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塾なし中学受験【実況|その11】K塾模試の結果「D判定」と今後の学習

 

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さてさて、塾なしで偏差値60超の公立中高一貫校に挑戦する小6のムスメSの学習スケジュールや勉強の様子、学校や模試の成績などを、受験当日まで実況中継しているわけですが、今回は「K塾模試の結果と今後の学習計画」がテーマです。

 

本番まで残り2ヵ月時点の実力試し

去る11/23(土)に大手K塾の「中高一貫校模試」を受けたのですが、その結果がようやく返ってきました。この模試は、ボクたちが住む地域の3つの中高一貫校を主な対象として実施するものであり、いずれも偏差値 60 前後のハイレベル校であるため、試験問題もかなり難しい内容となっています。

 

ムスメSは、過去問(赤本)や、過去模試(姉が過去に受けた模試を自宅で受ける)には取り組んできていますが、正式な模試はこれが初めてです。しかも、最初で最後の模試となります(12/15(日)のRゼミ模試も予定していたのですが、都合によりキャンセル)。

 

本格的な受検生からすると、模試1回で本番に臨むなんてあり得ないことだと思いますが、「合格」よりも「楽しく自主的な山登り」を受検の目標としている我が家では、ムスメSの性格や習い事のスケジュールなどを加味した上で、決して無理のない範囲で受けられるのが今回のK塾模試だけだった、というだけのことです。てことで、想定内です。

 

そんなK塾模試の結果は・・・

 

出た!「D判定」

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ムスメSは、もう少し手ごたえを感じていたようなので、ちょっと落ち込んでいる様子でしたが、小4や小5から頑張っている塾生に混じって初めて受けた模試での成績ですから、ボク自身は「よくできたじゃん」としか思いません。そんな感想を伝えたら、ムスメ自身も「そんなもんか」と思い直したようで、すぐに気持ちを切り替えられました。

とは言え、「ほぼ受かる可能性なし」と宣言されたわけです。残りの時間を考えると、頂上(本番)までたどり着いてもご来光(合格)を拝める可能性は極めて低いですね。でも、この登山は、楽しく歩みを進められる限り、決して危険なものではなく、必ずムスメSの血肉となるものです。

 

諦めるのは簡単です。そうではなくて、挫折しても諦めず、わずかな可能性に向かって執着心を持つ経験というのは、なかなかできることではありません。残りわずかな時間となりましたが、この有意義な時間を楽しく過ごせるように、少しでもご来光に近づくために、ムスメSと相談しながら、歩を進めていきます。

 

そのために、まずは模試結果の分析が大切ですね。

 

全体的な講評と目標

本番の入試は、倍率が5倍前後にも達するシビアな受検です。地頭の良い子は受かりますが、そうでなければ、塾に通っても残念ながら落ちてしまう過酷な現実があります。数点の中に数十人~数百人がひしめき合うことになるため、余程の地頭でない限り、運によっても合否が大きく左右されます。ムスメSも、そちらのグループです。

 

近隣の大手塾の合格実績を眺めると、合格率は平均して 50% ほどです。去年までの入試でも、全受検者の平均点を取れれば、合格者に名を連ねることができています。本番も模試も、どこかの塾に通っている子がほとんどだと考えられるため、やはり模試の平均点(偏差値 50)が合否の1つの目安になりそうです。

 

ですので、目標を平均点(今回の場合は 140 点)とすると、ムスメSは、25点足りないことになります。本番までに、この差をどうやって縮めていくか、ですね。大変だ !(^^)!!

 

検査Ⅰ(国語)

受検する中学の国語では、2つの文章(論説文や詩)を読ませて、それぞれの共通点とそれに対する自分の考えを 150~200字で作文させるタイプの問題が毎年必ず出ています。教育改革(+大学入学共通テスト)を意識した問題となっているわけですね。配点も高いです(100点満点中 20~30点)。

 

そこで、過去問や同レベルの問題を選定し、長文から「テーマ」「主張」「結論」を拾いながら、なるべく速く読み、作文の設問にだけ答える練習をしばらく積み重ねてきました。

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今回の模試は、その成果がはっきりと表れて、作文の問題(配点 40)は、平均点が18点という中、26点を稼ぐことができました。1つ成果が出たので、「問題を読み、最初に作文を書く」というスタイルをこのまま極めていけば良いでしょう。

 

ただし、少し焦って割りと簡単な記述問題を1つ落としてしまっています。これだけで8点を逃したことになりますので、やはり、単純なミスはもったいないですね。国語は、その点にも気を付けながら、さらに磨きをかけていきたいところです。

 

検査Ⅱ(理科・社会)

平均点が 33点と低く、実力を正確に測れているのかどうか微妙ですが、その中でもやはり、比較的簡単な問題ができているかどうかで結果が分かれます。

 

理科

ほぼ平均点でした。見慣れない問題を解く場合は、そのベースとなる基礎知識をどれだけ持っているかで、解くスピードも正解率も有利になります。

 

これまでと同様に、いろんなパターンの問題に取り組みつつ、関連する基礎知識を確認する方向で学習を進めていきたいと思います。

 

ただし、設問に入るまでの説明が長く、やたら時間ばかり食う割りに点数に結び付かない問題は、積極的に捨てていかなければ、とてもじゃないけど時間が足りません。そのような問題の見極めも、もう少し改善できると思います。

 

公立なので、小学校で習う以上のことを出題するわけにもいかず、一方で塾などによる受験テクニックは年々蓄積されて向上しており、中学校と塾のいたちごっこが延々と続いています(その間に挟まれる子どもたち・・・)。その影響もあってか、年々、問題文が長くなっているように感じます。設問とまったく関係のない文章を詰め込んで、それを読む速度や要否の判断処理能力でふるい分けしている有様ですね。理科に限らず、どの教科も国語(つまり、読解力)に近づいている印象です。世の中の流れでしょうかね。('ω')ノ

 

社会

今回の模試の中で、最も苦しい結果だったのが、社会です。社会オタクぐらいにしか解けなさそうな問題も含まれており、そういう問題を深追いする必要はありませんが、全体として、1つ1つの細かな知識というより、歴史全体の流れ、日本の地理や時事問題全般に対する幅広い知識が必要です。

 

過去問や模試、Z会を利用して知識を確認しつつ、全体の流れは適当な書籍で補っていきましょう。歴史については、以下の本を繰り返し読んでいますので、本番までにかなり理解が深まると期待しています。

マンガ×くり返しでスイスイ覚えられる 日本の歴史人物100

マンガ×くり返しでスイスイ覚えられる 日本の歴史人物100

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 星雲社
  • 発売日: 2017/10/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

地理についても、マンガがとっつきやすいですね。視覚的にも記憶に留まりやすいです。

地理上巻 改訂版 (中学入試まんが攻略BON!)

地理上巻 改訂版 (中学入試まんが攻略BON!)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2013/11/12
  • メディア: 単行本
 

 

「攻略BON! 」シリーズと「ドラえもんの社会科」シリーズに絞りましたが、ムスメSは、情報がギュッと詰まっている方を好み、サクサクと読み進めていきたいタイプですので、前者を選びました。学校の朝読書の時間を活用して読んでいくそうです。

 

検査Ⅲ(算数)

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比較的難しい問題ができている一方、それ以上に簡単な問題を落としています。

 

小問ごとの正答率で、平均が50%を超えている問題を確実に正解すれば、点数は余裕で平均点を超えます。今回は、小問20個のうち、50%を超えていたのは 10個です。ムスメSは、そのうち4つを落としていました。これだけで、20点失っています。

 

4つのうち、ムスメSの実力なら、3つは十分に解けます。ただし、ムスメSの解答用紙を見てみると、難しい問題にも時間を掛けていた痕跡があります(そして、結果的には正答しておらず、点数に結びついていません)。その時間を簡単な問題に回していたら、10~15点は上積みできていた可能性があります。

 

「簡単な問題を確実に正解する」ということは分かっているはずですが、初めての模試ということで、ちょっと欲を出してしまった感じですね。難易の判断力をさらに養うことも含めて、時間配分をもう少し徹底すれば、まだ点数は伸びそうですね。

 

今後の学習

中学受験の経験などなく、指導経験も乏しいオヤジですから、模試や過去問への取り組みの結果を踏まえてしか助言することができず、対策が後手後手に回ってしまうのは仕方がないと思っています。それでも、思春期に入りつつあるムスメの「取り扱い」にビビりながら、楽しくムスメの成長に付き合える自宅学習は、かけがえのない時間です。

 

後手後手に回っているということは、本番までまだまだ伸びしろがあるってことです。そんなふうに言い訳をかましながら、ラストスパートを楽しんじゃう今日この頃です。

 

 

 

つづく

次は、冬休みの学習計画・過ごし方、直前期の注意点、親にできること(子どもとの接し方)などをまとめます。

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