長期の積立投資を基本に、株やETFや仮想通貨で少し遊びながら、余裕資金で楽しく投資を行っています。その結果を毎月、簡単に記録していきます。投資に費やす時間を最小限に抑え、本業を疎かにしないように心掛けています。
【投資の基本姿勢】
- 手取り所得の25%前後を計画的に蓄える(基本は長期投資)。
- 少なくとも半年分の生活費は確保しておく(それ以外が運用資金)。
- 損してもよい額の3倍までを運用の目安とする(最大で1/3ぐらい損する可能性)。
外国株(マネックス証券)
2021年2月から、マネックス証券で米国および中国の個別株の取引を開始しました。現在のアクティブ運用の主戦場は、米国市場および中国市場となっています。
米国株は、例年の夏枯れ相場から一転、長期金利が落ち着くとともに、決算シーズンに入って好決算の企業が続出したことで、10月中旬から一気に回復し、終わってみれば、ナスダックも S&P500 も ダウも、先月から4~5%以上の上昇となりました。
その恩恵にあずかって、ボクのポートフォリオも6%程度のプラスとなりました(現金含む)。特に、好決算の Tesla(TSLA)、BNPLブームに乗った Affirm(AFRM)や Marqeta(MQ)、水素エネルギーの Bloom Energy(BE)、ゲーム関連の Unity(U)などが大きく伸びました。ガチャガチャと無駄に取引することが少なくなったことも、好結果の要因です。
これから続々と決算を迎えますが、好決算ならホールド、決算ミスなら売却、を基本に対応したいと思います。また、長期保有の銘柄でも、市場環境を意識し、チャートに素直に資金を出し入れすることで、さらに3%前後は利益を積み増せそうですので、試してみます。
10月末時点では、AFRM・TSLA・U・ZI・DOCS・BE・GDRX・MQ・PLTR・ON・CPRX・RUN・SQ・DAL・NVTA・CCL・DLO・ULCC・MCW・KNBE・LZ・PATH の22銘柄を保有しています。このうち、クリーンエネルギー関連の BE・ON・RUN は現在進行形で伸びているセクター、航空レジャーの DAL・CCL・ULCC は底を打ってこれから上昇していきそうです。
中国(香港)株は、中国恒大集団をはじめとする中国不動産市場のデフォルトリスクがひとまず落ち着いて、回復し始めた中旬に「永達汽車服務(3669)」を買いました。現時点では3%ほどの含み益となっていますが、予断を許さない状況です。
11月は、米FRBがテーパリングを開始することになりそうです。ほぼ織り込み済みとは言え、物価指数や原油をはじめとするエネルギー価格の動向によっては、株式のボラティリティも高くなるでしょうから、ある程度の現金を確保しつつ、慎重にトレードしたいところです。
米国ETF(楽天証券)
2021年2月から、取り扱い銘柄数を考慮して、米中個別株はマネックス証券に、米国ETFは楽天証券に集約しました。
世界的にインフレの懸念が残るものの、景気停滞の兆しも見えたことで米長期債に資金が集まり、金利が下落して TMV の含み益も5%ほど削られました。
一方、金利上昇や好決算を見越して9月に購入した FAS(金融ブル)、底値で購入した SOXL(半導体ブル)や CURE(ヘルスケアブル)が好調で、9~10月の2ヵ月で見てみると、ナスダックや S&P500 がほぼ0%の動きに対して、ボクの ETF ポートフォリオは8%ほどの含み益となりました。その他、DRN(リートブル)も保有しています。
ETFに関しても、マクロ経済を意識しつつ、チャートに素直に乗っていけば、それなりの利益が得られる手ごたえを感じています。SPXL(SPXS)・TECL(TECS)・GUSHなども大いに活用していきたいところです。
日本株(楽天証券)
2020年の12月に、SBIネオモバイル証券に登録して、日本の個別株の売買を始めましたが、現在は楽天証券に移って、単元株の取引を行っています。
9月末の時点で保有していた「エアトリ」「ANA」「TKP」などのリオープン銘柄は、下落したものが多く、苦戦しました。途中、「イーレックス」「スノーピーク」「アートスパーク」「フェローテック」「MIPOX」などで含み益が大きくプラスになった場面もありましたが、持ち続けて利益を失うなど、利確のタイミングが課題となりました。
結局、日経平均とあまり変わらない成績です。この数ヵ月の停滞を打開するため、低PER(低PSR)の株を半分ほど保有し、残り半分は、マクロ環境や日経平均の動向などに応じて、デイトレ気味に取引してみようと思います。もちろん、半分のバリュー銘柄も、チャートに合わせて入れ替えや資金の増減を行います。1ヵ月後、どんな結果になっているか楽しみです。
10月末時点では、「イーレックス」「ステラファーマ」「MCJ」「ヒガシ21」の4銘柄を保有しています。
暗号資産(DMM)
イーサリアム(ETH)のアップデートや ETF 上場の可能性に魅力を感じ、ダメもとで始めてみることにしました。ビットコイン(BTC)よりも利用価値があり、リップル(XRP)より安定してそうな点も、イーサリアム選択の理由です。
10月はグングン値上がりし続け、ついに史上最高値を更新しました。昨年12月に購入してから、8バガーを達成です! 1年以内の 10バガーの可能性も高まってきました。
暗号資産については、今のところ何の後ろ盾もないため、ボラティリティが非常に高くなってしまいますが、少しずつ不況時のゴールドの役割を担うようになっていくのではないか、という見立てもありますので、半永久的にグリップするつもりです(税率の高い「雑所得」から外れることも期待してます)。
エンジェル投資(ファンディーノ:FUNDINNO)
国内シェア No.1 の株式投資型クラウドファンディングです。いわゆる「エンジェル投資」で、将来性のあるビジネスを応援して成長を楽しみながら、IPO や M&A などイグジットした際のリターンに期待する投資です。
現在、「株式会社DEFアニバーサリー」「ダブル技研株式会社」「リンクトラスト・ペイ株式会社」「ユニクス株式会社」「メディギア・インターナショナル株式会社」「LIVER株式会社」の6社に出資しています。
いずれの案件も、およそ5年後のイグジットを想定しており、それまでは損益ゼロで記載します。財務状況やマイルストーンもさることながら、そのサービスや技術が本当に必要とされているのかどうか、それを伝える経営陣のパッション、なども大きな判断基準になります。自分自身の「目利き」力を試すのに丁度良いプラットフォームです。
ソーシャル融資(クラウドクレジット:CROWD CREDIT)
いろんな国のローンに投資する、いわゆる「マイクロファイナンス」です。1~3年単位の貸付で、年率10%前後の利息が付きます。
「キルギスマイクロファイナンス事業者支援」「メキシコ女性起業家支援」「アフリカ未電化地域支援」「東欧金融事業者支援」「欧州フィンテック事業者支援」「ユーラシア個人向け小口融資事業者支援ファンド」といったファンドに出資しています。
貸し倒れや為替のリスクが少なからずあり(依然、コロナ禍の最中でもあるため)、元本が保証されるわけでもありませんが、お金を必要とする人や事業に投資する社会的意義を考慮して、試験的に出資しています。償還されるまでは損益ゼロで記載します。
クラウドクレジットは、出資時と償還時の為替差が損益に大きく影響するため、ファンドの内容もさることながら、1~2年後の為替状況を加味する必要があります。為替ヘッジまたは円建てを基本に、たまに高利回り案件で外貨建ての冒険をするのが楽しいですね。外貨建てなのに低利回りでは、リスクに見合いません。
一部のファンドから償還が始まり、初めて利益が出ました。
積立投資信託(楽天証券)
eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」「全世界株式インデックス」の4銘柄の合計です。
米国株(+先進国株+世界株)の大幅回復と新興国株の下げ止まりで、含み損益が久しぶりに大幅のプラスとなりました ^^。
いずれも、世界の安定と秩序がそれなりに保たれているうちは、長い目で見て上昇し続ける銘柄だと思います。今後、積立とは別に、割安感が出たタイミングで買い増す予定もあります。
ロボ積立(テオ:THEO)
ご存知のロボアドバイザーです。手数料は安くないですが、アセットリバランスが自動化されており、時間を掛ける必要のない点が非サラリーマン(フリーランス等)向きです。投資に時間を割きたくない「時は金なり」的な人にはおススメでしょう。ボクは、新生銀行の各種手数料が安くなる「ゴールドステージ」狙いのために毎月1万円ずつ積み立てています。人工知能(AI)の将来性にも期待しています。
9月が前月比±0%の停滞であった一方、10月は米国をはじめとする先進国の株価が回復したことにより、こちらも大幅のプラスとなりました。
確定拠出年金 iDeCo(楽天証券)
外国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「たわらノーロード 先進国株式」に60%、国内株式「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」「たわらノーロード 日経225」に10%、国内外株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に10%、外国債券「たわらノーロード 先進国債券」「たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>」に10%、国内債券「たわらノーロード 国内債券」に10% を設定しています。
米国や先進国の株式中心のポートフォリオを組んでいますので、前月比で利益が25%も増えました。
小規模企業共済
現時点の評価額は分かりませんが、中小機構の「加入シミュレーション」のページで、月額掛金と納付月数とを用いて評価額の目安を計算してみました。
最終的にどれだけの利益が得られるのかは分かりませんが、この共済は全額、所得控除の対象ですから、単利計算で10%程度の利息がつくのと同じです。しかも、一定期間以上(確か20年以上)積み立てれば、元本が保証されます。なので、この小規模企業共済と iDeCo は、老後の大切なお金になります。
複利換算だと全体で年利2~3%といったところでしょう。
外貨預金(新生銀行)
2020年の1月(コロナ前)から、豪ドルの定期預金を積み立てています。
オーストラリアは、コロナウイルス感染症(新型肺炎)の押さえ込みに成功した稀有な国の1つであり、2020年11月から本格的な豪ドル/円の上昇が始まりました。その後、コロナワクチンの接種が進んで鉄鉱石などの資源需要が回復し、さらに豪ドル高が進みました。7月以降、経済的に大きく依存する中国の景気失速やリスク増大に伴って、9月までは低迷しましたが、10月に入り鉄鉱石の価格が上昇するとともに景況感が好転して、この1ヵ月で6%以上も伸びました。
豪ドルは、リスクオン/オフ時の値動きが比較的はっきりしていて扱いやすく、日本円に対する保険的意味合いにもなるため、貴重な資源国通貨として今後も末永くホールドしておきたいところです。
まとめ
以上、2021年10月分の運用状況をまとめてみました。
全体としては、前月比 +88万円という結果です。大きなプラス要因は、米国個別株、米株や先進国株比率が高い積立投信(eMAXISシリーズ)と iDeCo、およびイーサリアム(#ETH)です。米国ETFも、ブル型を中心にチャートで買い時を見極め、さらに無駄な売買もほぼなくなってきているため、好調を維持しています。
課題は日本株です。9月の反省として、「低バリュエーションの銘柄をボトムで仕込みつつ、上昇の波に乗るモメンタム投資でこまめに利益を確定していきたい」という目標を立てましたが、利益確定に迷いがあり、たくさんの利益を逃してしまっています。資金の半分ほどをデイトレ気味にして、地合いが悪そうなときは無理に取引しない判断も重要ですね。あと、バリュー銘柄もしっかりとチャートで管理しないとダメです。
11月は、好決算に支えられている米株の価格が、決算シーズンの終了とテーパリングの開始に伴って、かなり上下するかもしれません。インフレ指数(CPI)も注目です。ある程度の現金を確保しつつ、丁寧・慎重に取引していきましょう。
投資に関しては、依然として素人ですから、何の参考にもならないと思います。運用状況を自分で把握するためにまとめたものですが、面白いので公開してみようと思いました。可能であれば、何十年後かに現役を引退するまで、内容を更新していきたいところです。