が過去最高値となりました。
確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)
外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に60%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に10%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に10%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に10%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に10% を設定しています。
米国や先進国の株式中心のポートフォリオを組んでいますので、米国市場が好調だった12月は、同じく含み益が過去最高値となりました。
小規模企業共済
現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。
最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。しかも、一定期間以上(確か20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。
複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。
外貨預金(新生銀行)
2020年の1月(コロナ前)から、豪ドルの定期預金を積み立てています。
オーストラリアは、コロナウイルス感染症(新型肺炎)の押さえ込みに成功した稀有な国の1つであり、2020年11月から本格的な豪ドル/円の上昇が始まりました。その後、コロナワクチンの接種が進んで鉄鉱石などの資源需要が回復し、さらに豪ドル高が進みました。
11月に落ち込んだ鉄鉱石の価格が12月に再び上昇に転じた結果、豪ドル高が少し進んで、含み益も少し増えました。
豪ドルは、リスクオン/オフ時の値動きが比較的はっきりしていて扱いやすく、日本円に対する保険的意味合いにもなるため、貴重な資源国通貨として今後も末永くホールドしておきたいところです。
まとめ
以上、2021年12月分の運用状況をまとめてみました。
全体としては、前月比 -10万円という結果です。大きなマイナス要因は、イーサリアムと米国個別株です。イーサリアムは、完全放置のため、一喜一憂しても仕方ありません。米国個別株のマイナスは、物色対象の変化(グロース → バリューやディフェンシブ)に対応できなかった結果ですが、グロースを追いかける限り、この程度のリスクは当然でしょう。
2022年の米国市場は、業績相場の様相がますます色濃くなってくると予想されますので、グロースの銘柄数を絞りつつ、バリュー銘柄でしっかりと利益を確保したいところです。無駄な取引も極力減らしていきましょう。
投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。