敏感の彼方に

HSPエンジニアがお送りする、前のめりブローグ

【夏休みの工作】小学生の男の子(息子)と一緒に「地球儀」作ってみた

 

f:id:nezujiro:20180727104657j:plain

 

タイトルの通りなのですが、小学1年生のムスコNが夏休みの工作で「地球儀を作ってみたい!」と言い出し、担任の先生にもそのように宣言して夏休みに突入してしまったので、面白そうだから一緒に作ってみることにしました。

 

と書くと、上の画像の地球儀が実際に完成した作品に見えてしまうかもしれませんが、そうではなくて(ムリムリ)、このようなイメージのものを作ってみよう、ということです。

 

とは言え、制作にガッツリ付き合ってあげられるほど時間があるわけでもないし、材料に凝るほどお金があるわけでもないので、イメージはイメージとして置いておき、もっと簡素な仕上がりを目指しつつ、オリジナル性も盛り込めるように検討してみました。

 

あれこれと前置きを書くのも面倒なので、実際に制作している地球儀を載せておきます。地図を描いたり着色したりする前の段階です。地軸は、本物の地球と同じく、約 23.4° 傾けてあります(見る人が見たら気付いてくれるでしょう)。

 

f:id:nezujiro:20180727113235j:plain

 

地球となる発泡スチロールの白い球は、直径 20cm です。もっと小さなものなら、近くのホームセンターに転がっていたのですが、これぐらいのサイズになると、どこのホームセンターで聞いても取り扱っていませんでした。そんなに需要がないんですね(まぁ確かに、普段あまり見かけるもんじゃないですよね)。

 

というわけで、ネット通販です。思っていたよりは高く、900 円ほどでした。値段は、安いモノは 600円、高いモノで 2,000円程度でしたが、どこも在庫があまりないのか、次々に SOLD OUT していきました。夏休みに入って、工作に使うための争奪戦が繰り広げられているかのようでした。

 

地球自体は、ちょっと大きな出費となってしまいましたが、それ以外の材料は、ホームセンターで売ってる木切れでまかなえます。

 

すこし変わった材料と言えば、角がカーブしているL字状の木片材料ですけど、これは、壁に作り付けた棚板などを下から支える補強材として、どのホームセンターでも普通に扱っているものです。

 

あと、北極と南極の部分は、地球が回りやすく、かつ、回したときに発泡スチロールが削れることのないように、このような感じにしています。

 

f:id:nezujiro:20180727125245j:plain

 

極点を中心としてコルクの薄板を貼り付け、その中心にスチール製のダボ(長さ2~3cmの金属棒)を、発泡スチロールにも貫通するように差し込みました(固定はすべてボンド)。

 

そして、地球を支持する側には、「?」形状のフックをねじ込みました。壁などにねじ込んで、ちょっとしたモノを引っ掛けられるようにする、あのフックです。大抵、どこの家庭にもありますよね。

 

このような構成にすれば、互いに金属(スチール)同士ですので、ほとんど抵抗なく、地球がクルクルと調子よく回ります。

 

これでベースは完成。

 

ここまでに掛かった費用は、2,000 円にも満たない程度ですし、木切れやコルク、ダボ、フック、ネジなどが家にあれば、もっと安く済みます。ほとんどが「地球」の発泡スチロール代ですね。

 

ここまでは、小学1年生では上手く出来ない箇所も多々ありますので、こちらが主導しつつ、木を切ったり、ネジをドライバで回したり、ボンドでくっ付たりする作業を手伝ってもらうことにしました。

 

我ながら、なかなか良い出来栄えで、ムスコNもえらく気に入ってくれて、地球をクルクルクルクル回しています。

 

その後は、白地球に世界地図(の輪郭)を鉛筆でうす~く描いていく工程です。あまり厳密に考えず、だいたいの形で良いと思いますし、その方が手作り感があって良いですね。

 

f:id:nezujiro:20180727131709p:plain

 

世界地図の下書きができたので、折り紙や和紙を手で細かくちぎって、ちぎり絵のようにペタペタと貼っていくことにしました。ペンや絵の具で色付けするよりも、オリジナル感があって良いと思います。

 

折り紙か和紙かで迷いましたが、くっつきやすさを考えるなら、やっぱり和紙ですね。

 

海を薄い水色にし、各国を濃いめの色紙にすれば、海と陸のコントラストがくっきり出そうです。細かな部分は、やはり小学1年生には難しいため、手伝いました。

 

そんなこんなで出来上がった地球がこちら!

f:id:nezujiro:20180808132843j:plain
f:id:nezujiro:20180808132851j:plain


いや~、思った以上に見栄えしますね。日本は、「黄金の国 ジパング」にちなんで、金色の和紙で作りました。一番目立っています。

 

海の部分は、マーブル調の和紙を貼りましたので、白波が立っているようにも見えますし、宇宙から見た雲がかかる地球にも見えますし、とても良い感じです。予想を大幅に上回る仕上がりで、親子ともども大満足しています。

 

 

 

さてさて、地球儀はこれで完成ではありません。

 

ムスコNは、日本なら富士山かスカイツリー(どちらも行ったことない;)、フランスならエッフェル塔、エジプトならピラミッド、オーストラリアならコアラ、アメリカならトランプ大統領などのミニチュアを作って、最終的にはそれらのミニチュアで、地球表面をデコりたいそうです。面白いですね(てか、アメリカ大統領の印象強すぎ!)。紙粘度がいいかな。

 

f:id:nezujiro:20180727133644j:plain

 

支持の木枠と地球との間隔を広めにとっていますので、地球を回しても、ミニチュアが木枠にぶつかることはないでしょう。

 

さらに、「太陽と月も作りたい!」などと無茶を言ってます。でも、太陽と月も作っておけば、今後、有効活用できそうな気もしますので、余裕があれば作ってみましょう。

 

長女が小6の理科で「天体」を学んだ際、太陽・地球・月の位置関係や月の満ち欠け、日食・月食、季節の星座などを理解するのに苦しんでいたので、その時は大きさの異なるボールを3つ使って、実際に動かしながら説明したのですが、かなり苦労しました。

 

地球とともに太陽や月も作っておけば、次から説明がとても楽になります。 

 

そもそも、我が家には地球儀が存在せず、「地球儀ぐらい買っておいた方が良いのかなぁ」と以前から思っていたのですが、この地球儀が完成したら、それで各国のだいたいの位置関係や太陽・月との位置関係などは把握できるようになりますので、地球儀もう買わなくてもいいです。細かい地理情報は、世界地図を見れば良いわけですしね。

 

さて、どんな地球儀になるのかな。地球儀なんて、子どもがいなければ、死ぬまで自作することなどなかったでしょう。

www.overthesensitivity.com

 

完成したら、この記事を更新して、続編をアップしたいと思います。お楽しみにー

 

 

 

【追記】

最終的に完成した作品は、こんな感じです。

f:id:nezujiro:20181106152233j:plain
f:id:nezujiro:20181106152247j:plain


日本の「富士山」、オーストラリアの「エアーズロック」、エジプトの「ピラミッド」、米国の「自由の女神像」、フランスの「エッフェル塔」、イースター島の「モアイ像」など、世界的に有名な自然や建造物を粘土で作って、地表をデコりました(さすがに、トランプ大統領をデコるのはやめました!)。

 

また、ムスコが好きな国を挙げてもらって、その国には国旗を立てることにしました。

 

ムスコはとっても気に入り、いつも枕元に置いて眺めながら眠りにつきます。親としても、すてきな夏休みの思い出となりました。

 

 

 

 こ 

 

- 敏感の彼方に -