社会
経団連に加盟している企業が「建前上」従っている現行の就活ルールが、「廃止」へと向かっています。就活ルールが撤廃となった場合は、企業による優秀な学生の引き抜きが早期化・激化していき、それに対しては能動的な学生ほど早期に動き出す一方、受け身な…
「未来にはバーチャルな世界しか残されていない」と言われることもありますが、本当にそうでしょうか? 自分の生き方として、「テクノロジ」「子育て」「漁業(釣り)」「農業(畑仕事)」にマイリソースを1/4ずつ配分することを目指してきた結果、「リア…
どこかのインフルエンサーが「大学なんか行く必要ない!」と吠え立てれば、それに呼応して大学要/不要論が盛り上がる。だけど、それに対する明確な答えは得られない。そもそも、大学に行く必要があるかどうかは、「大学に行く必要があったかどうか」という…
若いころ、「なぜ生きるのか?」というテーマがよく頭をよぎっていた。昼間は授業や部活、遊びなどに没頭するものの、夜が更けて一人になると、同じ疑問が毎夜のごとく頭をもたげる。簡単に解消される疑問でもなく、終わりのない問いかけであることも分かる…
人間の記憶は結構あいまいなもので、楽しかったことは当然覚えていますが、それよりも苦しかったことを鮮明に覚えていたりします。今、スポーツ界のいろんな所でパワハラの火の手が上がっていますが、根本にある原因は、このような人間の記憶の曖昧さだと思…
2017 年度の『ふるさと納税』は、寄付総額が伸びに伸びて、3,653 億円に達しました。「返礼品」の貢献に依るところが大きいわけですが、総務省からの「返礼割合抑制」通知を無視し続けている「3割超え」自治体 246 団体と、その上位 27 団体が 2017 年度に…
社会が「安定期」に入ると、ありきたりのことは簡単に飽きられてしまい、需要も見込めなくなってしまうため、人工的な「感動」を作って押し売り気味にプッシュするやり方が横行し始める。一方、人工知能(AI)にとっては、予定調和的な「感動」なんかも次の…
沖縄出身のお笑いタレント「パッション屋良」さん。現在は活動拠点を郷里に移し、全国ネットのテレビで以前のように見掛けることはなくなったけど、たまに YouTube などで往時の勇姿を眺めてしまうぐらい、好きだ。その沖縄の翁長知事が、つい先日、お亡くな…
新しいデジタルデバイド(デジタル離れ)として、賢い人やお金持ちの間では、子どもたちを「デジタル漬け(スマホ漬けなど)」という「中毒」から救ってあげる動きが見られます。人工知能(AI)が普及した世界でも、 同じように「人工知能デバイド(AI デバ…
「○活」言葉を集めたら、37 個になりました。世の中には色んな言葉がありますが、ある言葉が流行り始めると、一種の社会現象となって、それに類する言葉が次々と生まれることがよくあります。「○活」「○○ファースト」「仮想○○」「○○ハラスメント」などがそれ…
女子が結婚相手に求める条件。古いものでは「3高」なんてのがありましたが、数年前から「4低」という条件が定着しています。現代の女子は、自分の親世代を反面教師として、昔とは正反対の男子像を求めているのでしょうが、この「4低」を読み替えてみると…
「ふるさと納税」のことが心配なのでマジメに考えてみました。名目上は「寄付」でありながら、実際には経済的合理性を誘引するその巧妙な仕組みについて、経緯や仕組み、問題点、今後の予想や感じたことなどを淡々とつづります。・・・そして、今日もニンジ…
Twitter のフォロワ数やブログの PV 数などに価値が置かれる「評価経済社会」では、お金をたくさん持っているからといって、すぐに人気者になれるわけではありません。逆に、フォロワ数や PV 数が充実していれば、お金は後からついてきます。そんな評価経済…
『少子化問題の解決には「中途半端な大卒」を減らすのが有効』という仮説に対して、意外にもたくさんの反響をいただき、「生殖 → 出産」という生物としての「ごく普通」の営みに対する危機感や「少子化」という国家としての憂慮がたくさんの人の中にあること…
現在、第3次 AI ブームと第2次 BI ブームが同時にやってきているのは偶然ではありません。AI のインフラ化とともに格差が徐々に拡大していく、という言説が流布される中、その格差を解消する手段として、BI の存在感が徐々に増してきています。そこで、ベ…
中国では、人々の「信用度」をスコアリング(点数化)するプロジェクトが着々と進んでおり、他国では考えられないような「管理社会」の流れがある。これだけ「信用スコア」がインフラ化すると、スコアがお金と同等の役割を持ち得るから、ブロックチェーン技…
人工知能(AI)が社会の「インフラ」となりつつある中、人間の決断・判断という「責任」の一部が AI に代替されることにより、「自己責任」が軽くなって、やがて消滅する可能性もあります。自動車の運転や出会い・恋愛・結婚、翻訳・通訳などの分野について…
変化が激しいこの時代に、会社や世間からの圧力も強い中、「不確実性」の権化のような乳幼児を育てていくことには、不安ばかりが募ります。やはり、少子化問題を解決するには、「子を持つ」ことの障害となる様々な不安を少しでも解消していくしかないのかも…
自宅の書棚に置かれた『ウェブ進化論』がたまたま目に入り、もう 12 年も前の当時、大きな話題となったこの書籍をパラパラと再読してみることにした。「ロングテール」や「ネットのあちら側/こちら側」といった新しい概念の定着に一役も二役も買った書籍だ…
乳幼児が微動だにせずスマホの動画やテレビに釘付けになっているのを見掛けると、「この子は、まだ生まれていないんじゃないか?」という錯覚を覚える。ほぼ同じ位置で光と音を感じているだけなので、母親のおなかの中にいる状況とさほど変わらない。人間は…
最近、小学校の卒業式を見て、「ハカマ姿の子が増えたもんだ」と感じる。ハカマを着れば、自分だけの「特別感」を感じられるだろう。でも、その「特別感」は、おそらくハカマを着用できない子を「踏み台」にすることで感じられる「特別感」だろう。ビットコ…
【ハラスメント一覧】最近、「〇〇ハラスメント」という言葉をあちこちの記事で見掛けたり、テレビニュースで見たり、研修で学んだりして、次から次へと新しい「〇ハラ」言葉に接しているうちに、「自分は、知らず知らずのうちに、とんでもないハラスメント…
「男女格差ランキング」で依然として 100位以下を迷走するこの日本だが、世界の潮流に乗って、男女の格差・不平等・差別を議論する機会が増えてきているように感じる。ただ、いろんな情報に日々接する中、男女間のあらゆる問題がごちゃ混ぜに議論されている…
月曜の夜8時からフジテレビで放送されている「痛快 TV スカッとジャパン」。一部では「やらせ疑惑」や「作り話疑惑」もありながら、何年にもわたって放送されている番組なので、視聴率は稼げているのでしょう。ボクは、はっきり言ってきらいなんですが、子…
ZOZOTOWN を運営するスタートトゥデイが、スマートフォンとの組み合わせで身体を瞬時に採寸できるセンサ内蔵ボディスーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の無料配布を始めました。とても斬新なビジネスですが、これはアパレルの分野に留まらず、フィットネスや健…
「ミニマリスト(Minimalist)」はもう古い!ミニマリストやその対極としての「マキシマリスト(Maximalist)」は、どちらも「こだわり」の中にいる状態です。やがて、「こだわり」に遊び飽きたり疲れたりしたら、「ミディアリスト(Medialist)」へと帰るこ…
2017年9月、日本初!の無料スーパーが誕生しました(シェア・マインド)。4月にオーストラリア・シドニーで誕生した世界初(!)の無料スーパー「OzHarvest Market(オズハーベスト・マーケット)」に着想を得たものです。世界中で格差の拡がりが見られる…
個人情報を AI で評価し、その人の信用力(クレジット)を点数化して融資枠を決定する「スコア・レンディング」が日本でも本格化しつつあります。多くの人が「自分のスコア(マイスコア)」に一喜一憂するでしょうが、やがて「クレジットスコア」が独り歩き…