敏感の彼方に

HSPエンジニアがお送りする、前のめりブローグ

【プチ売名】「金は天下の回り物」活動やってみる|まずは 10 万円から

 

 

遊びもスポーツも旅行も勉強も仕事も、若い時にやりたいことは、だいたいできたと思う。今は、特別な趣味も、特にやりたいことも、とりわけ欲しいモノもなく、家族や周囲の人たちが楽しそうに過ごしているのをニヤニヤと眺めていれば割りと満足できてしまう。あとは、仕事に頭を没していられれば。

 

でも、ちょっと刺激が無さすぎるので、「寄付」に片足つっこんでみることにした。

 

東日本大震災の復興支援ボランティアで、俳優の杉良太郎さんが「偽善や売名と言われることもあると思いますが・・・」というインタビューに対して、

「ああ、偽善で売名ですよ。偽善のために今まで数十億を自腹で使ってきたんです。私のことをそういうふうにおっしゃる方々も、ぜひ自腹で数十億出して名前を売ったらいいですよ」

と男前に回答したエピソードが、今でもすごく気になっている。

 

また数年前、地震の被災地に寄付した領収書をブログにアップして燃え上っていたタレントさんがいたけれど、その時も「寄付と売名」が心に引っ掛かった。

 

寄付と売名

批判もたくさんあるけど、ボクには割りと心地よく響く。

 

たとえ自分自身に対して「偽善」や「売名」などの期待をしようとも、相手に対しては何ら見返りを期待しなければ、それは「気持ち良い寄付(お金)」になるんじゃないだろうか(そもそも杉様には、偽善や売名の意図などまったくないんだろう)。少なくとも、「寄付」と銘打って実際には見返りやリターンがあるアレやコレよりも。

 

究極的には、寄付する全員が売名もセットで提供するようになれば、売名そのものに意味はなくなり、お金だけが回るようになる。売名の是非をいちいち議論する必要もない。

 

今後、格差が拡がって、仮にベーシックインカム(BI)が導入されることになっても、そのお金の回り方は、何となく気持ち悪い。ベーシックインカムではなく、寄付で自然にお金が回ると気持ち良さそうである。

 

寄付「する」側と「される」側という関係は、たまたまそういう関係になっただけのことだし、いつ逆転してもおかしくない世の中だから、「する」側は(偽善や売名とセットであれ)寄付を提供し、「される」側は躊躇なくそれを受け取れば、ま~るく収まるよ。

 

子どもの頃、母親は、世界の恵まれない子どもたちに寄付(募金)をしようとした。父親は、「自分たちの生活がギリギリなのに、そこまでしなくてもよいだろう」と言った。その時は、フムフムそんなもんか、と聞いていた。

 

自分が父親になって、あの頃よりは(ほんの)多少なりとも生活には余裕がありそうだから、母親に乗っかってみることにした。

 

ついでに、「寄付+売名」が普通に受け入れられるようになって欲しいから、金持ちでも有名人でもないくせに、売名となるようにブログで発表していくことにした。金持ちでも有名人でもないから、批判を受けることもないだろう。そもそも、「寝ずジロー」という名前で運営するこのブログにおいて発表したところで、それが売名に当たるのかもよく分からないけどね。

 

家族に迷惑が掛かるほど寄付してしまうと、あとで恨まれそうだから、あくまでも無理のない範囲で、持続可能な範囲でやっていきたい。行動力があれば、お金以外の方法もたくさんあるんだろうけど、仕事に手いっぱいという現実もある。

 

では、行動力のなさを仕事のせいにしつつ、寄付と「プチ売名」をセットにして、「金は天下の回り物」活動を始めてみよう。

 

 寄付の基本ルール
  1. 無理はしない(家族に迷惑を掛けない)
  2. 寄付先に見返りを求めない
  3. 寄付先は限定しないが、なるべく未来につながりそうなものを選ぶ
  4. 積極的に報告する(売名する)

 

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さてさて、1発目ということで、少々インパクト大のネタを・・・

 

実は、半年ほど前、ある大学に寄付した。

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※ 領収書は確定申告で提出してしまったので、クレジットの明細(↑)。

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関係者から後輩の窮状を聞き、魔が差して、後先考えずにポチっとしてしまったけど、その後、活躍につながった、との報告を受けて、自分のことのように嬉しかった。

 

ツマMには、「入力時に桁数を間違えた」と伝えようとしたのだが、結局、金額とその意図(1周まわって、自己への投資にもなる、かもしれない)を正直に報告した。顔から血の気が引いて、倒れそうになっていたけど、何とか持ち直してくれた。ツマにもプレゼントしたり、家事・育児を頑張って手伝ったりして、何とかなった。

 

この時は、本当に魔が差しただけであり(素面だったのになぁ)、上に書いた「基本ルール」から外れてしまってるので、今後はここまではやらないと思う。魔が差さなければ、ね。

 

というわけで、今後も偽善をときどき報告していくよ。

 

 

 

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