Google(グーグル)は、3年前から話題になっていた同社初のワイヤレスイヤホン「Pixel Buds(ピクセルバズ)」の日本発売をついに発表しました(ちなみに、米国では、イヤホンのことを earbuds(イヤバズ)と言います)。
このイヤホン、同社の Pixelシリーズ や Android 6.0 以降のスマートフォンと一緒に使用すれば、自動翻訳機にもなる優れもので、ドラえもんのひみつ道具「ほんやくコンニャク」のようなイメージですね。

性能は?、使用方法は?、価格は?・・・気になる点をまとめていきましょう。
仕様・性能
まずは、スマホやパソコンとBluetoothで接続します。そして、Pixel Budsのマイクに「Hey! Google」と呼びかけるか、または、Pixel Budsのパッドを長押しすることにより「Googleアシスタント」を起動させて、さまざまな操作を行います。
マイクは左右のパッドに2つずつ搭載されており、ノイズキャンセル機能や顎骨振動検出機能を備えているため、たとえばランニング中に風切り音があっても、音声起動や音声操作を問題なく行える、とのことです。
その他の仕様は、以下のとおりです。
対応言語 | 日本語、英語を含む40ヵ国語 |
色 | 上の写真の3色(Quite Mint、Clearly White、Almost Black) ※ 充電ケースはホワイトのみ |
重量 | 10.6g(本体2つ)+ 56.1g(ケース) |
バッテリ | 1回のフルチャージ(1時間)で、音楽再生なら5時間、 通話のみであれば25時間使用可能。 10分のチャージでは、2時間の音楽再生が可能。 |
充電 | 専用充電ケース(上の写真) ・620mAh バッテリ内蔵 ・USB-C ポート ※ 無線充電パッド(別売)でもチャージ可能 |
防滴 | IPX4レベル(雨の日や汗をかく運動でも使用可能) |
イヤチップ | S・M・Lの3サイズ同梱(耳のサイズに合わせて交換可能) |
もちろん、iPhone(iOS)など、Google以外のスマホや PC でも、普通のイヤホンとしては使用できますが、リアルタイム翻訳機能を利用できるのは、Pixelシリーズ や Android 6.0 以降のスマホと組み合わせた場合のみです。
使用方法
ジェスチャコントロールを採用しており、スワイプやタッチによって、起動・選曲・電話応答・音量調整などが可能です。操作は、左右どちらのパッドでも可能です。
たとえば、上に書いたように、パッドの長押しで「Googleアシスタント」を起動できますし、1回のタップで再生中のコンテンツの再生&一時停止、2回のタップで早送り、3回のタップで巻き戻しが可能です。また、スワイプによって音量調整が可能です。
音声コマンドによる音楽の再生、テキスト送信、ルートの取得、リマインダの設定、新しいメッセージの読み上げ、そして本命のリアルタイム自動翻訳など、さまざまな操作を簡単に行うことができますね。
使用感
数千人分の耳の形をスキャンして設計されており、また、スタビライザーで耳にピッタリ収まるようになっているため、違和感はほぼないと考えて良いでしょう。
また、ノイズキャンセル機能で高品質なオーディオを提供しつつ、通気口も設けられているため、環境音が適度に聞こえるようになっています。さらに、「アダプティブサウンド」機能により、環境に合わせて音量が自動調節されるため、たとえば静かな場所から騒がしい場所に移動すると、自動的に音量が上がります。
価格・販売情報
20,800円(税込)
オンラインの「Google Store」のほか、SoftBank や au などの携帯ショップ、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機、Costcoなどの量販店で入手可能です。