敏感の彼方に

HSPエンジニアがお送りする、前のめりブローグ

日米金利上昇でiDeCoにマイナス影響 前月比-25万円【10月投資実績】

 

 

 

長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。

 

【投資の基本姿勢】

  1. 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
  2. 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
  3. 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。

 

外国株・ETF(楽天証券)

2021年2月から米国株および中国株のアクティブ運用を開始しました。

 

 

10月は、上旬は反発して株価が上昇しましたが、相変わらず底堅い景気を示唆するデータ(つまり、インフレが収まっていないことを示唆するデータ)が出たことと、イスラエル vs. ハマスの紛争が始まったこで、リスク回避の動きが強まり、中旬からVIX指数の上昇とともに株価が一気に下がっていきました。

 

その結果、ダウ平均株価指数が-1.5%、S&P500指数が-2.5%、ナスダック総合指数が-3% と、いずれもマイナスで終了です。一方の為替は、米金利の高止まりにより高いドル円水準を維持し続ける中、月末の日銀会合で「長期金利1%超を容認」と緩和策を修正したものの、緩和の枠組み自体は維持したことで円が売られ、最終的には先月比 1%ほどのドル高となりました。

 

このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は円ベースで-7.5% と、指数を大きく下回ってしまいました。金利の上昇で債権ETFが10%近く下落したこと、それに伴って中小型グロースが大きく下落したこと(特に、利益を伴わない小型グロースは 20~30%の下落も)、前半までは調子の良かった VIST が後半に大きく値崩れしたこと、この3点が響きました。

 

10月末時点では、個別株は AAPL・CGC・COIN・INDI・VIST・SBSW・HRMY の7銘柄、ETFは EDV の1銘柄を保有しています。SBSW は、利下げが始まるころに大きく伸びる可能性があるため、来年にかけて少しずつ買い増していく予定です。11月はいったん株価上昇の機運もありますが、年末にかけて再度下落する可能性もあり、予断を許さない状況が続きます。

 

基本的には、上昇傾向(かつ好決算)の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで無駄なトレードを減らし、機会損失や手数料のロスを抑えられるように心掛けています。

 

中国(香港)株は、2021年12月にすべて売却して以来、現在はノーポジションです。

 

日本株・ETF(楽天証券)

楽天証券で単元株の取引を行っています。トレード方法は、数日~数週間の短中期で上昇銘柄のトレンドに乗る、いわゆる「モメンタム投資」が基本ですが、デイトレも行います。

 

 

日経平均が-3%、マザーズが-11%と崩れた中、ボクのポートフォリオ(PF)は -1.5% と、マイナスではあるものの指数は上回りました。

 

「霞ヶ関キャピタル」が超絶決算で暴騰(その後、大きく下落)したことと、TOWAや内海造船などのデイトレで稼げたものの、中小型グロースの大暴落に巻き込まれたり、上昇期待で打診買いした銘柄がマイナスになったり(損切りで被害を最小限に抑えられたことは成果)、まだまだ「損」に対する意識が緩いですね。

 

10月末時点では、「M&A総合研究所」「霞ヶ関キャピタル」「サイフューズ」「内海造船」「ミクリード」「三菱UFJ」「富山第一銀行」の7銘柄を保有しています。

 

暗号資産(DMM)

イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。

 

 

リスク回避としてゴールドとともに買われたり、非常に予測しづらい資産の1つです。7・8月と2ヵ月連続でマイナスになった後、9・10月と連続して上昇し、年初来最高値も見えてきました。

 

暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。

 

エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)

国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。

 

出資した6社のうち2社は事業の継続が困難となり清算されてしまったため、現在は「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「LIVER株式会社」の4社に出資しています。

 


今月も特に動きはありません。

 

いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。

 

ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)

いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。

 

「アフリカ未電化地域支援」「欧州フィンテック事業者支援」といったファンドに出資しています。

 

 

貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。

 

クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。

 

ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、為替リスクに加えてカントリーリスクも考慮しなければならず、かなり難易度の高い投資ですね。

 

今月は、「コロンビアフィンテック事業者ファンド」の償還があり、為替差益のおかげもあって、1年強で20%以上の利益となりました。

 

積立投資信託(楽天証券)

eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」の5銘柄の合計です。

 

 

今年に入ってから8月までは負けなしの8連勝でしたが、9・10月と2ヵ月連続のマイナスとなってしまいました。米市場が調整中の今、「レバナス」が大きくマイナスに寄与しますから、当たり前と言えば当たり前の結果です。

 

市場をじっくり観察しつつ、また少しずつ積立額を戻していきたいところです。

 

世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、いずれも長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定もあります。

 

ロボ積立(テオ:THEO)

ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。

 

 

3月末に全額出金していったん振り出しに戻りましたが、積立は淡々と続けていきます。

 

確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)

外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に60%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に10%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に10%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に10%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に10% を設定しています。

 

 

老後の大切な資産になります。


8月は初めて大台に到達しましたが、先進国や米国の株式がポートフォリオの中心になっていますので、世界的な株安の影響により2ヵ月連続のマイナスです。こちらも、淡々と積み立てていくだけです。

 

小規模企業共済

現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。

 


最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。しかも、一定期間以上(確か20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。 

 

複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。

 

 

 

まとめ

以上、2023年10月分の運用状況をまとめてみました。

 

全体としては、前月比 -25万円という結果です。

 

結局、iDeCo のマイナスが一番大きなマイナス寄与となりました。下向きの相場が続く中でも、損失はある程度抑えられた方かなと思います。

 

米市場はインフレ懸念でしばらく高金利が続きそうですし、日本市場も金利上昇のリスクで特に中小型グロースが壊滅状態となっており、いずれも厳しい相場環境が続きますが、無駄なトレードを極力減らしつつ、少し長い目で取り組みたいところです。

 

投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。

 

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