敏感の彼方に

HSPエンジニアがお送りする、前のめりブローグ

幼児・子供の英語教室を 10 年以上続けさせた7つのコツとそのメリット

 

 

子ども3人、同じ英語教室に通っています。

 

英語教室」と言っても、ネイティブの先生が「Repeat after me!」という教室でもなければ、単語や文法をひたすら覚える教室でもありません。

 

トムソーヤや十五少年漂流記、寿限無、西遊記などの物語に基づいて、幼児から大学生までが互いに相談しながら英語劇を創作し、それぞれが担当箇所のセリフやナレーション(英語と日本語)を覚えて、定期的に舞台で発表する、という教室です。

 

長女がまだ幼かった頃、「面白そう」という単純な理由で入会して以来、もう 10年以上が経ちました。親として、「子どもたちにバイリンガルになって欲しい」という気持ちはほとんどなく、ただ「面白そう」だから入りました。教室の目標も、「バイリンガル」よりも「コミュニケーション力」ですので、「バイリンガル」をもっと意識していたなら、こんなにも長続きしていなかったと思います。

 

そもそも、Google をはじめとする人工知能(AI)の自動翻訳の精度がかなり高くなってきており、子どもたちが大きくなるころには、日常会話レベルなら英語力ゼロでも会話が成り立つのではないかと思っています(英語以外の言語も同様)。

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ですので、「英語(言語)そのものを学ぶ」というよりは、「異文化への入り口となる外国語に接する」ことで、たとえ言葉が十分に通じなくても、(国内外問わず)誰とでも(それなりに)物怖じせずコミュニケーションできるようになって欲しいと願って、これまで教室通いを続けてきました(「世界の果てまでイッテQ!」の出川哲郎さんには、いつも感心させられます)。

 

その成果があってのことかどうかは分かりませんが、先日、オーストラリア・ケアンズを訪れた際には、特に親の陰に隠れるでもなく、普通に買い物したり現地の人と少し会話してみたりしていました。特にムスコNなどは、ほとんど英語をしゃべれないのに話し掛けようとして、少し困ったほどです(ただの「出しゃばり」な性格かもしれません・・・)。

 

また、「英語力だけを求めているわけではない」とはいえ、10年以上も英語に接してきているわけですから、結果的に、英語の成績もかなり良い点数をもらっているようです。英語に対するハードルが低く、苦手意識がそもそも生じないのかもしれません。

 

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以上は我が家の単なる経験談であり、外国語の学び方は人それぞれ、いろんな学び方・接し方があって良いと思いますが、どんな語学教室であれ学習方法であれ、どうせ学ぶなら「こうした方がいいんじゃないか」と感じることがいくつかあります。

 

そこで、10年以上の経験をもとに、「幼児や子供が語学教室に通うときのおススメ事項7つ」をまとめておきたいと思います。具体的な教室のおススメやレビューではありませんので、そっち方面の期待はしないでくださいね。

 

 

 

1.世界に目を向けさせる

日本は島国ですし、外国からの移民や留学生も依然として少ない環境ですから、自ら進んで意識しなければ「外国」を感じる機会にも限りがあります。

 

うちでは、食卓に透明のカバーを掛けて、その下にデカい世界地図を差し込んであります(ボク自身、三度のメシよりも地図が好き、という理由もあります)。

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食事中、いやでも「世界」が目に飛び込んできます。そのうち、子供たちもたくさんの国名や国旗を自然と覚えるようになります。ほかの話題がない時は、誰かが勝手に「国名しりとり」「都市名しりとり」を始めます。そのおかげで、しりとりで「ん」が回ってきても、チャドという国の首都「ンジャメナ」で返せばよいことを学びました!

 

たまに、ニュースや新聞を見ながら、世界の出来事について話し合うこともありますので、子供たちは世界をかなり身近に感じていると思いますし、外国語を学ぶ意義を自分なりに感じ取っていると思います。

 

そうやって、日ごろから日本と世界との間の垣根を取り払うようにしています。社会の勉強にもなりますので、子供たちは「社会」も得意教科です。

 

2.親も外国語に興味を示す

子どもは、常に親の背中を見ていますし、親の真似をしようとします。ですので、親が外国語に興味を示せば子どもも自然と興味を持ちますし、その逆も当然の結果です。

 

ボクが子どもなら、親がまったく外国語に興味を持っていないのに、自分だけ「英語を学びなさい」と言われても、全然心に響きませんね。

 

別に、親が英語に精通している必要はないと思います。英語ができようができまいが、とにかく子どもと一緒になって興味を示してあげることが大切だと思います。

 

3.親も関わる

英語などの外国語に限らず、何かを学習するとき、単に「ラクに楽しく」では学べるレベルにも限界があります。もちろん、理想は「ラクに楽しく」ですが、子どもの興味はあっちを向いたりこっちを向いたりしますので、いつも「ラクに楽しく」英語に接することができるわけではありません。

 

たとえば、子どもたちが通っている教室では、物語のセリフやナレーションを覚える必要があります。慣れてくると、自然に頭に入ってくるのですが、それでも少し「苦痛」に感じる場面があるようです。

 

そんな時には、悩みを聞いてあげたり、覚えるコツがあればそれを教えてあげたり、深く考えすぎないようにアドバイスしてあげたり、場合によっては親も一緒に覚えてあげたりすることで、子どもにとっては最大の「援軍」になります。

 

ボクが子どもなら、親がラクしているのに、自分だけ「がんばりなさい」と言われても、全然心に響きませんね。

 

4.仲間と交わる

上の「親も関わる」に共通することですが、一緒に学ぶ仲間も大きな「援軍」となります。うちの子どもたちが通う教室は、「コミュニケーション力」も目標の1つですから、幼児から大学生までがごちゃ混ぜになって、あーでもないこーでもないと議論しながら、コミュニケーション力を養っています。

 

そもそも言語というのは、コミュニケーションのツールなわけですから、「先生と生徒」という関係以上に、「仲間」という同レベルのコミュニケーション相手の存在は、学習する上での大きな力になることでしょう。

 

5.日本語もしっかり

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日本にいる限り、物事を考えるベースは日本語です。一方、コミュニケーションというのは、「考えたこと」を「言葉で発する」作業ですから、「考えること」が基本になります。外国で暮らしているなら、「考えること」も「言葉で発すること」も現地語ベースになっていくのでしょうが、日本にいる限り、考えるベースとなる日本語が疎かになっては、その上に乗っかる「言葉」も台無しになってしまいます。ですので、「日本語で考えること」もしっかりやっていきたいところです。

 

6.自ら発する

コミュニケーションは、「受ける」ことと「発する」ことの両方がそろって初めて成り立ちます。ですので、コミュニケーションツールとしての言語を学ぶ際にも、当然、受け身である時間と同じぐらい、自ら発する時間も確保したいところです。

 

習った言葉を使って何かを説明したり、劇を創作して舞台で発表したり、海外に行って実際に使ってみたり、そのような機会が多ければ多いほど、学んだ言葉は定着していくんでしょうね。

 

7.長い目で見る

最後は、「長く続ける」ということです。おそらく、これが一番難しいことでもあり、一番重要なことでもあると感じています。

 

言葉というのは、一生をかけて学びつつ駆使していくものですし、時代とともに変化し続けるものですから、1~2年程度で身に付くものではありません(しかも、日本にいながら外国語を学ぶわけですから)。短期間で辞めるぐらいなら、最初から入会せず、その時間をほかの遊びや学習に費やす方がよっぽど有効だと思います(「英語が絶対に必要」という強迫観念は捨てましょう)。

 

何とか 10年は続けてきましたが、この先何が起こるか分かりません。どんなことであれ、長期間続けるのってホント難しいですよね。

 

 

 

まとめ

以上を一言でまとめるなら、「世界を身近に感じつつ、家族や仲間とごちゃ混ぜになって、言葉を自ら発しながら、じっくりと長く付き合っていく」ということになります。

 

外国語の学び方なんて人それぞれですが、どんな語学教室であれ学習方法であれ、子どもに外国語を学ばせるなら「こうした方がいいんじゃないか」と感じたことを、10年以上の経験に基づいてまとめてみました。

 

お子さんが語学(英語)教室に通われている方、これから通わせようと考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

ちなみに、2020年には、小学校で英語の授業が正式な教科になりますね。

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