この記事は、一人称として「ボク」を使い、語尾を「~です/ます」調(敬体)で書きますが、このような雑記ブログは、一人称や語尾を使い分けるのが結構おもしろいなぁと感じています。
過去の記事では、一人称として「ボク」「オレ」「ワタシ」を使い、語尾に「~です/ます」調(敬体)と「~だ/である」調(常体)を使い分けてきました。一人称が3種類、語尾が2種類ですから、合計6通りの表記方法があることになります。
それでは、なぜ一人称や語尾の使い分けが面白く、有効と感じるかを書いていきますね。
一人称や語尾の使い分けの例
まずは、このブログの中での使い分けの例をいくつか紹介します。
たとえば、この記事は「ボク」+「~です/ます」調。
この記事は「ボク」+「~だ/である」調。
この記事は「オレ」+「~だ/である」調。
この記事は「私」+「~だ/である」調。
一人称や語尾の使い分けが面白いと思う理由
■ 記事の色付けになる
明確に使い分けしているわけではありませんが、たとえば解説記事や検証記事、まとめ記事や紹介記事を書く場合は、「ボク」+「~です/ます」調にしています。こうすることで、丁寧さが伝わるようにしています。
一方、強い意見、感想などを書く場合は、「オレ」+「~だ/である」調にしています。こうすることで、その記事に含まれる強い自己主張が伝わるようにしています。
意見や感想ではあるものの、それほど強く主張したいわけでもない場合などは、「ボク」+「~だ/である」調にしています。弱含みな感じが気に入っています。
「オレ」+「~です/ます」調の組み合わせについては、上2つの中間ぐらいの主張になる感覚でしょうかね。「ボク」ではなく、自分を強調する「オレ」という一人称ですから、特に、主張する相手(権力や権威)がはっきりしている場合なんかに使えそうです。
以上のように、一人称や語尾を使い分けることで、内容に応じた記事の色付けが可能になります。記事の色合いがはっきりして、面白いのではないかと感じています。
■ 読者に色んな側面を見てもらえる
定期的に訪問してくださる読者にとっては、一人称や語尾が記事ごとに変化すると、「こいつ多重人格か?」と不安を与えることになるかもしれませんが、「ボク」的な側面や「オレ」的な側面を見てもらえて、自分としては満足が高くなります(たぶん、多重人格ではありません)。
一般的なブログの書き方として、「統一された人格が分かるようにすること」という鉄則もあるようですが、あえてその逆を行っています。それは、以下の「有効と思う理由」とも関連しています。
一人称や語尾の使い分けが有効と思う理由
■ 記事を書きやすくなる
たとえば意見や感想などを強く自己主張したい場合、「ボク」+「~です/ます」調であれば、感嘆符(!)を付けたり、文字を大きくしたり、といった技法を使えばよいのでしょうが、どうしても主張が弱くなってしまいます。
また、強い主張を書いているのに「ボク」や「~です/ます」調では、その言葉を書くたびに主張の気持ちがストップしてしまい、書くペースがつかめません。
思い切って「オレ」+「~だ/である」調にした結果、記事を書くペースが上がることを実感しました。気分も乗ってきます。
■ 検索流入に対応しやすくなる
このブログは、アクセスの8割前後を検索流入が占めています(いつもありがとうございます)。
ということは、定期的に訪問してくださる方よりも、「その場限り」のお付き合いの方が多いことになります。
「その場限り」の訪問者ということは、このブログを書いているのがどのような人間であるかを知る由もありません。どのような人間かを知ることもなく、いきなり検索で訪れた記事を読むことになります。
それならば、上に書いたように、記事ごとの色がはっきりしている方が読みやすいのではないかと思います。
解説記事や検証記事、まとめ記事や紹介記事であれば、「ボク」+「~です/ます」調にすることで主張を抑え、客観的な視点から書いていることが伝わるでしょうし、逆に「オレ」+「~だ/である」調にすれば、強い意見、感想などの自己主張を含む記事であることが分かります。
そうすれば、躊躇なく記事に没頭していただけるのではないでしょうか。

いずれにしろ、多重人格であろうとなかろうと、1つのブログの中でいろんな自分を演じられるようになれば、ただでさえ単調になりがちな執筆に、少し変化をつけることができます。
「僕」「俺」以外にも、「私(わたし)」「わし」「自分」「おいら」「おら」「ぼくちん」「ミー」「当方」「小職」「小生」「某(それがし)」「拙者(せっしゃ)」など、女性であれば「あたし」「あたい」「あたくし」「うち」「妾(わらわ)」など、日本語の一人称は山のようにありますので、これらを使い分ければ、とんでもなく変化に富んだブログになります。
多重人格と思われても支障ない方(?)は、ぜひお試しくださいな。