長期の積立投資(iDeCo など)を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。
【投資の基本姿勢】
- 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
- 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
- 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。
外国株・ETF(楽天証券)
2021年2月から米国株および中国株のアクティブ運用を開始しました。
4月初旬は、トランプ関税発動の警戒感から、為替・債権・株式のトリプル安でパニック売り。株式は一時 10% 以上のマイナスとなり、米中間の関税合戦も繰り広げられる中、阿鼻叫喚の地獄絵図となりました。その後、関税発動は 90日間の猶予が与えられ、米中間の歩み寄りも見られて、相場は急回復。ボラティリティの非常に大きな1ヵ月となりました。ただし、ドル安は回復しませんでした。
結果的に、ダウ平均株価指数が前月比-3%、S&P500指数が前月比-1%、ナスダック総合指数が前月比+1%程度と、終わってみればほぼ横ばいです。これに対して為替は、月末にかけて少し戻したものの、前月末比で -5% 程度のドル円水準となっています。
このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は円ベースで-3% と、ほぼ指数並みの結果で着地となりました。2年以上保持した VIST の手仕舞いが遅れ、先月まで含み益だった YINN の手仕舞いも遅れてしまいました。また、TMF・SOXL・PRCH の下落もマイナス要因です。一方、PLTR が大きく上昇したほか、SOXL・CGC を底値付近で買えたことで、何とか取り返すことができました。
4月末時点では、個別株は CGC・PLTR・SPRY・COIN・APP・PRCH・SMR・ALAB の8銘柄、ETFは TMF・SOXL の2銘柄を保有しています。
基本的には、上昇傾向(かつ好決算)の銘柄(または、上昇の可能性が高いバリュー銘柄)を購入し、トレンドに従って規律を守ることで無駄なトレードを減らし、機会損失や手数料のロスを抑えられるように心掛けています。米国株は、値動きが大きいため、無謀な決算チャレンジや損切りの遅れによって、資金がすぐに目減りしてしまいます。この2点は、特に注意したいポイントです。
中国(香港)株は、2021年12月にすべて売却して以来、現在はノーポジションです。
日本株・ETF(楽天証券)
楽天証券で単元株の取引を行っています。トレード方法は、数日~数ヵ月の短中期で上昇銘柄のトレンドに乗る、いわゆる「モメンタム投資」が基本ですが、デイトレも行います。成長を見込んで長期保有する場合もあります。
日本株も米国株と同じような動きで、初旬に 10% 以上のマイナスを刻みましたが、最終的には回復。日経平均が前月比+1%、TOPIXが前月比±0%、グロース250が前月比+4% と、数字だけ見ればほぼ横ばいです。このような地合いの中、ボクのポートフォリオ(PF)は前月比-2%と、今月は指数を割り込んでしまいました。
2024年11月に本格始動したデイトレは、14勝2敗5休 と、6ヵ月連続で大きく勝ち越すことができました。また、デイトレ銘柄の見極めも良くなり、時間効率が改善しています。一方、主力であった「霞が関キャピタル」を、その値嵩感からトランプ政権ではリスク大と判断して、初旬の混乱の最中に売却しました(購入時からは+150%)。また、「ブリーチ」なども同じタイミングで手放しました。今月は、これらのマイナスをデイトレで埋め合わせるのがやっとでした。
デイトレについては、さらに実験を繰り返して勝ちパターンがより明確になってきた段階で、このブログに手法をまとめていこうと考えています。
4月末時点では、「HEARTSEED」「Schoo」「TMH」「メタプラネット」「トヨコー」「農業総合研究所」「日本農薬」「売れるネット広告社」の8銘柄を保有しています。
暗号資産(DMM)
イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。
リスク回避としてゴールドとともに買われる一方、グロース株のように上昇したり、各国の政策の影響を受けたり、非常に予測しづらい資産の1つです。
トランプ相場が12月半ばにピークアウトしてから、ビットコインなどとともに鳴かず飛ばずの状況ですが、そろそろ底打ち感も見られます。
暗号資産については、今のところ後ろ盾に乏しく、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。
エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)
国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。
出資した6社のうち2社は事業の継続が困難となり清算されてしまったため、現在は「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「LIVER株式会社」の4社に出資しています。
今月も特に動きはありません。
いずれの案件も、2025年ごろのイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。
ソーシャル融資(バンカーズ:Bankers)
いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。
「アフリカ未電化地域支援」「欧州フィンテック事業者支援」に出資しています。
貸し倒れや為替(外貨建ての場合)のリスクが少なからずあり、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に融資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。
この融資は、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。
ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、為替リスクに加えてカントリーリスクも考慮しなければならず、かなり難易度の高い投資ですね。現在運用中の2ファンドが元本割れの可能性もあり、最終的には含み損益 ±0あたりで着地しそうです。
積立投資信託(楽天証券)
eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」「楽天レバレッジ NASDAQ100」の5銘柄の合計です。
現金が必要になったことから、4月頭に全額出金しました。5月以降は、再び淡々と積み立てる予定です。
世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、いずれも長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定もあります。
ロボ積立(テオ:THEO)
ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。
こちらは、2月頭にいったん全額出金した後、淡々と積み立てを継続中です。
確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)
外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に 40%、国内外株式「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に 40%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に 10%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に 5%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に 5% を設定しています。
老後の大切な資産になります。
2024年12月の含み益をピークに、今月は特に円高ドル安の影響を受け、含み益がジワジワと減少傾向です。指数には逆らえません。いずれにしろ、淡々と積み立てていくだけです。
小規模企業共済
現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。
最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、(所得により)10~50%程度もの節税効果があります。しかも、一定期間以上(20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。
複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。
しかも、一定の積立期間を経過すると、積立額の8割以上の金額を低利で借りることができるため、これを別の資産運用に利用することもでき、かなりお得な制度です。
まとめ
以上、2025年4月分の運用状況をまとめてみました。
全体としては、前月比-50万円という結果です。トランプ大統領の暴走で進んだドル安の影響で iDeCo が大きくマイナスとなり、日本株のデイトレではカバーできませんでした。
しかし、iDeCo は積み立てなので、あがいても仕方ないですね。iDeCo を除けば、無難な結果だと思います。日本株も米国株も適度に分散させつつ、トランプ政権の今は先行き不透明感が強いため、現金を多めにしてデイトレに注力です。
投資に関しては、依然として素人ですから、大して参考にならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。