駅で大きな荷物を抱えてキョロキョロしている人をよく見掛けます。荷物を一時的に入れておくロッカーを探しているのでしょうね。
ただ、最近は外国人観光客の増加もあって、観光シーズンや週末の大きな駅やターミナルでは、ロッカーがすぐに埋まってしまいます。
筆者も、不慣れな駅であっちへ行ったりこっちへ行ったりしながらロッカーを探し、やっとたどり着いたと思ったら、目の前のロッカーが全部埋まってる、なんて経験がよくあります。かなりイライラが募りますね。
そんなイライラを抑えるべく、JR 西日本管内では、主要駅のロッカーの空き状況を手軽に検索できるサービスが進んでいます。JR 大阪駅、JR 新大阪駅、JR 京都駅については、数年も前から、スマホや PC で空きロッカーを検索できるようになっています。
ロッカーの位置もマップ上で簡単にチェックできるので、もう駅でウロウロする必要もありません。関西へお出かけの際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。
検索対象ロッカーは 交通系 IC カード決済
まず、検索で探せるのは、交通系 IC カード「ICOCA(イコカ)」およびその提携カード(Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、SUGOCA、nimoca、はやかけん)で決済できる駅構内や周辺のロッカーです。
スマホで「ロッカーコンシェルジュ」を見る場合
では、スマホを使う場合から説明していきます。
QRコード または URL を利用
3つの駅それぞれについて、以下の QR コードまたは URL により、空き状況確認ページ「ロッカーコンシェルジュ(Locker Concierge)」にアクセスできます。QR コードを読み込むか、URL をクリック(コピペ)してお使いください。
[大阪駅]
[新大阪駅]
それぞれのページでエリアを選択すれば、構内の地図が表示されます。
※ ちなみに、この記事の執筆段階では、大阪駅と新大阪駅が日本語・英語の2か国語対応、京都駅が日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語対応となっています。
たとえば「大阪駅」であれば、以下のような空き状況マップが表示されます。
マップ上では、「空きあり」「残りわずか」「空きなし」が色と記号で示されています。「空きあり」が「緑色と 〇」、「残りわずか」が「黄色と △」、「空きなし」が「赤色と ×」という具合です。
また、各ロッカーをクリックすると、大中小のサイズごとに、設置数と空き個数が分かるようになっています。
以上は QR コードまたは URL を用いたアクセス方法ですが、「JRおでかけネット」のホームページからも同じページに進むことができます。
「JR おでかけネット」経由で利用
では、「JR おでかけネット」経由で空き状況マップにたどり着く方法を簡単に説明します。
- 「JR おでかけネット」にアクセス
- トップページを少しスクロールして出てくる「鉄道のご案内」をタップ
- 「駅検索(駅の時刻表・構内図ほか)」をタップ
- 見たい駅名をタップ
- 下の方までスクロールして出てくる「ICOCA ロッカー検索」をタップ
これで、上と同じ空き状況確認ページ「ロッカーコンシェルジュ(Locker Concierge)」が表示されますので、あとは同じです。
PC(パソコン)で「ロッカーコンシェルジュ」を見る場合
同じ画面を PC で見る場合も簡単です。
まず、「JR おでかけネット」にアクセスします。
開いたページ上部の「鉄道のご案内」をクリック。
開いたページ中央部の「駅情報・路線図」から、見たい駅名を選択する。
開いたページを一番下までスクロールすると、「ICOCA ロッカー検索」というボタンが出てくるので、それをクリック。
以上で、上と同じ空き状況確認ページ「ロッカーコンシェルジュ(Locker Concierge)」が表示されますので、あとは同じ手順です。
駅のタッチパネル端末を利用する場合
すでに駅に到着している場合は、各駅の何カ所かに設置されているタッチパネル端末を利用して、同じように空きロッカーの状況を調べることができます。
このような端末がロッカー付近などを中心に、各駅3カ所前後設置されていますので、画面に触れて操作すれば、上の手順と同じように、空いているロッカーを検索できます。
まとめ
以上のように、JR 大阪駅、新大阪駅、京都駅に設置されているロッカーの空き状況を、スマホや PC で事前に確認できるほか、駅構内のタッチパネル端末でもリアルタイムにチェックすることができます。
重い荷物を抱えて駅の中を歩き回るのは疲れますよね。
ロッカーを使う予定のある方は、ぜひ参考にしてください。目的の駅に到着する前に、スマホで簡単に調べておくのがおススメですね。