敏感の彼方に

HSPエンジニアがお送りする、前のめりブローグ

映画「ドラえもん」と「名探偵コナン」が豪華2本立てだったオヤジの春

 

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この春を迎えるまで、映画館で見たアニメ映画が「千と千尋の神隠し」だけ、というアニメ映画との距離感がハンパないボクことオヤジなんだけど、あれから時は流れて 17 年。映画館で見たアニメ映画が一気に「3本」になった。

 

子どもにせがまれて見た『ドラえもん のび太の宝島』と、別の子どもにせがまれて見た『名探偵コナン ゼロの執行人』が、ボクの視聴済みリストに加わったのだ。

 

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いつもはツマが連れて行くんだけど、なぜか今春はあまり気乗りしない様子だったので、丁度良い機会と思い、普段やらないことをやってみることにした結果がこれ。

 

まぁ、はっきり言って、「面白かった」

 

テレビ放送開始から、ドラえもんは 45 年、コナンは 22 年ということで、既視感のある親世代が子どもにねだられて来館することを十分に想定し、「親子もろともリピータにしてしまえ」的構成がありありと感じられるのだが、それでも面白かった。

 

なんせ 17 年の空白期間があるため、「オヤジが見に行っても、不審者がられないのか?」と、かなりトンチンカンな警戒をしたが、そんな心配はまったく不要で、時間帯は異なるものの、ドラえもんは6割が大人、コナンは8割が大人だった。中年や高齢のカップルも少なからずいた。ちょっとした浦島太郎気分を味わうとともに、オヤジでも堂々とアニメ映画を見に行ってよいことが分かった。

 

最後に映画館で見たアニメが「千と千尋の神隠し」だから、今回見た2本のスケールのデカさにもビックリしてしまった。片や、地球のエネルギーを吸い取って地球脱出を図る悪との闘い。片や、公安警察に対する恨みから東京壊滅を図る悪との闘い。

 

なんだなんだ。

子どもが地球や日本を守るって。今の時代、大人は余程期待されていないのか。

 

おいおい子どもたちよ。お前ら、こんなにスケールのデカい話を、こんなにデカいスクリーンで見ちゃって、大丈夫なの? スクリーンからお前らの耳目を通過して脳ミソに入ってくるスケールのデカさと、日常生活のスケールの慎ましさとのギャップで、おかしくならないの? と、脇で微動だにせず映画に食い入る子どもたちを見てかなり心配したけど、とにかく面白かった。

 

それに主題歌が、片や星野源、片や福山雅治ってのもズルい。こんな2人に応援されて、盛り上がらないはずがない。映画の後、思わず「両者のアルバムが欲しい」とツマに頼んでしまった。喜んで買ってくれると思いきや、「オヤジなんだから我慢しろ」と言われちゃったけど。それぐらい面白くて、映画の余韻に浸っていたくなった。

 

過去の作品をずっと見てきた人には、「昔の作品の方が良かった」「絵コンテの温もりがなくなった」「アクションばかりになった」などなど、批判も少なからずあるみたいだけど、こちらは 17 年ぶりのアニメ映画だからね。まぁ、面白かった。

 

実は最近、自分の心境の変化もあってか、映画の宣伝などを見ても「これ、見たい!」と思える作品になかなか出会えなくて、「あとは戦後~昭和末期の邦画ぐらいかなぁ」と感じていたのだが、「アニメ映画も見まくってやろうか」という気になってしまった。

 

「アニメ映画は子どもが見るもの」という偏見じみた勝手な思い込みを抱いていた自分を大いに恥じるこの春。涙活もしっかりできたこの春。

 

来年は、「クレヨンしんちゃん」も加えた超豪華3本立てにするか。

 

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