敏感の彼方に

HSPエンジニアがお送りする、前のめりブローグ

SP500とナスが最高値更新! iDeCoの上昇で前月比+40万円【6月投資実績】

 

 

長期の積立投資(iDeCo など)を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。

 

【投資の基本姿勢】

  1. 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
  2. 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
  3. 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。

 

外国株・ETF(楽天証券)

2021年2月から米国株および中国株のアクティブ運用を開始しました。

 

 

6月は、各国との関税交渉がある程度進展し、イスラエル vs. イランの紛争が一旦停戦合意された安心感から、利下げへの期待感とも相まって、トランプ大統領当選のご祝儀相場以来、S&P500とナスダックが史上最高値を更新しました。

 

結果的に、ダウ平均株価指数が前月比+4%、S&P500指数が前月比+5%、ナスダック総合指数が前月比+7%程度と、先月同様の上昇を見せました。これに対して為替(ドル/円)は、初旬に少しドル安となったものの、結果的には前月末とほぼ同じ水準となっています。

 

このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は円ベースで+8% と、指数を何とか上回ることができました。利下げ期待で TMF が+6%となったほか、半導体の急回復のおかげで SOXL が+55%となりました。そして、中旬~下旬には大きめの利益確定を行いました(4月の急落以降、かなり上昇してきたため)。トランプ政権が続く以上、何が起こるか分かりませんので、利益は確実に回収していきたいところです。

 

5月末時点では、個別株は CGC・PLTR・COIN・APP・PRCH・SMR・ALAB の7銘柄、ETFは TMF・SOXL の2銘柄を保有しています。

 

基本的には、上昇傾向(かつ好決算)の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで無駄なトレードを減らし、機会損失や手数料のロスを抑えられるように心掛けています。米国株は、値動きが大きいため、無謀な決算チャレンジや損切りの遅れによって、資金がすぐに目減りしてしまいます。この2点は、特に注意したいポイントです。

 

中国(香港)株は、2021年12月にすべて売却して以来、現在はノーポジションです。

 

日本株・ETF(楽天証券)

楽天証券で単元株の取引を行っています。トレード方法は、数日~数ヵ月の短中期で上昇銘柄のトレンドに乗る、いわゆる「モメンタム投資」が基本ですが、デイトレも行います。成長を見込んで長期保有する場合もあります。

 

 

日本株も米国株と同じような値動きでしたが、グロースだけは中旬以降に失速です。日経平均が前月比+6%、TOPIXが前月比+2%、グロース250は前月比ほぼ±0% です。このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は前月比±0%と、グロース250並みの結果となりました。保有株が中小型グロースに偏っていますので、当然といえば当然の結果です。

 

2024年11月に本格始動したデイトレは、16勝4敗1休 と、8ヵ月連続で勝ち越すことができました。ただし、少しスランプ気味で、利益はモメンタム投資のマイナス分を埋め合わせるのがやっとの程度です。今月から信用取引を始めたので、より慎重に、初心に戻って確実なトレードを心掛けたいところです。

 

ちなみに、ここ数カ月、運用額がかなり少なくなっているのは、現金が多めに必要になって、定期的に出金しているためです。今夏以降、再び増えていく予定です。

 

5月末時点では、「HEARTSEED」「TMH」「トヨコー」「農業総合研究所」「データセクション」「倉元製作所」「売れるネット広告社」の7銘柄を保有しています。

 

暗号資産(DMM)

イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。

 

 

リスク回避としてゴールドとともに買われる一方、グロース株のように上昇したり、各国の政策の影響を受けたり、非常に予測しづらい資産の1つです。

 

含み益は、前月比ほぼ横ばいです。

 

暗号資産については、今のところ後ろ盾に乏しく、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。

 

エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)

国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。

 

出資した6社のうち2社は事業の継続が困難となり清算されてしまったため、現在は「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「LIVER株式会社」の4社に出資しています。

 


今月も特に動きはありません。

 

いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。

 

ソーシャル融資(バンカーズ:Bankers)

いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。

 

「アフリカ未電化地域支援」「欧州フィンテック事業者支援」に出資しています。

 

 

貸し倒れや為替(外貨建ての場合)のリスクが少なからずあり、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に融資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。

 

この融資は、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。

 

ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、為替リスクに加えてカントリーリスクも考慮しなければならず、かなり難易度の高い投資ですね。現在運用中の2ファンドが元本割れの可能性もあり、最終的には含み損益 ±0あたりで着地しそうです。

 

積立投資信託(楽天証券)

eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」の5銘柄の合計です。

 

 

米株高の恩恵を受け、含み益が若干増加しました。

 

世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、いずれも長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定もあります。

 

ロボ積立(テオ:THEO)

ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。

 

 

こちらは、2月頭にいったん全額出金した後、淡々と積み立てを継続中です。

 

確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)

外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に 40%、国内外株式「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に 40%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に 10%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に 5%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に 5% を設定しています。

 

 

老後の大切な資産になります。


米国株の回復を受け、含み益が 2024年12月の最大値に近づいてきました。

 

小規模企業共済

現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。

 


最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、(所得により)10~50%程度もの節税効果があります。しかも、一定期間以上(20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。 

 

複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。

 

しかも、一定の積立期間を経過すると、積立額の8割以上の金額を低利で借りることができるため、これを別の資産運用に利用することもでき、かなりお得な制度です。

 

 

 

まとめ

以上、2025年6月分の運用状況をまとめてみました。

 

全体としては、前月比+40万円という結果です。今月も米国株が大きく上昇したことで、特に iDeCo が大きな利益(含み益)となりました。

 

ただし、トランプ政権の今は先行き不透明感が強いため、現金を多めにしてデイトレに注力することは変わりません。決して欲張りすぎず、確実にコツコツと利益を伸ばしていきましょう。

 

投資に関しては、依然として素人ですから、大して参考にならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。

 

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