敏感の彼方に

HSPエンジニアがお送りする、前のめりブローグ

人生を変える3つの最強習慣「No.2 超日記編」メリット・デメリット

 

 

この記事は、「超早起き編」(↓)の続編です。

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自分の人生を生きる

「自分の人生を前向きに生きる」とは、「自分らしい人生を人間らしく生きる」ことであり、自分の人生を自分の意志でコントロールして支配し、自分の「好き」という感情を大切にしつつ、喜怒哀楽と真正面から向き合って、自分の望むように生きた結果を最終的に自分事としてすべて受け入れられれば理想的です。

 

ただし、そのためには、いきなり「好き」に向かって突撃していく前に、

  • 自分の時間を支配する(時間を創る)
  • 情報を自分の中で整理して取捨選択する
  • 健康を保つ

といったベースとなる習慣を身に付けることによって、「好き」に向かっていける「地力」を養うのが先ではないかと考えます。

 

そこで、「地力」を養うのに有効と思いながらボクが続けている最強無敵の3つの習慣のうちの1つとして、先日は「習慣(その1): 超早起き」の記事を書きました。

 

今回は、その続編である「日記」について、「これでもか!」というぐらいメリットをたくさん盛り込みつつ、その効用を書いてみたいと思います。

 

習慣(その2): 超日記

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このボク、日記をつけています。

 

間もなく6年が経過し、7年目に突入するところです。 

 

ある日、小学校時代の自分の日記を偶然見つけました。汚い字で延々とどうでも良いことを綴った内容に対して、担任の先生が毎日欠かさず的確な一言でツッコミを入れてくれていることに感謝しつつ、黙々と読み続けました。

 

その少し前に、日記の効用が書かれたある本を読んでいたこともあり、自分の心の中で「日記」というキーワードがパンパンに膨れ上がっていきました。「飽きっぽい性格に少しでも立ち向かいたい」という気持ちもあり、そのようなきっかけで、日記をつけることにしました。

 

ただ、ひと口に「日記」と言っても、いろんな作法がありますよね。

 

手書きか否か。長文を書くのか、短くまとめるのか。「仕事」「生活」などのテーマを決めて書くのか、雑記的に書くのか。などなど。

 

ボクが実践している方法は、

手書きで短く雑記的に3年日記をつける

と言う方法です。それぞれのメリットをツラツラと書いてみますね。

 

「手書き」のメリット

「手書き」で日記を書くことの一番のメリットは、漢字や言葉(単語)を忘れない、ということです。「漢字や言葉を忘れたくない」と思うかどうかは人それぞれなので、「趣味」のようなものかもしれませんが、仕事やプライベートで言葉を駆使する場面がある人にとっては、結構切実な問題だと思います。

 

何かを記憶・暗記する方法の1つとして、「五感を使う」というのはかなり有効です。手書きもその1つです。

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仕事ではキーボードをパチパチと打ち、プライベートではスマホの画面をトントンするだけの生活の中で、「手書き」というのはものすごく新鮮です。

 

そして、書けば書くほど漢字や言葉がよみがえり、どんどんと記憶されていきます。忘れていた漢字や記憶の彼方に葬り去られていた言葉が自分の手中に戻ってくるというのは、この上なく気持ちの良いことです。

 

「短く書く」メリット

日記を真面目に長文で書くのは、かなりハードルの高いことです。あまり真面目に考えすぎると、途中でイヤになる可能性が高いです。

 

「では、どうする?」というわけで、「短く書く」というのが結論です。「短く書く」というと、単なる手抜きのようにも聞こえてしまいますが、長々と書くことにはない、以下のようなメリットがあるのです。

  • その日にあった出来事を頭の中で整理できる
  • 整理した出来事を限られた枠内に収まるように書き上げる力が付く

 

これを続けていると、仕事でレポートを書いたり、プレゼンの資料を作ったりする際に、自分でも驚くほど楽々とスピーディに作業が進むようになります。

 

「雑記的に書く」メリット

「仕事」や「生活」、「趣味」などのテーマを決めて日記をつける手もありますが、あまり拡がりがなく単調になりがちで、後で読み返しても面白みに欠けます。

 

一方、世界のニュースから自分の内面に至るまで、その日に起こったり感じたりしたことに一通り思いを巡らせ、その中で一番印象に残ったことを中心に日記をつけると、自分にしかできない、世界に1つだけのの大いなる備忘録を作ることができます。

 

日々、一番印象に残ったことを記録するわけですから、自分のエッセンスだけを抽出した自分の分身を作っているような感じですね。

 

 

「3年日記」のメリット

「3年日記」というのは、3年間にわたって、同じ日付の日記を同じページに並べて書く形式のことです。

 

「3年」に限らず、「5年日記」や「10年日記」などもあります。たとえば「10年」にすると、1ページで10年分の日記をざっと見ることができますが、1年当たりのスペースは小さくなりますので、それだけ情報も少なくなるわけです。ある程度書きたいなら「3年」、文字数は少なめに、過去を一気に振り返りたいなら「10年」、というような使い分けが可能です。

 

日記を書こうとした時に、同じページに過去数年分の日記が並んでいると、ついつい読んでしまいます。そして、「そんなこともあったなぁ」「あれからもう2年かぁ」など、客観的に人生を振り返ることができます。

 

ちなみに、昨夜、日記を書いた際、以下のような過去の日記が目に飛び込んできました。

 1年前(2017年) ムスコNがゲーム三昧になってきたため、ゲーム以外に夢中になれそうなこと(運動や習い事)を考えて、ツマMと話し合った。

およそ1年後、その結果を記事にまとめました(↓)。

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 2年前(2016年) SMAP の解散騒動について、1人が白ネクタイ、4人が黒ネクタイで、40 前後のおじさんたちが TV 番組中で謝罪している様子に異様さを感じ、新聞記事を引用して自分なりの感想を書いた。

 

 3年前(2015年) 大相撲が久しぶりに盛り上がる中、オヤジが何十年も前に「相撲を一度、生で見てみたい」と言ってたことを思い出し、春場所のチケットをプレゼントすることにした。

 

 4年前(2014年) 電機メーカに出張し、革新的なモータを開発している英国のベンチャー企業について、その技術資料や特許を見ながら「あーでもない、こーでもない」と話し合った。

 

 5年前(2013年) あることで新聞記者の取材を受け、出張のついでに会って色々と話をしたり、その後、メールで「あーでもない、こーでもない」とやり取りをした。

 

 

日記に書かなければ忘れてしまっていることも、こうやって日記を書くたびに振り返ることになりますので、自分の人生を何度も生きているような気になってきます。もちろん、イヤは思い出や悔しい思いをしたことも綴っていますが、月日が経ってから振り返ってみると、それが人生の肥やしになっていたり、良い思い出になっていたりすることに気付く場合もあります。

 

その他、「3年日記」をつけるメリットとして、以下のような点が挙げられます。

  • 数年前の記録と現在の考えを融合して、新しいアイデアを生み出せる
  • 仕事や育児などで経験したことを、次の機会に生かせる
  • 目標管理ができる(数年後の目標を記しておき、あとで達成度を自己評価)
  • 過去の自分と対話するような日記の付け方も可能
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その他のメリット

上に書いた以外にも、こんな日記の活用方法があります。

 

■ 英語の勉強

たまに実践しているのですが、日記を英語で書いてみるのです。スペルや文法に間違いがあっても、全然平気です。どうせ自分しか読まないのですから。

 

簡単な単語や文法を使って、気ままに好き勝手に書き散らします(たまに、忘れた単語を調べたりしながら)。何回も続けていると、書くのに慣れてきますし、忘れていた単語や文法を思い出すことにもつながります。秘かなライティングの訓練ですね。

 

■ パートナーへの謝罪

結婚したり同棲したり、誰かと一緒に暮らしていると、仲が良い時もあれば、ケンカする時もありますよね。

 

ボクは揉め事があまり好きではないので、ケンカの後などは、事の顛末を日記に書いて、自分の悪かった面を挙げてみたり、原因を客観的に見つめ直したりします。そうやって、心を整えるようにしています。

 

ここから先はやったことがないので想像ですが、そのように書いた日記をパートナーの目に留まりやすい場所にわざと置きっぱなしにしてみてはどうでしょう? パートナーにも自分の気持ちがそれとなく伝わり、良い感じに仲が修復されませんかね?(どこかの安っぽいドラマのような感じもしますが・・・)

 

 

まとめ

毎日書くのは、最初はすごく面倒です。時間がなくて、一言しか書けない日もあります。

 

それでも、とにかく一日も欠かさず6年間書いてくると、すっかり自分の習慣(歯を磨くようなもの)になっており、もうやめられないですね。

 

誰かに読んでもらうわけでもなく、ひたすら自分のために書く、無限に広がる自分だけの秘密空間です。一日たった5分の秘密です。

 

3年日記を 30 年続けても、たった 10 冊にしかならず場所を取りません。自分のエッセンスをギュッと詰め込んだ、もう1人の自分です。

 

 

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