あまり面白いことは書けませんが、自分の好きなことを書き連ねた結果、気付いたらブログ開始から1年以上が過ぎていました。
完全なる雑記ブログで、テクノロジや社会の時事問題から、生活情報、アウトドアに至るまで、好き放題に書き綴って、美味しいものを食べたり趣味の品を買ったりできる程度にお小遣いもいただいています。

最近はフリーランスとしての働き方や子育て関連の記事に偏っているような気もしますが、特にメインテーマなど設定していませんので、「書きたい時に書きたいことを書く!」、これに尽きます。ボクにとってブログは、仕事ではなく趣味なのです。
ブログは仕事ではなく趣味
自分の考えをまとめてみたり、印象に残ったイベントを記録したり、子どもたちに残しておきたい出来事を綴ってみたり(えっ?要らない?)、そして、その記事を運よくたくさんの人に読んでもらえたり、ということが楽しみです。
趣味ならば、楽しく続けなくてはなりません。趣味でストレスを溜めていては意味がありません。そもそも、楽しくないと長続きしません。
でも、書くことが3度のメシより好き、というほどではなく、やはり3度の飯の方が好きですし、たくさんの人に見てもらうには、それなりに構成も考えないとダメです。そうすると、ブログが「仕事化」してきて、やっつけ感が出てきてしまいます。

一方で、「なるべく広く、なるべく深く」を意識していますので、1つ1つの記事を書くのに結構疲れてしまうんですよね。
ですので、「やっつけ感」を出さず、なるべく疲れずにブログを続けられるように、ちょっとだけ工夫しています。それには、ボクなりの仕事の流儀が役立っています。
仕事の流儀
組織に属したり属さなかったりしながら、航空機関連の開発、ハード/ソフト含めた技術的コンサルティングや技術動向の調査、プランニング、翻訳などの仕事に携わる中で、フリーランサーとしての働き方がヒントになりました。
複数種類の仕事を同時並行して手掛ける、いわゆる「ポートフォリオワーカー」として働いていますが、 その大きな理由は、リスク分散にあります。1種類の仕事では、その分野や業界が不調になった場合に自分自身も収益が落ちてしまいますが、複数種類の職種・分野にリスクを分散しておけば、全体として安定的に収入を確保することができます。
ただ、ポートフォリオワークがいいのは、リスク分散だけではなく、「体調に応じてその日の仕事を選べる」という利点もあるからです。
複数種類の仕事を持つと、その中には、難しい仕事から、それほどでもないルーチン的な仕事まで、難易度にグラデーションがあります。そして、体調が良い時には、難しい仕事に着手し、体調が優れない時には、頭を働かせなくてもこなせるルーチン的な仕事を片付けるようにしています。
こうすることで、体調の浮き沈みに合わせて仕事内容を平準化し、仕事を滞らせずに進めることができます。結果的に、収入もさらに安定することになります。
これが、ブログの執筆にも使えるわけです。
仕事をヒントにしたブログの書き方

このブログは「はてな」でお世話になっていますので、はてなブログについて書きますと、メニューの中に「記事の管理」という項目がありますね。
ブログのネタを思い付いたら、まずはタイトルだけ付けて、次々に下書きを保存していきます。タイトルさえ付けておけば、あとで見て、書きたかったことを必ず思い出せます。

この状態で記事を熟成させながら、各記事について書きたいことが出てきたら、箇条書きでどんどん追記し、リンクを貼りたいサイトが出てきたらどんどんリンクを貼って、さらに熟成させます。
そして、「さて、ブログでも書くか!」という気分になった時、蓄積されたタイトルをツラツラツラ~と眺め、その時の体調に合わせて、一番気分よく書けそうな記事を選択した上で執筆を開始します。
いったん下書きを保存したものの、あとで見てみると大して面白く感じないテーマもあります。そういう記事は、その場で削除してしまっても良いですし、いつか「面白い」と感じる時が来そうなら、それまでさらに熟成させるのも良いです。数カ月前に保存しておいた記事が、今になって続きを書きたくなった、なんてことも絶対にあります。
注意したいのは、下書き記事をあまりに貯めすぎると、逆にやる気が萎えてしまう場合がある点です。残す記事/残さない記事は、ある程度こまめに判断して、不要な記事は思い切って捨てていくことも大切です。
まとめ
たったこれだけのことなんですが、この方法を始める前よりもストレスなく、ブログライフをエンジョイできていると思います。
もちろん、広告収益などがブログのモチベーションにはなりますが、書くストレスが少なくなれば、書いてアウトプットすること自体がより楽しくなるため、収益に強くこだわらなくても、ブログを続けられるような気がします。長い目で見れば、それが収益にもつながってくることでしょう。
今回はブログの「ポートフォリオ化」について書きましたが、ポートフォリオの考え方は、人間の仕事や作業を効率化する上でかなり有効ですので、今後も注目していきたいところです。