長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。
【投資の基本姿勢】
- 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
- 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
- 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。
外国株(マネックス証券)
2021年2月から、マネックス証券で米国および中国の個別株の取引を開始しました。今後のアクティブ運用の主戦場は、米国市場および中国市場となります。
運用額 | 評価額 | (含み)損益 | |
2021年2月現在 | ¥2,500,000 | ¥2,369,109 | ¥-130,891 |
マネックス証券での運用を開始した2月中旬から米国長期金利の上昇とともに株価が下がり始め、月末には大きな調整も入りました。運用初月ということで力が入り過ぎていて、その分、大きくやられてしまいました ( ;∀;)。
中国株は、金地商置(不動産)、上海医薬、永達汽車服務(車ディーラー)、中国光大緑色環保(環境)、嘉涛香港控股(介護)といった高配当バリュー銘柄を中心に保有しています。香港ハンセン株価指数が6%前後下げたのに対し、保有株は3%前後の下げに留まりました。指数とともに推移を見守っていきます。
米国・中国いずれも、取引自体には慣れてきましたので、少しずつプラスを積み重ねていきたいところです。コロナの終息が見えてきて、放置でも儲かり続ける相場は終わりました。今後は、実力が運用結果として如実に現れます。
米国ETF(楽天証券)
2021年2月から、取り扱い銘柄数を考慮して、米中個別株はマネックス証券に、米国ETFは楽天証券に集約しました。ETFは、長期の積立が基本になりますが、状況に応じて株・債権・コモディティの割合を調整していくことになります。
運用額 | 評価額 | (含み)損益 | |
2020年12月現在 | ¥300,000 | ¥308,873 | ¥8,873 |
2021年1月現在 | ¥300,000 | ¥309,657 | ¥9,657 |
2021年2月現在 | ¥1,500,000 | ¥1,496,778 | ¥-3,222 |
先月からポートフォリオを大幅に見直して、IAU・BND・IYR のほか、コロナ回復期待の XLE、株関連の VTI・XLK・SPXL・VHT・SPYG、グローバルX社の CLOU・HERO・CTEC を保有しています。今後は、値下がりしたタイミングで VEA や VWO も加える予定です。
これらの14銘柄を基本に、世界経済や市場の動向に応じて、それぞれの比率を調整しながら運用していく予定です。
日本株(SBIネオモバイル証券)
2020年の12月に、SBIネオモバイル証券に登録して、日本の個別株の売買を始めました。単元株ではなく、1株や金額単位で投資できるのが便利です。
運用額 | 評価額 | (含み)損益 | |
2020年12月現在 | ¥100,000 | ¥100,178 | ¥178 |
2021年1月現在 | ¥250,000 | ¥260,614 | ¥10,614 |
2021年2月現在 | ¥500,000 | ¥477,164 | ¥-22,836 |
高配当(高利回り)かつ割安(低PER)で、経営や財務が比較的安定していて減配の可能性も低いと考えられる「三菱商事」「三井住友FG」「電源開発」「関西電力」などのほか、コロナショックから回復途上の「日本郵船」「丹青社」、環境関連で将来性有望と見ている「三機工業」「第一稀元素化学工業」「神鋼環境ソリューション」などを保有しています。
これらとは別に、まだ芽は出ていないものの、ファンダメンタルズや収益構造が良好で、しかも割安なベンチャー銘柄「ステムリム」には、長期視点で多めに資金を投入しています。
2月は、「フィーチャ」の損切り分(約4万円)が大きく響きました。SNSである投資家のつぶやきを見て、財務や目先の売上が良さそうなので深く考えずに多めの資金を投入した結果、決算をまたいで大きくマイナスとなってしまいました。他人の意見に流されていては、プラスでも喜び半減、マイナスでは後悔倍増となってしまいますので、何一つ良いことがありません。勉強になりました。
暗号資産(DMM)
イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。
運用額 | 評価額 | (含み)損益 | |
2020年11月現在 | ¥150,000 | ¥159,234 | ¥9,234 |
2020年12月現在 | ¥150,000 | ¥191,333 | ¥41,333 |
2021年1月現在 | ¥150,000 | ¥333,998 | ¥183,998 |
2021年2月現在 | ¥150,000 | ¥374,888 | ¥224,888 |
2月中旬には、ビットコインに引っ張られる形で3バガーを超え、4バガーに迫る勢いもありましたが、米国長期金利の上昇でリスクオンムードが低下すると、それに合わせてイーサリアムの価格上昇もそれなりに落ち着きました。
基本的な命運はビットコインとともにあると思うのですが、やがてはイーサリアム独自の進化もあり得るのではないかと楽しみにしています。
暗号資産については、不況時のゴールドの役割を少しずつ担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、今のところは半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。
エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)
国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。
現在、「株式会社DEFアニバーサリー」「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「メディギア・インターナショナル株式会社」の5社に出資しています。
運用額 | 評価額 | (含み)損益 | |
2020年10月現在 | ¥300,000 | ¥300,000 | ¥0 |
2020年11月現在 | ¥300,000 | ¥300,000 | ¥0 |
2020年12月現在 | ¥390,000 | ¥390,000 | ¥0 |
2021年1月現在 | ¥390,000 | ¥390,000 | ¥0 |
2021年2月現在 | ¥480,000 | ¥480,000 | ¥0 |
いずれの案件も、およそ5年後のイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。
ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)
いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。
「キルギスマイクロファイナンス事業者支援」「メキシコ女性起業家支援」「アフリカ未電化地域支援」「東欧金融事業者支援」「欧州フィンテック事業者支援」「ユーラシア個人向け小口融資事業者支援ファンド」といったファンドに出資しています。
運用額 | 評価額 | (含み)損益 | |
2020年7月現在 | ¥800,000 | ¥800,000 | ¥0 |
2020年8月現在 | ¥800,000 | ¥800,000 | ¥0 |
2020年9月現在 | ¥800,000 | ¥800,000 | ¥0 |
2020年10月現在 | ¥800,000 | ¥800,000 | ¥0 |
2020年11月現在 | ¥1,000,000 | ¥1,000,000 | ¥0 |
2020年12月現在 | ¥1,100,000 | ¥1,100,000 | ¥0 |
2021年1月現在 | ¥1,100,000 | ¥1,100,000 | ¥0 |
2021年2月現在 | ¥1,100,000 | ¥1,100,000 | ¥0 |
貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり(依然、コロナ禍の最中でもあるため)、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。償還されるまでは損益ゼロで記載します。
クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。
メキシコペソは、コロナによる下落から順調に回復しており、バイデン政権の誕生で米国との関係が修復されれば、さらにペソ/円の上昇が期待できるため、今後もペソ建て案件には注目していきます。
積立投資信託(楽天証券)
eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」の4銘柄の合計です。
運用額 | 評価額 | (含み)損益 | |
2020年5月現在 | ¥50,000 | ¥50,823 | ¥823 |
2020年6月現在 | ¥100,000 | ¥102,396 | ¥2,396 |
2020年7月現在 | ¥150,000 | ¥155,683 | ¥5,683 |
2020年8月現在 | ¥200,000 | ¥218,273 | ¥18,273 |
2020年9月現在 | ¥250,000 | ¥260,016 | ¥10,016 |
2020年10月現在 | ¥300,000 | ¥303,716 | ¥3,716 |
2020年11月現在 | ¥350,000 | ¥384,803 | ¥34,803 |
2020年12月現在 | ¥320,000 | ¥358,468 | ¥38,468 |
2021年1月現在 | ¥360,000 | ¥411,582 | ¥51,582 |
2021年2月現在 | ¥400,000 | ¥465,342 | ¥65,342 |
いずれも、世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定もあります。
ロボアドバザー(フォリオ:FOLIO)
ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。人工知能(AI)の将来性にも期待しています。
運用額 | 評価額 | (含み)損益 | |
2021年2月現在 | ¥1,000,000 | ¥975,001 | ¥-24,999 |
フォリオは、数ヵ月間にわたってテーマ投資に利用してきましたが、株取引に慣れてきたこともあり、テーマ投資では物足りなくなってきました。そこで、上記の個別株・ETF取引に移行するのに合わせて、テーマ投資は終えることにしました。ちなみに、テーマ投資の2月の利益は、約3万円となりました。
ロボアドは、開始したのが2月中旬で、月末に向かって金利上昇とともに株価が大きく下落したタイミングでもあったため、含み損となっています。
フォリオ ROBO PRO は、コロナショックでも -15%程度の下落と、日経平均や S&P500 などの指数よりも優れた結果を残したようなので、コロナ終息&金利上昇で相場が不安定になっていくこのタイミングで、実験的に始めてみることにしました。積立はしません。
ロボアドバイザー(ウェルスナビ:WealthNavi)
先月までは積立で利用してきましたが、2月からは、フォリオ ROBO PRO と比較するため、同じ100万円を運用することにしました。積立はしません。
運用額 | 評価額 | (含み)損益 | |
2021年2月現在 | ¥1,000,000 | ¥972,677 | ¥-27,323 |
先月まで積み立てていた資金の一部を出金しましたが、そのタイミングが2月中旬の株高のタイミングと重なり、2月の利益は約20万円となりました。
新たに開始した運用は、フォリオと同じく2月中旬からなので、含み損となっています。
ロボ積立(テオ:THEO)
同じく、ロボアドバイザーです。こちらは、新生銀行の各種手数料が安くなる「ゴールドステージ」狙いのために毎月1万円ずつ積み立てています。
運用額 | 評価額 | (含み)損益 | |
2020年5月現在 | ¥190,000 | ¥181,419 | ¥-8,581 |
2020年6月現在 | ¥200,000 | ¥200,688 | ¥688 |
2020年7月現在 | ¥210,000 | ¥212,189 | ¥2,189 |
2020年8月現在 | ¥220,000 | ¥230,077 | ¥10,077 |
2020年9月現在 | ¥230,000 | ¥233,726 | ¥3,726 |
2020年10月現在 | ¥240,000 | ¥238,564 | ¥-1,436 |
2020年11月現在 | ¥250,000 | ¥265,096 | ¥15,096 |
2020年12月現在 | ¥260,000 | ¥277,102 | ¥17,102 |
2021年1月現在 | ¥270,000 | ¥293,822 | ¥23,822 |
2021年2月現在 | ¥280,000 | ¥309,742 | ¥29,742 |
こちらも、フォリオやウェルスナビとの比較になれば面白いですね。
確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)
外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に45%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に15%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に15%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」「明治安田DC日本債券オープン」に15%、バランス型「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」に10%を設定しています。
運用額 | 評価額 | (含み)損益 | |
2020年5月現在 | ¥3,114,061 | ¥3,189,049 | ¥74,988 |
2020年6月現在 | ¥3,163,511 | ¥3,312,989 | ¥149,478 |
2020年7月現在 | ¥3,212,961 | ¥3,379,892 | ¥166,931 |
2020年8月現在 | ¥3,262,411 | ¥3,475,270 | ¥212,859 |
2020年9月現在 | ¥3,311,861 | ¥3,540,123 | ¥228,262 |
2020年10月現在 | ¥3,361,311 | ¥3,554,884 | ¥193,573 |
2020年11月現在 | ¥3,410,761 | 3,746,503 | ¥335,742 |
2020年12月現在 | ¥3,460,211 | 3,854,422 | ¥394,211 |
2021年1月現在 | ¥3,509,661 | 3,934,002 | ¥424,341 |
2021年2月現在 | ¥3,563,897 | 3,941,829 | ¥377,932 |
2月下旬の世界的な株価調整で大きくマイナスとなり、プラスはバランス型の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」のみでした。
小規模企業共済
現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。
運用額 | 評価額 | (含み)損益 | |
2020年5月現在 | ¥8,350,000 | ¥9,252,000 | ¥902,000 |
2020年6月現在 | ¥8,400,000 | ¥9,313,000 | ¥913,000 |
2020年7月現在 | ¥8,450,000 | ¥9,374,000 | ¥924,000 |
2020年8月現在 | ¥8,500,000 | ¥9,436,000 | ¥936,000 |
2020年9月現在 | ¥8,550,000 | ¥9,498,000 | ¥948,000 |
2020年10月現在 | ¥8,600,000 | ¥9,560,000 | ¥960,000 |
2020年11月現在 | ¥8,650,000 | ¥9,622,000 | ¥972,000 |
2020年12月現在 | ¥8,700,000 | ¥9,684,000 | ¥984,000 |
2021年1月現在 | ¥8,730,000 | ¥9,725,000 | ¥995,000 |
2021年2月現在 | ¥8,760,000 | ¥9,766,000 | ¥1,006,000 |
最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。しかも、一定期間以上(確か20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。
複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。
外貨預金(新生銀行)
2020年の1月(コロナ前)から、豪ドルの定期預金を積み立てています。
運用額 | 評価額 | (含み)損益 | |
2021年2月現在 | ¥530,000 | ¥581,117 | ¥51,117 |
オーストラリアは、コロナウイルス感染症(新型肺炎)の押さえ込みに成功した稀有な国の1つであり、2020年11月から本格的な豪ドル/円の上昇が始まりました。その後、ワクチンの開発が進んでコロナの終息が見えてくるのに合わせて、鉄鉱石などの資源需要が回復し、さらに豪ドル高が進んでいます。含み益が10%に近づきました。
豪ドルは、リスクオン/オフ時の値動きが比較的はっきりしていて扱いやすく、日本円に対する保険的意味合いにもなるため、貴重な資源国通貨として今後も末永くホールドしておきたいところです。
まとめ
以上、2021年2月分の運用状況をまとめてみました。
米国株・中国株の本格的な取引開始、ETFのポートフォリオ見直し、ロボアドの資金見直しなどを行った2月中旬が、米国長期金利の上昇開始と重なってしまい、大きなマイナスを抱えてしまいました。それでも、ウェルスナビの利確のタイミングに恵まれ、仮想通貨(イーサリアム)の伸びもあって、2月も何とか +10万円を確保することができました。
証券会社の各種ツールの使用にも慣れ、ポートフォリオの見直しもほぼ完了したので、3月は巻き返していきたいところです。
投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。