敏感の彼方に

HSPエンジニアがお送りする、前のめりブローグ

電車を間違えたとき|料金・切符・乗り換えの対処方法(新幹線・特急)

 

 

検索でこちらに来られた方、まずは深呼吸をして、落ち着いてください。

 

電車や新幹線に間違えて乗ってしまったんですよね? あるいは、ついウッカリして、降りる駅を通り越してしまったんですよね? でも、大丈夫です。これから書くケース別の対処方法に従って行動すれば、ほとんどが簡単に解決してしまいます。

 

【注意!】
改札を出てしまうと話がこじれます。乗り間違えに気付いた場合は、車内か改札内で、車掌や駅員さんに相談しましょう。特に、Suica や ICOCA などの ICカード乗車券を利用せず、切符で乗車した場合には注意が必要です。

 

特にお急ぎの方は、目次から必要な項目に飛んでくださいね。

 

 

電車の乗り間違い・乗り過ごし =「誤乗」

以前、降りる予定の駅に止まらない新幹線に乗ってしまったことがあります。

 

この時は、その先の駅で降りて駅員さんに事情を説明すると、切符に「誤乗」と記載してくれて、追加運賃なしで目的の駅に戻ることができました。

 

電車に乗り間違えたり乗り過ごしたりすることを「誤乗」と言います。誤乗すると焦りますよね。でも、あわてて無断で反対側の電車に乗ると、不正乗車になってしまいます(不正が発覚するのは稀ですが、違反は違反です)。

 

対処の第一歩は、「駅員(車掌)さんに正直に申告する」です。正直に申告すると、たいていの場合は「誤乗」と認めてくれて、誤乗分と折り返し分の運賃が免除されます(これを「無賃送還」と言います)。

 

ただし、昼間に長時間・長距離を寝過ごした場合や、常習性、悪意・故意が疑われる場合などは、「誤乗」と認められないことがありますので、注意が必要です。

※ JR東日本の旅客営業規則に従って話を進めますので、他のJR各社や私鉄では、対応が若干異なります。

 

f:id:nezujiro:20171102170013j:plain

 

【ケース別】誤乗の対処方法(料金や乗り換え)

それでは具体的に、「定期券・回数券の場合」と「普通乗車券(1. 新幹線、2. 特急・急行、3. 在来線)の場合」とに分けて、誤乗時の対応方法を解説していきます。

 

定期券や回数券の場合

定期券や回数券の場合は、基本的に「誤乗」と認められません。ですので、誤乗分と折り返し分の運賃を支払う必要があります。

乗り慣れた路線での「うっかり」は可能性が低く、過失と考えにくいためです。また、定期券や回数券を利用した不正乗車を防止するためと考えられます。

ただし、満員で降りられなかった場合など、正当な理由がある時は、駅員(車掌)さんの判断で、「誤乗」と認められる場合もあります。

 

 

 

普通乗車券の場合

【その1:新幹線】

特急料金も含めて、追加運賃なしで折り返しの新幹線を利用できます(誤乗前にグリーン券を持っていれば、グリーン車の利用も可能です)。

 

指定席特急券の場合で、行き先と反対方向の新幹線に乗ってしまった場合は、次の停車駅まで、空いていれば指定席を利用させてもらえる可能性もありますし、指定席に空きが無ければ、追加料金なしでグリーン席を融通してもらえる可能性もあります。ダメもとで車掌さんに正直に告白してみましょう。誤乗が良い思い出に変わる可能性大です。

 

また、指定より早い新幹線に乗ってしまった場合も誤乗扱いとなります。この場合は、自由席を利用してもよいですし、指定席に余裕があるのなら、車内で変更扱いをしてもらい、目的駅まで指定席を利用することも可能です。次の停車駅で降りて本来の列車に乗り換える方法もあります。

 

【その2:特急・急行】

基本は、在来線での無賃送還となります。ですので、折り返しに特急や急行を利用する場合、特急料金は自己負担となります(新幹線で戻る場合も当然、特急料金が必要になります)。

 

ただし、駅員(車掌)さんの判断・好意により、特急や急行での無賃送還も認められる場合があるようなので、ケースバイケースといったところです。駅員(車掌)さんに事情を正直に説明して、相談してみるのが良いでしょう。

 

【その3:在来線】

この場合は、在来線での無賃送還となります。時間節約のため、新幹線や特急・急行を利用する場合は、その分の特急料金が別途必要になります。

 

また、以下のような場合は、注意が必要です。

 

たとえば、A駅 → B駅 → C駅 という路線に乗ったつもりが、B駅で別の路線に入って、A駅 → B駅 → D駅 と誤乗してしまった場合です。

 

この場合、D駅からC駅に直接行ける路線があるため、それを使用してC駅に向かう旨を申告すると、話がこじれることもあるようです。

 

基本は、時間が掛かっても、D駅 → B駅 といったん戻った後、B駅 → C駅 と進みます。

 

ただし、このケースについても、駅員(車掌)さんの判断で変わることがあるようなので、まずは基本に忠実に、正直に申告するのが良いですね。

 

 

 

その他の注意事項

無賃送還中に途中下車してしまうと、誤乗分と折り返し分の運賃が請求されますので、決して途中下車せず、目的の駅まで速やかに戻りましょう。以下の「旅客営業規則 第292条」にも、しっかりと規定されています。

 

誤乗の処理をしてもらった駅で、「折角ここまで来たんだから」と食事をしたりお土産を買ったりすると、誤乗が取り消されてしまうおそれがあります。一方、「誤乗のおかげで知らない土地のお土産も買えた!」という体験談もありますので、ある程度は大目に見てもらえるのでしょう。ただし、あくまでも駅員さんの「好意」ですので、甘え過ぎは禁物です。

 

JR各社の旅客営業規則

上に書いた内容は、JR各社の旅客営業規則をベースに、これまでの経験やさまざまな体験談を踏まえて、誤乗時の対処方法をまとめたものです。そこで、以下に参考として、誤乗に関連する JR各社の旅客営業規則を引用しておきます。

 

f:id:nezujiro:20171102170004j:plain

 

JR 東日本

旅客営業規則の「第2編 旅客営業 - 第7章 乗車変更等の取扱い - 第3節 旅客の特殊取扱 - 第6款 誤乗及び誤購入」に記載があります。

(誤乗区間の無賃送還)
第291条

  • 旅客(定期乗車券又は普通回数乗車券を使用する旅客を除く。)が、乗車券面に表示された区間外に誤って乗車した場合において、係員がその事実を認定したときは、その乗車券の有効期間内であるときに限って、最近の列車(急行列車を除く。)によって、その誤乗区間について、無賃送還の取扱いをする。
  • 前項の取扱いをする場合の誤乗区間については、別に旅客運賃・料金を収受しない。


(誤乗区間無賃送還の取扱方)
第292条

  • 前条の規定による無賃送還の取扱いは、次の各号に定めるところによる。
  1. 無賃送還は、特別車両以外の車両によって取り扱う。ただし、旅客が特別車両券を所持している場合は、特別車両によって取り扱うことがある。
  2. 無賃送還中は、途中下車の取扱いをしない。
  • 旅客が無賃送還中途中駅に下車したときは、誤って乗車した区間及び既に送還した区間に対して、それぞれ普通旅客運賃・料金を収受する。


(乗車券類の誤購入の場合の取扱方)
第293条

  • 旅客が、誤ってその希望する乗車券、急行券又は特別車両券と異なる乗車券、急行券又は特別車両券を購入した場合で、その誤購入の事由が駅名の同一・類似その他やむを得ないと認められ、かつ、係員がその事由を認めたときは、正当な乗車券、急行券又は特別車両券に変更の取扱いをする。ただし、指定急行券(未指定特急券を除く。)及び指定特別車両券については、この取扱いをしない。
  • 前項の場合は、既に収受した旅客運賃、急行料金又は特別車両料金と正当な旅客運賃、急行料金又は特別車両料金とを比較し、不足額は収受し、過剰額は払いもどしをする。

 

JR 西日本

旅客営業規則の「第7章 乗車変更等の取扱い - 第3節 旅客の特殊取扱 - 第6款 誤乗及び誤購入」に記載があります(引用は省略)。

 

JR 東海

旅客営業規則の「第7章 乗車変更等の取扱い - 第3節 旅客の特殊取扱 - 第6款 誤乗及び誤購入」に記載があります(引用は省略)。

 

まとめ

乗り間違えや乗り過ごしは、たとえ過失であれ、自分にも相応の責任があると考え、「無賃送還してもらえればラッキー」ぐらいに思っておく方が良いですね。「追加料金なしで戻れて当たり前」という態度は、おススメしません。解決が遠のくだけです。

 

以上、電車を間違えても決してあわてず、有意義な鉄道ライフをお楽しみください。

 

 

 関連記事 

 

- 敏感の彼方に -