長期の積立投資(iDeCo など)を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。
【投資の基本姿勢】
- 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
- 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
- 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。
外国株・ETF(楽天証券)
2021年2月から米国株および中国株のアクティブ運用を開始しました。
12月は、「トランプ」相場が一段落する中、利下げ期待の後退による金利の上昇と、8月以降の連続上昇の反動により、株価は横ばい~下落の動きとなりました。
結果的に、ダウ平均株価指数が前月比-5%、S&P500指数が前月比-2%、ナスダック総合指数が前月比±0%程度と、低調な動きになりました。これに対して為替は、上述のような金利上昇のほか、日銀の「現状維持」の政策決定の影響から、最終的には前月末比で +5% のドル円水準となっています。
このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は円ベースで-1% と、指数に若干劣る結果となりました。トランプ相場の恩恵を享受してきた中小型グロース(APP・SMR・COIN・CVNA)が調整局面となった上、金利上昇で TMF が-20% となってしまうと、好調の PLTR・ALAB だけではカバーしきれません。ただし、全体としては、無駄なトレードや決算チャレンジをほぼ行わず、規律をしっかりと守ることができました。
12月末時点では、個別株は CVNA・PLTR・COIN・APP・ASTS・SMR・VIST・ALAB の8銘柄、ETFは TMF・SOXL・YINN の3銘柄を保有しています。
基本的には、上昇傾向(かつ好決算)の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで無駄なトレードを減らし、機会損失や手数料のロスを抑えられるように心掛けています。米国株は、値動きが大きいため、無謀な決算チャレンジや損切りの遅れによって、資金がすぐに目減りしてしまいます。この2点は、特に注意したいポイントです。
中国(香港)株は、2021年12月にすべて売却して以来、現在はノーポジションです。
日本株・ETF(楽天証券)
楽天証券で単元株の取引を行っています。トレード方法は、数日~数ヵ月の短中期で上昇銘柄のトレンドに乗る、いわゆる「モメンタム投資」が基本ですが、デイトレも行います。成長を見込んで長期保有する場合もあります。
日本株は、年末に少し上昇して、2025年への希望を見せてくれました。日経平均・TOPIXは+4%程度のプラス、グロース250はほぼ横ばいです。このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は前月比+6%と、何とか指数を超えることができました。
主力の「霞ヶ関キャピタル」が月後半に回復して、久しぶりに前月比プラス。また、確信的に決算をまたいだ「HEARTSEED」「タイミー」がヒットして、それ以外のモメンタム投資銘柄のマイナスをカバーしてくれました。それよりも大きかったのは、先月に本格始動したデイトレで、今月は 17勝2敗1休 と大躍進です。「コツコツ(小さな勝ち)ドカン(大きな負け)」の「ドカン」もありませんでした。課題は、トレードの時間をもっと短くして効率を高めることです。
デイトレについては、もう少し実験を繰り返して勝ちパターンがより明確になってきた段階で、このブログに手法をまとめていこうと考えています。
12月末時点では、「霞ヶ関キャピタル」「三菱重工業」「IHI」「モダリス」「HEARTSEED」「タイミー」「エクサウィザーズ」「農業総合研究所」「Schoo」「HENNGE」「助川電気工業」「WTパラジウム投信」の12銘柄を保有しています。
暗号資産(DMM)
イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。
リスク回避としてゴールドとともに買われる一方、グロース株のように上昇したり、各国の政策の影響を受けたり、非常に予測しづらい資産の1つです。
12月は、トランプ相場が一段落して、次の動きを待つ展開となっています。
暗号資産については、今のところ後ろ盾に乏しく、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。
エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)
国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。
出資した6社のうち2社は事業の継続が困難となり清算されてしまったため、現在は「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「LIVER株式会社」の4社に出資しています。
今月も特に動きはありません。
いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。
ソーシャル融資(バンカーズ:Bankers)
いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。
「アフリカ未電化地域支援」「欧州フィンテック事業者支援」に出資しています。
貸し倒れや為替(外貨建ての場合)のリスクが少なからずあり、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に融資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。
この融資は、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。
ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、為替リスクに加えてカントリーリスクも考慮しなければならず、かなり難易度の高い投資ですね。現在運用中の2ファンドが元本割れの可能性もあり、最終的には含み損益 ±0あたりで着地しそうです。
積立投資信託(楽天証券)
eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」の5銘柄の合計です。
先進国株やレバナスがわずかながらに上昇して、含み益(累計)が過去最高となりました。
世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、いずれも長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後も、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定もあります。
ロボ積立(テオ:THEO)
ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。
4月末にいったん全額出金した後、淡々と積み立てを続けています。
確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)
外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に 50%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に 30%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に 10%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に 5%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に 5% を設定しています。
老後の大切な資産になります。
先進国や米国の株式がポートフォリオの中心になっており、日本株が上昇傾向になったこともあって、含み益が過去最高を更新です。この2年間は、米株高やドル高の恩恵を最大限に受け、含み益が6倍にもなりました(👀)。いずれにしろ、淡々と積み立てていくだけです。
小規模企業共済
現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。
最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、(所得により)10~50%程度もの節税効果があります。しかも、一定期間以上(20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。
複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。
しかも、一定の積立期間を経過すると、積立額の8割以上の金額を低利で借りることができるため、これを別の資産運用に利用することもでき、かなりお得な制度です。
まとめ
以上、2024年12月分の運用状況をまとめてみました。
全体としては、前月比+80万円という結果です。そして、1年間では、前年比+380万円という結果です。概ね、上手く立ち回ることができました。
米国が高金利から利下げへと進む中で、iDeCo、米国個別株、暗号資産が大きな含み益をもたらしてくれました。しかし、米株はバリュエーション(PER)が高止まりしており、2023~2024 のような上昇が続くかは不透明です。一方、日本株は、2024年のスタートダッシュこそ良かったものの、その後は鳴かず飛ばずでしたが、デイトレに光明を見出しつつあります。2025年は、日本株が中心になりそうな予感です。
投資に関しては、依然として素人ですから、大して参考にならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。