敏感の彼方に

HSPエンジニアがお送りする、前のめりブローグ

人はやがてスマートスピーカの「クチコミ」を無視できなくなる

 

Echosim(エコシム)は Amazon Echo の Web シミュレータ

先日、Amazon(アマゾン)のスマートスピーカ「Echo(エコー)」シリーズ3機種が日本でも発売されました(招待された人だけ)。

 

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クラウド上の人工知能 (AI:Artificial Intelligence)である「Alexa(アレクサ)」と組み合わせた音声サービスにより、Echo に話しかけたり質問を投げかけたりすると、音声で応えてくれます。

 

Echo は、人工知能 Alexa とつながっていますので、使うほどに学習を重ね、どんどん賢くなります。

 

これにより、情報を検索したり、タイマーやアラームを設定したり、買い物リストを作成したり、音楽を再生したり、といったことが、すべて音声で可能になります。また、Bluetooth スピーカーとしても使えます。

 

一方、同じような音声アシスタントデバイス(スマートスピーカ)として、LINE の「WAVE」、Google の「Google Home」、Apple の「Home Pod」なども続々と登場しています。

 

そんなスマートスピーカ群雄割拠の中、Echo 実機を持っていなくても Alexa の実力を Web 上で試せる「Echosim(エコシム)」が、ようやく日本語対応しました。

 

Amazon アカウントでログインし、画面上部の「Language」で「Japanese(日本語)」を選択すると、日本語で会話できるようになります。

 

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Echo 実機の場合は、「アレクサ!」というウェイクワードでの呼びかけで起動しますが、このシミュレータでは、マイクボタンかキーボードのスペースキーを長押しすることによりマイクが起動しますので、これで会話できます。

 

ただ、レスポンスが・・・結構おそい・・・かも。

高速応答を楽しみたければ、Echo 実機を買ってくれ、ということでしょうか。

 

Echo Look : カメラを搭載した Echo ファミリ

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話は変わりますが、米国では、Echo のファミリ製品として、カメラを搭載した 「Echo Look(エコールック)」も登場しています。

 

カメラを使って、音声で全身写真や動画を撮影したり、服装を記録したり、友人と写真をシェアしたり、といったことが可能です。

 

また、Alexa と連携してファッションをアドバイスする「Look's Style Check」というサービスも提供されています。

 

たとえば、2つの服のどちらを着るか迷っている場合に、その2つの写真から、専門家のアドバイス(人工知能)、フィッティング、色、スタイリング、トレンドなどに基づいて、どちらが似合うかを判定してくれます。

 

こちらも、使うほどに学習を重ね、どんどん賢くなります。

 

 

3D ボディ・モデリング企業の買収

さらに、Amazon の注目すべき動きとして、先日、人間の身体情報を3次元で生成する技術で先行していた米 Body Labs 社を買収しました。この技術により、2次元の平面情報(写真など)から、身体の 3D モデルを生成できます。

 

そして、身体の 3D モデルを生成できるということは、顧客の写真などから、その人のを体型を推測できる、ということです。

 

一方、アパレルにも力を入れる Amazon は、「Amazon Prime Wardrobe(アマゾン・プライムワードローブ)」というサービスも展開しています(米国プライム会員限定)。衣類の購入前に試着が可能なサービスです。

スタートトゥデイ(ZOZOTOWN)も同様のサービス「おまかせ定期便」を開始しています。

www.overthesensitivity.com

 

ネットアパレルには、如何に返品率を下げるか、という課題がありますが、顧客の体型情報を入手できれば、返品率を大幅に低減できる可能性があります(もちろん、個人情報の取り扱いの問題はありますが・・・)。

 

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人工知能(AI)が服装やフィットネスをアドバイスする未来

いずれは、体型も加味したファッションのアドバイスを受けられるかもしれませんし、場合によっては、人工知能に服装や体型をダメ出しされることになるのかもしれません。

 

また、体型を定期的にチェックすれば、健康管理にも役立ちます。ヘルスケアは、特に先進国において大きな関心事となっていますからね。

 

Amazon としては、体型の変化を検出して、様々なフィットネス用品や健康食品、フィットネスクラブや病院の情報などを「おススメ」することになるのでしょう。

 

人間は、CM や広告よりも、身近な人のアドバイスやクチコミを信じる傾向が強いですから、Echo を身近に感じれば感じるほど、Echo(Amazon)の「おススメ」を受け入れるようになるはずです。

 

スマートスピーカというのは、世の中の広告が飽和する状況において、従来のネット広告から一歩離れ、より人間的なアドバイスやクチコミという新たな「広告媒体」としての位置付けも担うことになるのでしょう。

 

果たして、人類は今後、スマートスピーカが発するアドバイスやクチコミをどのように受け入れていくのでしょうか。おそらく、スマートスピーカが生活に浸透すればするほど、その影響を無視できなくなっていくでしょうね。

 

 

 

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