敏感の彼方に

HSPエンジニアがお送りする、前のめりブローグ

やがて人工知能(AI)が「自然知能」と呼ばれる遠い未来の日

 

 

人類の脳が大きくなったのは 200万年前から 40万年前の間と言われていますが、その理由として、「社会脳仮説」というのがあります。

 

社会脳仮説というのは、集団の人数が多いほど脳に占める新皮質の割合が高く、脳の容量も大きい、という傾向から、200万年前から 40万年前の間に集団の人数が増え、それに伴って必然的に脳も大きくなった、とする説です。

 

現代人の脳容量は約1,500cc(牛乳1.5パック分)であり、150人程度の集団で暮らすのに適しているそうです。

 

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一方、言語が登場したのは、およそ7万年前と考えられています。

 

順番を整理すると、集団が大きくなる → 脳が大きくなる → 言語が発達する、という流れで人類は進化してきたことになります。

 

ところで、現代社会はネットや SNS が急速に発達したため、パソコンやスマホを通じて文字情報や画像・映像情報が洪水のように押し寄せてくる時代です。

 

その結果、五感のうちの視覚と聴覚ばかりが異様に研ぎ澄まされ、その他の嗅覚、味覚、触覚という動物として大切な身体感覚は、後回しにされている状況です。

 

つまり、頭ばかり大きくなって、人間(動物)同士が信頼関係を築くのに重要な役割を果たす身体感覚は、どんどん鈍くなっている可能性があります。

 

頭ばかり大きくなった人間は、もはや人工知能(AI:Artificial Intelligence)と何ら変わらなくなります。

www.overthesensitivity.com

 

そして、身体感覚が鈍って信頼関係を築けなくなった人間の集団は、必然的にその規模が小さくなっていくことでしょう。

 

ということは、上に書いた人類の進化と逆の流れが生まれる可能性があります。

 

つまり、集団が大きくなる → 脳が大きくなる → 言語が発達する 身体感覚が鈍る → 信頼関係が希薄になる → 集団が小さくなる → 脳が小さくなる → 言語が退化する という流れです。

 

さて、ここまで行き着くと、200万年前の「ふりだし」に戻るわけですが、200万年前と異なるのは、人類が生み出した「人工知能」が何らかの形で独自の進化を遂げている可能性がある、ということです。

 

現在の人工知能(特に、ディープラーニングなどの機械学習)は一般的に、入出力間の中間層を多層化して自ら特徴を抽出できるようにしたものであり、人間の脳(神経回路網)をモデルにしたニューラルネットワークを利用しています。

 

そして、今から数年後あるいは数十年後には、強力な人工知能がテクノロジの進歩をリードし始める技術的特異点(シンギュラリティ)に達し、人工知能が別の人工知能を作り始める、という話が現実になっているかもしれません(その可能性は、かなり低いと思いますが・・・)。

 

一方、そのような人工知能が独自に進化した何万年後か何十万年後かに、すっかり言葉が退化してしまった人類は、何かのきっかけで 200万年前と異なる進化を始めるかもしれません。

 

その進化の過程が、今の人類と異なる「自然知能(Natural Intelligence)」(たとえば、光合成のようなもの)を獲得しながら進むとするなら、進化し終えた次の人類は、自らが持つ自然知能をヒントにして、今の人工知能のアルゴリズムとはまったく異なる原理を編み出すような気もします。

 

その新しい人類が編み出した原理が新たに「人工知能」と呼ばれるようになったとき、旧来の人工知能は、元から自然に組み込まれていたものとして「自然知能」と呼ばれているかもしれません。

 

 

 

 

 

という おかしな夢 を見ました。

 

 

 

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