容姿や見た目に自信はないものの、童顔のため子どものころから
の恩恵を受けてきたボクですが、ここ数年はその傾向がなくなり、「見た目年齢 ≧ 実年齢」と見られるようになってきました。
その最大の原因は、これに尽きます。
おそらく、「言うこと聞かないランキング」で世界第5位には入ると思われる白髪は、その本体であるボクが一切望んでいないにもかかわらず、ボクの思いを 100%無視して、次から次へと増殖していきます。
おまけに、後頭部や側頭部という、本人の目があまり届かない部分で勝手に増えていくため、誰かに指摘されて初めて気が付くという、ズボンのチャック(古い言い方では「社会の窓」)的要素まで持ち合わせている厄介者です。
白髪への対処法
この厄介者は、「無視する」「抜く」「切る」「染める」ぐらいしか対処の選択肢がないわけですが、
■「無視する」と
いつまでたっても「見た目年齢 ≧ 実年齢」から抜け出せない、
■「抜く」と
毛根を傷つけたり皮膚炎の原因になったりする、
■「切る」と
次に生えてくる短い白髪が逆に目立ってしまう、
■「染める」と
(美容室などでは)やたらお金や時間が掛かったり、思い通りの色にならなかったり、頭皮や髪にダメージを与えてしまったりする、
という、なかなか手ごわい相手です。
白髪の悩み
ボクの場合、一本一本抜いたり切ったりして対処できるレベルをすでに超えてしまっていますので、一度染めてみたことがあるのですが、これがなかなか面倒だしお金も掛かるし、また、黒やブラウンできれ~いに染めてしまうと、次に白髪が生えてきた時にものすごく気になってしまいます。その髪色が「ボクの色」と周囲に認識されてしまうため、新しく生えてくる白髪が余計に気になります。
なので、染めるのをやめてしまうと、結局は元の木阿弥で、いつまでたっても「見た目年齢 ≧ 実年齢」から抜け出せない、というジレンマに陥ります。
一方、仕事でクライアントと商談したり、客先へ出張したり、官公庁でプレゼンしたり、という機会もあるのですが、そんな時は「見た目年齢 ≧ 実年齢」のせいで損している気分になります。お客さんや取引先の人にとっては、白髪で疲れ切って見える人よりも、若々しく見える人の方が仕事を頼みやすいのではないか、と思います。
同じような理由で、年度が変わって新生活がスタートする場合など、就職・転職・転勤となった人も、やはり最初は「若々しく見られたい」と思うものではないでしょうか。
白髪用トリートメントとの出会い
そんなことを考えていたある日、ドラッグストアで、ある白髪用トリートメントを偶然見かけました。それは、利尻昆布ヘアカラートリートメント白髪染め です。
お風呂で洗髪後に塗布し、10分ほど放置して後は流すだけ、という簡単なものです。しかも、天然利尻昆布由来の植物エキスが入っているため、頭皮や髪へのダメージを抑えつつ、保水・保湿効果で潤いと艶を与えてくれるらしいのです。
「白髪染めは面倒だし頭皮にも悪いし」とあきらめていたボクですが、せっかく偶然にも出会ったトリートメントですから、購入してみることにしました。
バスタイムに使ってみた感想
うん、悪くないですね。
こんな使い方です。
- まず髪の毛を洗ってから、乾いたタオルでよく拭く
- 白髪の部分を中心に、利尻昆布ヘアカラートリートメントを塗り込む
- 身体を洗ったり、お湯に浸かったりしながら、10分以上待つ
- シャワーでしっかりと洗い流す
このような順序で使用すれば、通常のトリートメントを使うのと大した違いはありませんので、ストレスなく入浴時に白髪を染めることができます。
髪質や使い方、使用量にも依りますが、一度染めると、だいたい3~4日は目立った色落ちがありません。ボクの髪の量だと、1本(通常価格 3,000円)で 10~15回分の使用量になりますので、1本で1~2カ月もつことになります。つまり、白髪染めに掛かる費用は、1カ月に 1,500円~3,000円程度です。なかなかリーズナブルです。
ボク流のさらにお得な使い方
とても気に入って、もう何年も使い続けているこのヘアカラートリートメントですが、使っているうちに、だんだんと自己流の使い方に変わってきました。
一度染めた髪の毛が白くなってくる前に(2~4日間隔で)再度染めるようにしても良いのですが、これでは白髪を気にしすぎですし、白髪が増えてくると周囲の目が妙に気になってしまいます。
せっかく「自然由来の植物エキス」が入っているわけですから、使い方ももっと「自然」にできないものかと考え、商談や出張、プレゼン、冠婚葬祭、研修、オフ会などの勝負時(初対面の機会)だけ、その前日に染めるようにして、それ以外の日は基本的にカラーリングしないようにしました。
このような使い方により、以下のようなメリットがあります。
- 勝負時には、若々しい髪色で現場に臨める
- その後は、徐々に色が落ちていくため、誰も気づかない
- 使用間隔が空くため、使用量が減って購入費用も抑えられる
このような使い方ができるのは、ボクの頭髪がまだ部分的にしか白くなっていない(部分染めで事足りる)ことと、この利尻昆布ヘアカラートリートメントが一般的なカラー剤(白髪染め、染毛剤)と異なり、完璧には染まらないことが理由です(※ 上手に使えば、ほぼ完璧に染まります)。
後者の点は、クチコミやレビューなどでマイナス要因となっているようですが、ボクは逆に、プラス要因と考えています。というのも、「白髪が1本増えた」「減った」と一喜一憂する年齢でもなくなり、とにかく白髪が目立たなければそれで良い、という考えですので、染めた後に多少白っぽく残っていても「自然な感じ」がして逆に良いのです。そして、「不完全」であるがために、上に書いたような使い方が可能となり、結果的にお得な白髪染めになるわけです。
ちょっと面白い使い方でしょ?
まとめ : 白黒はっきりさせない流儀
白髪がそれほど進行していない人で、上記のような使い方でも問題ないと思われる方にとって、このトリートメントとボク流の使い方が少しでも参考になれば幸いです。
特に新生活がスタートする時は、第一印象がとても大事ですので、「自然な感じ」で髪の毛を染めて行きましょう。スタートしてしまえば、後は自然に色が落ちていきますので、たぶん誰も気づきませんよ。